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2005年4月15日(金) はれ <5日目>
出発地:山口県萩市阿武町 道の駅 阿武町 現在地:山口県菊川町 道の駅 きくがわ
走行距離:174.9km ★ 計:610.8km 出費:3363円 
★うちわけ★
温泉:500円 GAS:1512円
観光費:210円 食費:1141円


山口県・それもまたよし。



トラックの出入りはのあったものの一般車両はわたしと帯広ナンバーの車のみだった様子。トラックの音も子守唄に聞こえるくらい。最初にああいう経験をしているとかえっていいのかも(笑)。冷え込みも寝袋をひとつ減らしてもいけるくらいで快適だった。

というわけで、あまりの寝心地のよさに7時半起床。何時に起きてもいいのだけど、ここ数日5時か6時だったのでおねぼうした気がするよ。太陽が元気にでていて、今日もいい一日になりそうな予感。

R191にて萩市内へ。さて、どうしよう。
結局萩について調べることのないまま市内中心部に突入。やや道に迷ったところにセルフのスタンドがあったので給油。のきなみ120円台ばかりなのでいいところで入れることができた(リッター115円)。また5月頃値上がりするらしいけど、あと半年くらい待ってくれるとありがたいんだけどなぁ、なんて。

そこのスタンドのおじさんにいろいろ訊いてみると、萩は城下町でその街並みや城跡を散策できるところのこと。親切に市民球場あたりに無料の駐車場があるとまで教えてくれた。通りすぎることも考えたけど、せっかく教えてもらったことだし、これも縁。行ってみよう。

昨日圏外で日記をアップできなかったので作業を済ませてから散策開始。ひっきりなしに団体さんがやってくるので目星をつけて「団体客にに紛れちゃおう作戦」に出ることにした。知らん顔してついていくと、

ガイド姉:「それでは1時間後にこの場所に集合でおねがいしまーす」

はい、消えたぁ(なるほど・ザ・ワールド/キンキン風)。

とりあえず歩き、いろんな旧宅に入ることも出来たので見学させてもらう。江戸時代って医者になるのって資格要らなかったんだ(驚)。どうやって技術を身につけたのか不思議。

のんびり散策しながら約2km先の萩城跡へ。

城跡をウロウロしていると中に指月山(しづきやま・143m)を発見。歩いてみますか。たった標高143mなのに頂上まで730m。山って遠回りなのにね。ナンデ歩いてみたくなるのかこれまた不思議。しかし途中でこんな看板が・・・

「展望台なし」

エーって言いたいけど(笑)。まぁいいか。さっきまでの大量の観光客とは全く無縁の静かな山の木漏れ日が眩しかった。その下に立つとスポットライトに当たっているみたい。

萩城跡と指月山 天からのお迎えです

「あと少しですよ」と途中ですれ違った唯一のご夫婦の一言に励まされぐんぐん歩いていった。それでももしかしたらと淡い期待を抱いたけれど、やっぱり景色は皆無。残念でした(笑)。

萩=こんな感じの街並みが残る 夏みかんゲット

昔ながらの街並みの中に、みかんのような木があちらこちらの庭先に生えている。庭弄りをしている方に訊いてみると、甘夏なのだそうだ。マルマルしていてかわいい甘夏。駐車場のそばの売店で売っていたので買ってみることに。すっぱいのが好きなら、夏みかん!とお勧めされたので、スッパマンのわたしはそっちで。

さっそく食べてみた夏みかんは、顔に皺ができそうなくらい酸っぱかった(笑)。ん、色はオレンジ色なんだけど、はっさくに味が似てるかな。このスッパさは文句ないよ(笑)。

それからR191をちょっとそれて青海島へ。アップダウンが激しいので、ジムにはちょっとかわいそうだけど。中心部外れるとの〜んびりしていてよいドライブコースという感じ。

磯のかおりがしたよ

さらにR191を進む。標識案内には「下関6●キロ」。今日中には行けるかなぁと思いながらジムを走らせる。・・・「千畳敷→」。地図では気になってたよ。でも通り過ぎちゃった。「千畳敷→」。またあった。また過ぎちゃった。「千畳敷→」・・・

何回出てくるんだ。しつこいなぁ(笑)

曲がってみると現れた、ドドンと立ちはだかるかつて見たことない急な坂。


うーん、と登ったその先には。

   
巨大風車出現 景色最高

巨大風車出現。

わたしは勘違いをしていたみたい。「千畳敷」・・・名前からしててっきり海岸に出て、岩が一面広がるような景色が広がっているものだとばかり。でも、そこに広がっていたのは高い場所から見下ろせる大きくて広い海。ナンテことない景色なんだろうけど、これがなかなかイイのだ。

今日は何と道に迷う(間違える)ことが多いのか。まぁ、それはそれで楽しいんだけどね。
大河内温泉に行きたかったのに、行くまでに2度も・・・わかりやすい道なのにね、おばかさん。

そこは先客が一人いるだけで、今日もほぼ貸しきり状態。頭を洗っているとおばあちゃんがやってきて、カランとシャワーを間違えて困ったちゃん♪をしちゃうは、椅子があると思って座ったらしいのだけど、全く見当違いもいいところに座ってひっくり返ってるは。

「大丈夫ですか?」って微笑んで声をかけたけど、内心大爆笑だったわよ。おばあちゃんもおばあちゃんで「(椅子が)あると思ったらなかった(照)」って可愛く笑っちゃってるし。くくくっ。

温泉につかっておばあちゃんと話をした。おばあちゃんはこの辺の人でよく温泉に来るらしい。湧き出る温泉は少し冷たいから、太陽熱で温めて入浴用にしてることや、この温泉街(ってほど大きくないけど)には入れるところが4つあって、ここがいちばん新しく、おばあちゃんが温度的にもいちばん長く入りやすくて気に入っていること、などなど。わたしの旅の話にもおよび、しばらく談笑。一人でいることは全然へっちゃらだけど、誰かとゆっくり話すのも楽しいもの。

先に出ると、最初に入っていた方が出てきた。話をすれば滋賀県から旦那さんと「あてのない旅」をしているそうだ。大きな車なので布団を積んで特に次にどこに行くと決めないで適当に走っているらしい。道の駅に泊ったり、旅館を探して泊ったり。こういう夫婦って憧れるな。わたしも結婚したら、こんな仲良し夫婦になりたいものだ。

温泉効果で、肌がしっとり。またもや道に迷いながら、R491の道の駅きくがわに18時頃到着。雰囲気もいいし、他に県外ナンバー何台かいるし、エッジもばっちり入るし、目の前はスーパーがあって物色したらからあげが半額。温泉卵もゲット。ビールが飲みたかったけれど、安かったラムネで我慢我慢。納豆も買っちゃったし。ウフフ。

今日はおもしろいもの・ひとを発見。

1:飲んでみたいがバカ殿がちらついて買えないでいるもの。
2:こどものクネリ具合が艶めかしい
3:真下しか見てなかった、めっちゃちっちゃいおばあちゃん。いつか車に轢かれるんじゃないかと心配。

今日は海岸沿いで初めてチャリダーを発見。荷物満載の旅人には目が行っちゃう。明日はいよいよ九州突入。でも週末なんだよね。ちょっと怖いな。無事突入できますように。


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