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2005年4月21日(木) はれ <11日目>
出発地:宮崎県日向市 道の駅 日向 現在地:宮崎県 道の駅 ゆ〜ぱるのじり 
走行距離:167.1km ★ 計:1643.9km 出費:3628円 
★うちわけ★
温泉代:300円 GAS:1626円
観光費:300円 食費:1052円
生活用品:300円  通行料:50円


宮崎県・自分の狭い心。


書こうかどうしようか迷ったんだけど昨日と同様、日記なので自分の思ったことを書こうと思います。

今日はとてもいい道の駅にやってきました。

温泉もあって、キャンピングカーも他県ナンバーもたくさんいて、エッジも入って、バッテリー十分な上にいいテーブルがあり、しかもサクサクネットができる(いつもはものすごく重くて時間がかかるのです)環境にいました。ところが、通りがかった一人のおじさんに捕まってしまい、あれだしてこれだして、とわたしのパソコンでネットサーフィンを始められてしまいました(汗)。

何とか寝るといって車に戻ってきたけれど、電池がほとんどなくなってしまったのです。そして時間も・・・おじさんは名刺をくれたけど、「パソコンを使わせてくれてありがとう」の一言もありませんでした。それどころか「まだ時間、いいやろ?」と言われました。わたしが宮崎にもいいところいっぱいありました、と言うと「宮崎なんかのどこがええんぞ」と言われました(注:おじさんは地元の宮崎人です)。人それぞれ、いいと思うことなんて違うと思うのですが。もしかしたら、おじさんは謙遜していただけかもしれませんが。

わたしが××には行ったことないです、と言うと「そんなとこも行ったことがないんか」と言われました。結構、話すこと話すこと、片っ端から否定してくれました。わたしのハアトはそんなに強くないので、「連続否定」されるととても萎縮して悲しくなります。

車に戻ってエンジンをかけてほんの少しだけ充電することにしました。周りの人はそろそろ寝る時間だろうに迷惑なことこの上ないだろうと思って、やっぱり止めました。挿したままパソコンを使うのはやめた方がいいよってオートバックスの人にも言われたし。車旅なのだからできるだけよそ様の電気を使いたくないと思っています。

おじさんは昔、自分が旅行したところを思い出したくて見たかったみたいです。すごく喜んでもらえて、そんな姿を見たらわたしも喜びを共有できそうなのに、それができませんでした。わたしもなかなか思うようにやりたいことや調べたいことまでできない状況だからかもしれません。

リアルタイム日記とは、他の旅人が書いたものを読んでいる分には楽しいですが、実際にやってみると非常に時間がかかるし、書いた後推敲までしているととても電池の余裕がありません(時間的にも)。だから今日は待ちに待った絶好の環境で、いろんなことができると思っていました。わたしは心が狭いのだと思います。でも画像処理から日記をつけるのは最低2時間〜3時間、長いと4時間近くはかかってしまうのです。疲れているから早く寝たい、明日に持ち越すとそれだけ朝の出発が遅れてしまいます。まして充電からスタートとなると。

でも、わたしは急いでいる旅人ではありません。喜んでもらえたんだからいいじゃないか。わかっているのに・・・こんなことならパソコンなんて持ってこないで日記なんてつけなければよかったのかな、と思ったりしてしまいました。自分でやると決めたことなのにそんなことを考えてしまう自分が少し嫌になってしまいました。すみません、グダグダと。でも書くと少しすっきりしました。今日の朝からのことを書きます。

今日も6時起床。昨晩は到着が遅く、寝るのも遅くなってしまったので2度寝に突入。
ようやく7時半頃にもそもそと行動開始。よし!天気がよくて空も青い。気分的に何だかひたすら南下したい気もしたのだけど、神様が行けとお告げする(嘘)。それは、昨日走った道を少しばかり戻ったところにある日向岬。こんな日の岬は気持ちいいに決まっている。

行きは有料道路(軽自動車=50円)を利用。おおー超海が青い(興奮)。今日はものすごい風。ジムはしっかりハンドルを握ってないとフラフラするほど。風は強いけどもちろん窓は全開。体の中の悪いものが吹っ飛んでいってしまいそうな、そんな気分。

遠くに細島灯台

近くの駐車場に停めて少し歩くと、馬ヶ背がある。東尋坊に勝るとも劣らないと言われている(?)断崖絶壁だ。高さ70m・奥行き200m。日本一の柱状岩。怖い(汗)。こういう所は好きなんだけど、勝手に落ちたときのことを考えてしまう妄想族のわたし。エレベーターに乗ったりしても、止まったらどうしよう、そういうときトイレってお漏らしなのかとか、有り得ないその先のことまで勝手に心配してしまう、ちょっと変わった人間なのだ。

馬ヶ背・・・怖い 灯台にはやっぱり青い空! かわいい

さらに登ると細島灯台がある。白い灯台に青い空。それにしても身近に見える灯台だ。かわいい猫を発見。愛嬌たっぷりでさすってあげるとゴロゴロと恥じらいもなく、わたしに彼女の全てをさらけだしてくれた。わたしも脱ぐか?!(危)

花も鮮やかです

花も鮮やかでまぶしいくらい。いい感じの砂浜で昨日買っていたお弁当+納豆で昼食。

R10の手前コインランドリーを発見したのでジーンズを洗っておく。今回初めてお世話になるなぁ。手に取った週刊誌の広末涼子が若すぎると思ったら3年前のモノ。BGMは少年隊の仮面舞踏会。口ずさめる自分ってどうなん(笑)。何だかタイムトリップしたみたい。

これだけ風と天気がよければ乾くだろうと、ジム車内に干して出発。派手な色が多いものでちょっと恥ずかしかったけど、あっという間に乾燥。

R10にて宮崎市を目指すのに、動物園、古墳などの看板を見てもテンションが上がらない。

猛烈な睡魔が襲って来た・・・目はしょぼしょぼ。危ないのでどこかで仮眠しようとしたけれど、鋭い日差しを前に窓を開けても暑くて眠れないわけで。日陰も見つからず。タオルに水を浸し、目に当て少しだけ休憩して出発。とにかく宮崎市の近くにある道の駅へ向かおう。

どうにかこうにか道の駅に到着したときはまだ15時。今日はここまでにしようかなと思っていけれど、照葉大吊橋まで車で30分で行けるらしい。近いんだ。

行って帰ってこれちゃうよ、と思うと目がぱっちり開き、念には念を(謎)と道の駅特製アイスを食べ出発。

綾町の照葉(てるは)大吊橋は、日本一ではなく、今現在何と世界一の吊橋である。300円払って入場。案内には約2km、40分の遊歩道があると書いてある。閉まるのが5時半。到着したのが4時。危ない危ない。せっかく来たのに橋だけ見るっていうのも、もったいない話。せっかくなんだから歩いてみないと。

世界一の吊橋 歩くとこんな感じ
下から見ると・・・

さすがに時間が時間のためか人は皆無。わたしも観光客の一人なんだけど、やっぱり人ごみの中を歩いて人に流されるように歩くより自分のペースでのんびりと見て周りたいので、この旅はラッキーなことが多いと思う。GWに、滋賀の友人のあっぴんが是非来てよね、と言ってくれたけれど、ただ今4月21日。まだこの後滞在日数不明の屋久島が控えている。ペースアップしてもちょっと無理かも(汗)。これでも進むスピードが速いと思ってるんだけど、のんびりすぎるかな。

だって九州、想像以上に楽しいわけで。

そのまま北上しようと思ったけれど土砂崩れで通行止め。仕方なく来た道を引き返し、県道358→R10→R268で道の駅・ゆ〜ぱるのじり迄やってきた。

お風呂にどうしても入りたくて、体に鞭打って距離を延ばし温泉のある道の駅へ来たわけだ。あんなに昨日高千穂温泉がよかったって書いたのに、ほとんどその条件をここの道の駅の温泉はクリアしている(笑)。露天風呂がないかわりに、外の景色は見える(外からは見えないように特殊ガラス?らしい)し、電気風呂も有り。仕切りもあったし、お風呂に花まで浮いている(華)。値段はさらに安い300円。ここ、いいわー。

明日も入りに来ようかな。パソコンをしていたらおばあちゃんに話しかけられた。楽しかったなぁ。おばあちゃん、いろいろ心配してくれてさらにわたしの今後のルートまで練ってくれてありがとうね。そしてその後は上に書いた通り。

明日は高原デー。楽しみだな。早起きして行かなくっちゃ。


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