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2005年4月23日(土) くもり <13日目>
出発地:宮崎県野尻町 道の駅 ゆーぱるのじり 現在地:鹿児島県大崎町 
道の駅くにの松原おおさき  
走行距離:183.3km ★ 計:1907.1km 出費:5380円 
★うちわけ★
温泉代:300円 GAS:2710円
食費:820円 観光費:1550円


宮崎県・つーつーまる フェニックスロード。


初の2連泊。
ベストポジションは他の人に奪われていたものの、第2のポジションをゲット。道の駅・ゆ〜ぱるのじり、暮らせるわ(笑)。お世話になりました。

本日は待ちに待った、宮崎南下の日。R220、通称フェニックスロード。百名道に選ばれている道なのだ。その途中にある、青島の鬼の洗濯板・日南サンメッセ。あぁ、楽しみにしていたのに今日はくもり。でも今までが天気良すぎたから、たまに曇りでも仕方ないよね。

R268→R10→県道17号→そしていよいよR220。気持ちいいなー。意外と早く青島に到着。駐車場という旗を持ったおばちゃんがあちこちに出現。のんびり走りながら偵察をしてみと、どうやら1日500円が相場のようだ。宮島での失敗を思い出し、慌てず騒がず駐車場探しをしてみることに。

するとちゃんとあるんだよね。ちょっと歩くけど。

風が強くてパーカーを着てちょうどいいくらい。もしや、あれか?!干潮のときに見れるそうなのだけど(満潮を知らないので詳しくはわからないけど)一面に広がる転んだら痛そうな岩。

鬼の洗濯板@青島

摩訶不思議。一体何故ゆえにこんな風になっているのか(後で調べてみると、こういう岩を「波状岩」と言うらしく、1500万年以上前にできた水成岩(砂岩と泥岩の累層)が隆起し長年の波の侵食が作り出したものだそうだ)。

それにしてもこの辺りにはいっぱい小さな貝殻があって。夢中で拾っちゃう。あははっ。

ハッ。

気がつけば30分あまり貝殻拾いに没頭。いかんいかん。結構こういう細かい作業が好きなので、ほったらかしにしていれば多分一日中わたしは貝殻を拾い続けてしまうに違いない。まぁ、それはそれでいいんだろうけど、「もうい行くよー」と言ってくれる人がいないこの旅。自分は自分でコントロールするしかないのである。

それはそうと、日南に入ってから目にする「歓迎・読〇巨〇軍」の文字。そう、ここはわたしが愛する〇人のキャンプ地なのだ。青島には神社があり、もしや、と足を踏み入れるとやっぱり!選手が書いた絵馬がずらりと。

    
近づいて見ると?

上原選手が書いた絵馬。

わたしの友達は、仕事や恋で悩んでいたりする。こんな好きなことをしているわたしが言うのもあれだけど、今できることをする。人間ってたまにはサボりたくもなったりするけど(笑)、与えられたことを確実にやっていくのはときどき難しいし、すごく大変なことだと思う。だけど、辞めてしまうことはいつでもできるから。とりあえず今日一日できることをしようね。

・・・と私的なことになってしまうけど、日記だからいいや。悩んでいるわたしの友へ。「がんばる」ってなかなか目に見えないけどさ。

100円パイン

青島にはいろんなところで切ったパイナップルを売っている。これが超うめぇ。多分、10個くらいはぺろりと食べれると思うけど1つでガマンした。

南下していると、最近できたばかりの道の駅・フェニックスを発見。せっかくなのでスタンプを押すために入場しようとするのだけど

入れません(´Д`)。

オープン間もなく、今日は土曜日もあってか満車。割と駐車場が広いというのに、やっぱり立地のよさなのか。

ソフトクリームにえび味があった。気になって気になって仕方なかったのだけど、大行列のあまり断念。しかしソフトにえびを導入するあたり宮崎人なかなかやり手のようだ。

R220あたり・トロピカルです

まだ駐車場に入れなくて待っている人が大勢いたので何となく、早めに退散。日南サンメッセへ。道の駅で200円割引券をゲットしていたので500円で入場。地球をテーマにしているテーマパークのようだ。ジェットコースター系の乗り物はない。
   
モアイ、クリックすると? サンタ・チビモアイ

わたしがここへ来た目的はただ一つ、モアイ。
モアイモアイと何にも考えずに呼んでいたけれど、モ=未来、アイ=生きる・・・未来に生きる、という意味なのだそうだ。結構へぇーへぇーということが多かった。どうしてここにイースター島のミニ版のモアイがあるのか。どうしてモアイはほとんどが海を背中にして立っているのか。等等。

メッセージが現れます

一番高いところに地球感謝の鐘、というのが。音楽に疎いわたしには鉄筋に聴こえたのだけど(笑)、本当はサヌカイトという古代原石の音なのだそうだ。そしてそこにあるメッセージ。これだけたくさんの人がいるのに、わたしが人生の中で出会ってさらに言葉を交わす人がいったいどれだけいるのか・・・

何だかいい気分になってR220を快走。途中見つけた郵便局。あ、お金下ろしておかなくっちゃ。車を止め、落ちていた地図を拾った瞬間、

(゜∇゜||)・・・・ゴン?!

今、確かゴンって音しなかった?!顔を上げてびっくり仰天。

何でフェンスがこんな目の前にあるのよ!!

まさか。
そう思い視線を下げるとそこにはPにではなく「D」にあるレバーが・・・

この、あんぽんたんが!!

初心者でもあるまいし、サイドブレーキだけ引いてパーキングにしたつもりでいた・・・有り得んし(汗)。急いでバック。今度はちゃんと確認し、外へ出ると何と斜め30度になったフェンスが目の前にあるではないか。やってもーた!

おまけにジムまで・・・こんなことに・・・(凹)

プレートもへっこんだ上に、はげちゃった(発狂)。ショック。運転しだしてからぶつけたことなかったのに(´Д`)。

とりあえず逃げるという卑怯な手を考えなくもなかったけど(笑)、正直に言わなくては。・・・とちょうど郵便局の人を発見したのでゴメンナサイと言いに行ったわけだ。

「見てましたよ。わらっちゃいました。うん、大丈夫、これくらい」

あ、見られてたのね、恥ずかしい(焦)。で、おにいさんが「せーの」でフェンスを元に戻そうとするので、一緒になってわたしもやってみる。2人して「せ〜の」・・・と、共同作業。

何とか20度ほどバックでき、おにいさんが「見なかったことにしますから(笑)」と言ってくれたので、すたこらさっさとその場を去ることに。ちなみに肝心のお金は14時を過ぎていたため下ろせなかったという、車をぶつけにだけ郵便局へ行ったわけである。アホすぎる。

それから気を取り直し、都井岬(といみさき)へ。入るのに400円、さらに灯台に入るのに150円。お馬さんの資料館に入ろうと思ったらさらに300円ほどかかることが判明したので灯台だけ。灯台の中に入るのは初めだ。

  
都井岬灯台とその中

景色はいいのだけど、曇り空なのだけが残念。お馬さんがムシャムシャ草を食べている、のんびりしたところだ(寂れている、とも言えるかもしれない)。

R448→R220に再び戻り、鹿児島県・道の駅くにの松原おおさきへ。駐車場も大きくて隣に温泉施設があって便利なところだ。温泉は「舞湯」という、ジャグジーの立って入るバージョンが楽しかった。一人肩まで入れるくらい深い穴が開いていてしたからブクブクと勢いよく泡がでてくるのだ。ブクブクでチ〇が揺れて・・・(そんなにないけど、爆)。かなり混雑していたけれど、ロビーには新聞もあってひさしぶりに目を通せたし。

夜、テーブルがあったのでパソコンをしようとするとおばちゃんがやってきた。「へぇ。ちょっと見ててかまん?」「いいですよ」というと、みよちゃん(おばちゃん・仮名)はへぇーへぇーと珍しそうにパソコンを覗き込んできた。

お友達(みっちゃん)もいたようで、何か気になることがあれば調べましょうか?と言うと、みっちゃんは前に旦那さんと高知に行ったときに道の駅で食べた鰹のたたきがもの凄くおいしくて、その道の駅を知りたいという。どんな特徴だったか、と訊いても、

・少し大きめの駐車場
・海が見える位置ではなかった気がする
・藁を使って目の前で焼いてくれる
・多分高知だったと思う

その4点のみ(笑)。高知の道の駅を調べて一つづつ見せていくが、うーんとのこと。半分くらい見たところでみっちゃんは寝る時間になったのでとりあえず帰ることに。

「おねえちゃん、(お酒)飲めるんやろ?いっぱいやろか」

みよちゃんが車から持ってきてくれたのは冷や冷やのビール。

公園のベンチに腰掛けて1時間ほど話した。
みよちゃんは50歳くらいなんだけど、話すことがいちいち面白くて感覚がわたしとすごく似ている。初対面だというのに安心して話ができた。いろんな旅の話をした。

「パソコン見せてーって言ったときに、え?って顔されたらどうしようかと思ったよ(笑)でもかおりちゃんに声かけてみた。最初にね、あいさつだけはしっかりやっていきたいねー」

始まりはあいさつだもんね。声をかけてくれたみよちゃん、ありがとうね。

寝る前に話したことを思い出していた。あぁ、そうか、みっちゃんとみよちゃんがずっと言ってた「つーつーまる」ってR220のことだったんだ。今、やっとわかったよ(笑)。

日記は明日でもいいや。なんだかすごく幸せな気分。おやすみなさい。

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