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2005年5月2日(月) くもりのちはれ <22日目>
出発地:佐賀県伊万里市 道の駅 伊万里 現在地:佐賀県鎮西町 道の駅 桃山天下市
走行距離:208.5km ★ 計:3824.1km 出費:2566円 
★うちわけ★
GAS:2166円 観光費:400円 


佐賀県・吉野ヶ里遺跡+虹の松原。


じゃーん・ご飯デビュー

無事昨日、飯盒DEご飯デビューを果たすことができた。ちと、火加減が強くて水が多かったかも、だけど。亜米利加に居たときにはももちんとあんなに鍋でご飯炊いたのに・・・腕が鈍ったもんだ。いきなり2.5合も炊いたので朝昼晩と食べれそうな勢いである。まぁ、形がブサイクなのは気にしない方向で。

昨日洗面所でお話した奈良から旦那さんと1週間の予定で九州に来た女性(わたしと同い年くらい)とまた今日も会う。

「もう3週間?やっぱり1週間で九州を周ろうと思うのは無理かなぁ。主人とわたし、全然興味のあるものが違うから」

一人旅の気楽さは、自分の好きなことや気になる方へいつでも好きなだけ進むことができることだ。だけど、興味が例え今なかったとしても、相手の興味あることを一緒に見たり、教えてもらったりすることで好きになるかもしれないし。そういう新しいことへのチャンスは2人の方がはるかにあるような気がする。

気楽でいいやっていつも思っているのに、特にそう感じるのはGWで仲間や家族連れが多いからかもしれない。

7時ごろ起きるけど、外は曇り。R202を北上し有田町へ。焼き物にはこれっぽっちも興味がないんだけど、有田にある「トンバイ塀」(窯を作るのに使ったレンガや陶器の破片を赤土で塗り固めた塀)を見てみたいのだ。伊万里市の中心部でエッジが入ったので日記をアップ。

ジムの車窓より

ところが有田周辺、大変なことになっているではないか。さぶちゃんなら

♪まつりだ〜まつりだ〜♪

と唄うに違いない。

陶器市たるものが催されているようだ。チェックしてみると駐車場代が1000円(学校を解放した駐車場は500円)。うーむ。たかだか(失礼!)塀を見るためにそこまでは出せない。ごめんね。

R35→R34と走り吉野ヶ里遺跡へ。渋滞も手伝って遠かった。もうお昼過ぎだ。今日吉野ヶ里遺跡公園の駐車場代(300円?)が無料デーらしく、ちょっと得をした(・∀・)。

車でお昼ご飯を食べて、探索開始。

吉野ヶ里歴史公園入り口

入ってみるのだけど、想像していたものとは大分違っていた。だだっ広い土地で遺跡発掘作業をしている人がちらほらいて、そういう風景をちょこっと見れる、そんな所かとばかり。

勾玉作りや火おこしを体験できたり、実際に今も発掘している作業を見ることができたり、建物を再現していたり。想像より遥かに広くて、人の手が加わっていて。あ。でも想像以上に楽しめたので◎。弥生時代の人はこんな風に過ごしていたのかと思いを馳せたり。歴史に疎いわたしだけど、学生のときに先生の計らいで、夏休みに岐阜県で遺跡発掘のアルバイトをしたことがあるのだ。おばちゃんたちの作業を見ていていると懐かしくて。

遺跡発掘現場・・・壕です
竪穴住居と内部 偉いさんがいたとされる建物と内部
甕棺墓列

中でもわたしが気に入ったのが、甕棺墓列(かめかんぼれつ)。遠くから見るとコブができているように見えて実に綺麗である。これは名の通り甕の棺おけに亡くなった人を入れて埋めたところ。弥生時代の北部九州だけに見られる特徴のなのだそうだ。手厚く葬られたんだね。こちらの地方の人は情が厚いのかな。

竪穴式住居の中を覗いたり(いくつもあるのだけどそれぞれ中が違うのだ)、ビデオを見たり。建物を再現しているのはわかるけど、遺跡発掘現場って今しているところだけなのかと思っていたら、遺跡を保存するために再び土で埋め、その上に上の写真のような建物を造っているのだそうだ。遺跡の上にまさか造っているとは思わなかったな。いやいや、大分楽しんでしまった。行ってよかった。

虹の松原

遺跡を後にするころにはかなり天気がよくなって来ていたので、唐津市の虹の松原へ。

→虹の松原

松原だけあって松だらけ(おぉ)。ここ、松原は京都の天橋立・静岡県の三保の松原に並び日本三大松原である。松なんて・・・とひそかに思っていたけど、これだけあると壮大で走っているときは何気に感動モノ(笑)。全長約5km・現在約100万本。よく植えたもんだ。

鏡山から松原を見たくなったので、もう少し寄り道。

鏡山から虹の松原

この、くねっと曲がっているとこから「虹の松原」と呼ばれているみたいだ。夕日を浴びて綺麗。

今日の寝床を目指すけど遠い。8時前にやっとこさ到着した。こっそりお湯を沸かしてカップラーメンとおにぎりを食べて満腹満腹。泊りそうな車もそこそこいるようだ。いいポジションをゲットしたというのに、えらくバタバタ音をたててドアを閉める若者がやってきた(右側)。原付に乗った変な若者も現れたみたいだし(左側)。最悪なところに停めてしまったようだ。あーやだな。

・・・とここまで書いたところ、左側の音がエスカレートしてきたので、光が漏れて絡まれたら嫌だと思い早々に就寝準備を。夜中、目が覚めたのが2時前。静かになってる・・・よかった。本当におやすみなさい。

画像の説明が色のところはクリックすると大きくなるか違う画像がでます。

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