福井県→石川県・山のはずが何故か海。
8時前に起床。
今日はなおちゃんはお昼からお仕事なのに、泊めてくれて本当にありがとうね。よく眠れました。野菜ジュースをごちそうになり、荷物をまとめて出発です。ん、今日もくもり。石川の方へ向かうのだけどあっちのほう何だかすごい黒い雲が待ち構えているんですけど(汗)。
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まだまだ先は長いのぅ |
途中で、書きかけだった日記を仕上げてR305→R8にて金沢方面へ。
ものすごく悩んだ金沢。行くか行かないか。
「金沢・鎌倉・横浜」
わたしの中での日本三大都市です。何が三大かって、「何だか響きのいい都市」という非常に曖昧なものですが。
でも冷静に考えると金沢って京都みたいなところなんだよね。兼六園=桜も紅葉も雪もない。なおちゃんからもらった情報と合わせた結果通過することにしました。それに、ちょっと急がないといけないかもしれない理由があったので、先を急ぐことにしたのです。兼六園はよかったけど、本当は運転している途中で見つけた「いしかわ動物園」には行きたかった(残念)。
でもいいのです、少し通り過ぎて寄ったSATYでミニソースかつ丼を食べていたら、バケツをひっくり返したかのようなどしゃぶりの雨!こんな中動物園に行かなくてよかったじゃないか、と自分に言い聞かせ、そしてネットを繋いで調べごと。
わたしは木曜か金曜にある場所に居ないといけないのだ。
木曜「か」金曜。
それがくせもので木曜だった場合、今後予定していた能登半島をわたしのペースで周っていると、確実にそこへは木曜に辿り着けないのである。考えて考えた末に、
「能登半島を後回しにして、白川郷へ行く」
というプランを練りだしたのだ。そうだ、そうすれば余裕を持って木曜でも金曜でもいいように準備ができるじゃないか!ナイスわたし。
そしてR8→R159に乗り換える。R304(山の方へ行く道)を探していると見えてきた文字。
「↑羽咋(はくい)・七尾」
どこですか?それ?!
いつものごとく、合っているだろう、と思いそのまま進む。おかしいなぁ、あるはずのR304がないよ?
ちょっと不安になって(なるのが遅い!)、地図を確認。
(゜∇゜||)
しまった。最初の予定通り、能登半島に向かってんじゃん!!白川郷?ナイスわたし?何言ってるんでしょう。最初のプランと何ら変わりません(爆)。
しかもよくよく確認すれば、もうあの波打ち際を走れる砂の道路・千里浜なぎさドライブウェイまですぐです(爆)。山へ行くはずが海になってしまいました。でもどういうわけか、ドライブウェイに近づくにつれて空が明るくなっているんですね。
これはきっと神様が「行け!」と仰ってくれているのでしょう(勘違い)。
えぇい!もう行っちゃえ。木曜に間に合わなかったら・・・いや。間に合うように高速でも何でも使えばいいんだ!(涙)本当に今日はもっとも激しい間違いぶりでありました。
どきどきしながらR249を進むと「なぎさドライブウェイ」とちゃんと案内をしてくれていたのでわたしでもわかりました。てっきり有料道路だと思っていたけど、普通に国道なんですね。
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赤い道路を進んで行くと |
おお!入り口だな! |
おおお!
目の前に現れた長い長い轍のある海岸線。晴れた日に来たかったその思いは強かったのですが、晴れでなくてもこの場所はわたしの心をわしづかみにしてくれました◎。
天気のせいもあるのかあまり車も通らず、どっぷりと一人の世界に入ることができました(凸)。
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こんな感じの道です |
走行中・ジムの車窓より |
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ジムの男らしさを感じました(笑) |
ジム、すまぬ!水浸しT▽T |
いきなり予想外の大きな波が来て、わたしも逃げ遅れ、ジムと共に水浸し。危うくまた砂に埋もれるところでしたが今日はジム、力強く脱出してくれました。逞しいですね。思った以上に長いこのドライブウェイ。最初から最後まで感動しきりでした。ステキな道です。晴れた日に必ずまた来ます!
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また来たいです |
それからR249をひたすら進む。
それににしても寒い。さっきの波でジーンズがびちょびちょになった上に、今日は温度表示でも16度以上を見ていない。寒い・・・ドライブウェイを出ると、ジムの被った潮を洗ってくれるかのようにまた激しい雨が降り出した。
富来町にて、道の駅と「日本一長いベンチ」を発見したのでちょっと寄り道。
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ええい!もう濡れついでに裸足です |
長くて先は見えないのだけど、小雨になったものの依然雨が降っていたので、恐らくこのなが〜いベンチにきっとわたししかいなかったことでしょう。嬉しいような、寂しいような(笑)。そこの道の駅で北陸のスタンプラリー帳をゲット。
「え?もう能登半島?ほら言ってた桜貝、買ってきてね。1000円くらいで買えるだけ。ピンク色のでそこでしか取れんのよ。多分普通の貝よりちょっと高いかも?」
おお、そう言われてみればそんなことを姉に頼まれていました(汗)。電話しなかったらうっかり忘れるところでした、危ない危ない。後から何を言われるかわからんけんね(爆)。慌てて道の駅のおみやげ物やさんで見てみると、小瓶に入ったかわいいピンク色の貝が200〜350円で売られていました。
そこで見つけた新聞の切り抜き。寒いころ、海岸に打ち上げられた貝殻の中にピンク色の桜貝が混ざっていて、持っていると幸せになれると多くの女の子が拾いに来るそうだ。
・・・てことはさぁ、すぐそこが海岸だし、あるんじゃない?!行けと言わんばかりに雨が止んだ。お天道様もしかしてわたしの行動ばっちり観察しちゃってる?
で行ってみました。ありましたよ、あるじゃないですか。
わたくしお得意の貝殻拾いです。最初はどうやら違う別のピンクがかった貝を集めていたようなのだけど(道の駅で見たはずなのに間違うなんて)、よく見ればもっともっと薄い、透き通るくらい薄い、綺麗な貝殻が落ちてるよ!!
でも、薄すぎるからか、全部割れています(泣)。でもそれでも綺麗なんだけどね。何だかガラスみたいだね。
夢中になって拾った。海岸ではわたし一人。いいのだ。楽しいからいいのだ。
だんだん暗くなってきた。
でもね、まだ一つも綺麗な割れてない桜貝見つけれてないよ。何だかね、見つけれたらすごいいいこと起こりそうな気がするよ。でも寒くなってきちゃった。もう1時間以上もここにいるよ。お風呂に入りに行こうかな。うん、あきらめよう・・・。ないものはないんだから、仕方ないよ。
・・・ん
・・・・・んん?
・・・・(☆∀☆)
「あったぁ!!(凸)」
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見つけたよ |
戦利品
左:間違えて最初に取ってたやつ
右:桜貝、ピンクでしょ |
やりました!四葉のクローバーを見つけたような、あんな感じです。うれしかったなぁ。ものすごく小さくてすぐ欠けちゃいそうなくらいかわいらしい桜貝。ねえちゃんのために、と思ったけどこれは絶対あげません、ウフ。
で、電話で報告すると、どうやら透明の花瓶の底に敷き詰めたいらしく、お土産やさんで売ってるような綺麗な形でなくてもいいとのこと。よって、温泉のおばちゃんの情報と合わせ、また明日早朝より貝殻拾いに行ってまいります。木曜か金曜も、金曜でいいことが夕方判明したので、時間的に少し余裕ができました。
桜貝の淡きピンクを一身に 集めて立てり浜の少女は
俵万智さんのこんなウタが詠まれていました。
「しあわせになりたい」そんな欲望は女の子のほうが強いみたいですね。男の子よりもよくばりなのかもしれません。
しかし、ここの温泉、ものすごくよかったです。露天風呂のほうが大きくて(3つあったから)、白い柱に白い8の字のお風呂のブクブクでした。貸切状態だったので、何だかお姫様気分。600円でとっても贅沢な気分になれました。
めずらしく、何だか今日は女子らしい日記です。
それでは、おやすみなさい。
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