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2005年5月7日(土) はれ <27日目>
出発地:長崎県長崎市 平和公園有料駐車場 現在地:佐賀県鹿島市 道の駅 鹿島  
走行距離:71.7km ★ 計:4629.6km 出費:4872円 
★うちわけ★
食費:1632円 駐車場代:1340円
観光費(ロープウェー・市電含む):
1900円


長崎県→佐賀県・長崎市。

昨晩、迷って迷って平和公園の駐車場に着いたのが10時半過ぎだった。

長崎市内には随分前に入っていたのに、どうしてもここの駐車場入口を見つけられなかったのだ。市内のパークアンドライド駐車場は3つある。そのうちの1つの、野球場近くは早々に見つかったのに夜10時以降は入庫できないことが判明。

隣接する松山町駐車場(ラグビー場の方)へおまわりくださいと書いていたけど、その入り口もわからず。市内ではなかなかユーターンもし難いし、そうこうしているとR202を北上するわ、R324の全く違う方へいくわ・・雨が降っていて前も見辛く、平和公園Pを見つけたときは心底安堵した。

軍艦島へ行くときに通りかかったので、急な坂の上に駐車場があるのは分かっていたのに。一体、長崎市内を何キロ走ったんだろう(苦笑)。

駐車場に車は皆無。少し寂しいけれど、気にはしない。車を正々堂々停められるところで眠れたら、もうそれだけでいい。

ちなみに、夜間(20時〜7時)まで、1時間70円という安さ。市内をチェックしていたけれど、良心的な値段のところが多いようだ。

※パークアンドライド駐車場:車を停めて電車やバスに乗りましょうというススメ。そのため駐車料金が安くなっているシステム。平和公園の場合、7時〜20時まで500円ぽっきり。あとの2箇所は(確か)7時半〜22時で500円だったかと。長崎市内は道が狭く、タクシーが大量に止まっている、ちんちん電車が通る、一通が多い等々あるので、電車をオススメしたい。

平和公園の場合、グー

てなわけで、泥のように眠り、8時頃ゆっくり起床。用事も済ませ、朝ご飯を食べて9時過ぎに散策開始。あまりにいい天気なのでニヤけちゃうほどだ。

目の前の平和公園から。

うわ!

まずは目の前に飛び込んできた像。でかい。。これってこんなに大きかったのか。上げた右手:原爆の脅威、水平の左手:平和、折った右足:静、立とうとしている左足:動、閉じた目:原爆犠牲者の冥福を祈っている、という意味なのだそうだ。

平和祈念像=約10m

行く前までは、同じようなポーズして写真撮ろうと考えていたりしたけど、目の前に立つと、ピースして写真を撮ることすら躊躇ってしまうほどだ。でも、ごめんなさい。顔が意外とおじさんなのには正直吃驚。たくましい体からして、20代の男性を想像していたもので。意外と御歳は大きい模様。

公園内には様々な国から贈られた、平和の祈りが込められた像が並んであった。旧ソ連からの像もあったけど、平和を願いながら核開発してるって変な話。ロシアに限ったことじゃないけど。

彼女が背負っていたものは
「和平」
すみません、平和よりも
中国雑技段が浮かびました
噴水の側にはこんなことが

少し歩いたところに、原爆落下中心地の碑があった。この上空500mの地点で爆発し、約15万人が亡くなった。広場では今、子供がお父さんとバドミントンをしている。60年前にそんな惨劇があっただなんてまるで信じられない。原爆資料館に入ってみた。広島は50円、長崎は200円。はるかに長崎の方が展示物が多く、手に触れることができるものも何種類かあったし、映像も豊富でわかりやすかったと思う。

わたしは戦争当時のことは実際よくわからない。未だに中国や韓国の人は反日感情を持った人が多い。日本はどうだろう。日本ももっと早く降参していればこんな悲惨な事は起きなかったのかもしれない。日本にも悪いところはいっぱいあったはず。でも広島に続き長崎でも核という力で何万人もの命を奪った。ひどいことだよね?でも、アメリカが嫌いだという日本人にはまだ会ったことがない。米製品不買運動も聞いたことがない。広島や長崎に住むおじいちゃんやおばあちゃんと話をしたら、やっぱりアメリカは嫌いだって言うのかな。莫大な資金を投資し、開発した成果を見せつけたかったアメリカ。プライドを保つためにその力を使ってみたようにしか感じられない。

原爆落下中心地の碑 被爆当時の地層
中を覗くと

図書館で映画が観れたので、「はだしのゲン」を観たのだけど、一人で号泣。人間は感情を持っているから、そりゃぶつかることもあるだろうけど、平穏に平和でいることってそんなに難しいことなのかな、と考えてしまう。

案内所のお姉さんに訊いて市電の一日乗り放題券(500円)を買いに行き、いよいよちんちん電車@長崎デビュー。

たら子一番、いい名前
(ここで一日乗車券ゲット)
ちんちん電車DEゴー! 長崎といえばアイス@100円

まずわたしが向かった先はめがね橋。長崎に戻ってきた理由の一つがこの橋だ。日本最古の石造アーチ橋で、東京の日本橋・山口の錦帯橋に並んで日本三名橋の一つなのだ。そこでどうしてもやりたかったことがあったのだ。恥ずかしさをこらえ、通りがかったお兄さんに写真をお願いする。

 
もう悔いはないっス!

さ、行くか(汗)。

それからグラバー園近くの「四海ろう(←漢字が?)」へ。長崎ちゃんぽん発祥の地なのだそうだ。

なんか凄いんですけど・・

5階建ての随分立派な建物だ。2Fのちゃんぽんミュージアムという小さな展示コーナーを見学してからエレベーターで5Fへゴー。

ち〜ん

到着した5Fは15分待ちなうえに、ぐるりと見渡せる開放的な食事どころ。すばやく観察してみたところ、一人でちゃんぽん食ってる人は皆無。っていうか一人で入れるような雰囲気ではないのですが(汗)。

「2名でお待ちの山本様〜」

・・・そんなふうに大きな声で呼ばれちゃうわけなのね。ふむふむ。ならばわたしの場合、

「1名でお待ちのかおり様ー」

ってことだよね、だよね、だよね!いやーそれは勘弁してちょんまげ。これは動物園DE一人弁当よりもきついのでは。せめて待ち時間ゼロだったら。。(一人DEラーメン屋もお好み焼き屋も行ったことあるけど、待ちアリはちょっと、ネェ)というわけでせっかく来たのにスゴスゴ退散。チャンポン発祥の地、さらば。

お腹を猛烈に空かせながら(既に2時過ぎ)フラフラとちゃんぽん屋さんを探していたらオランダ坂を歩いていたり、いつの間にか市電5駅歩いていたり、せっかく見つけたと思ったら準備中だったり(昼休憩の時間らしい)しながら、ようやくありつくことができた。長崎だからってどうって感じなかったけど(爆)おいしかったよ。お腹ペコペコだったから(本音)。

オランダ坂 長崎ちゃんぽん 見つけた有名オカマバー

街を歩いていると、坂が多くて、迷路のようで長崎ってパリみたいな感じだ。大通りよりも裏道のほうが◎。

疲れたので、一旦車に戻って少しお昼寝。

それから夜景を見に稲佐山へ。周りはカップルだらけ。一人旅の辛いところだけど、無理やり気にしない方向で(笑)。

猫ちゃんも平和 夜のここも平和
これだけの平和がある みな、幸せであれ

街にあふれている数え切れないほどの、しあわせや平和。壊してはいけないと強く思う。

長崎観光、楽しかったな。こんなに大きな街を楽しめるだなんて思ってもみなかった。

戻って来てよかったよ。そしてまたいつかこの街に来たいと思ったのは、今日この夜景を一人で見たからかな。


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