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2005年5月26日(木) はれ <46日目>
出発地:富山県氷見市 道の駅 氷見 現在地:長野県大町市 扇沢無料駐車場
走行距離:220.3km ★ 計:7348.0km 出費:7166円 
★うちわけ★
食費:325円 GAS3333円 
観光費(手ぬぐい・埋没林博物館):710円
車関係(エレメント・オイル):2798円


富山県→新潟県→長野県・蜃気楼ロード。

5時半に目が覚めるが、二度寝に入り7時半起床。

空腹感がないので、ご飯は食べない。無理して食べると最近ロクなことないからなぁ。身支度だけでいいので8時過ぎには出発。ここの道の駅は港の近くだからざわざわするかと思いきや、思いのほか静かで非常に快適。ピカピカの太陽が気持ちいい。ただちょっとトイレが遠いのだけ残念。

さて、高岡市の日本三大佛の一つの高岡大佛を目指す。

・・・が見つかりません(泣)。

おかしいなぁ。この大きな公園の近くじゃないのか。日本三大なんだから「高岡大佛→」とかって書いてくれててもいいものなのに。それらしき気配もないんだけど。一度は公園に車を停めたものの、地図を見るとかなり歩きそうなので、やっぱり車に乗って探すことに。

んー何でないのかなぁ。

結局さっきの公園のところに車を止め、駐車場のおじさんがいたので訊いてみる。

「お〜お〜大佛かい。車で行きなさい。結構歩くから、え?場所。「わかりやすい地図」書いてあげるからこっちおいで」

頂いた紙にはこんなことが書かれてありました。

「広小路交さ点 左折五、六00米走ると 坂下交さ点左折
 一00米上ると正面に大佛様有ります。」


ありがとう、おじちゃん!迷わず着けました。わかりやすい「地図」、でした本当に(笑)。

でも、おじちゃんが言ってた通り、何とまぁ大佛様は商店街の坂道を登ったところに普通にありました。無料駐車場も5台置けるスペースのみ。奈良のようなものを想像していただけにちょっと拍子抜けでありました。
日本三大佛・高岡大佛です☆ かわいい手ぬぐいで、フキフキ

大佛様(地上より高さ15m85cm)の側には小さな大佛様が4体(人、と数えるべきか?)おられました。

それぞれ、商売繁盛・無病息災&交通安全・招福除災&開運厄除・学業成就の大佛さまらしく、手ぬぐい(200円)で大佛さまをフキフキするとご利益があるそうな。いろんな神社やお寺に行ってもお守りを買ってなかったので、お守りとして手ぬぐいを購入。もちろん商売繁盛、いやいや無病息災・交通安全であります^_^。これからも元気で事故のないように旅ができますように!

観光自動案内機@100円
・・・古いです
焼け残った木造大佛様
時計みたいです

それから、富山市内を目指し教えて頂いた薬の資料館になっている金岡邸を目指す。

・・・がしかし、またやってしまいました。

道間違えました(泣)。正確に言うと通り過ぎてしまった、というべきです。10kmほどだったので引き返そうか迷ったのですが、泣く泣く断念することに。今日は、他にもいろいろ行きたいところがあったし、行かなければならない目的地が決まっているから。

富山の方はまじめで勤勉だときいてきました。その裏づけ?を取れるところに行きたかったのです。うぅ、仕方ないです。こんなとき、カーナビがあればなんてちょっと思ってしまったりして。

R8→富山県道1号線→2号線で海岸へ。
この辺り(魚津市)は、蜃気楼が見えることで有名な場所。

まずはしんきろうロードの近くにある、魚津埋没林博物館(510円)で、魚津港の海底で発見された木の根っこを見たり、蜃気楼のことについてお勉強。

ほとんどが杉だそうで、海面が上昇したからこんなになっちゃったとのこと。今はここで保存されているけど2000年近くこんな風にあったとのこと。地下水の影響を受けて腐らずに残ったみたいです。そう聞いてもやっぱり不思議です。

すごいです んんっ!!

そして海沿いの蜃気楼ロードへ。
海の駅・蜃気楼の辺りに行くと、すでに人だかりが。車がいっぱいあったのですが、ほぼ、富山ナンバーだったのはちょっと意外な感じ。まぁ平日だし?にしても平日でこんなにいたら、土日は一体どれだけ人が集まるのでしょうね。

人だかり

時すでに12時過ぎ。

わたしに与えられた時間は2時間ちょっとしかありません。普段のわたしなら恐らく見えるまでここに滞在することでしょう。でも今日は長野県まで行かないといけないんです。お願いします、どうか2時間以内に蜃気楼現れてくれないでしょうか・・・。

堤防に腰掛けてひたすら待つ。海の駅に張り出されていた今日の蜃気楼が見える確率は40%。見慣れているだろう人が口々に言う。

「今日は風が冷たい」「気温が低い」「もやがかかってる」

12時を過ぎているのにかなり肌寒い。
2、3日晴れの日が続いて、北北東の風が穏やかに吹く、18〜25度くらいの4〜6月に見えることが多いらしい。温度以外は申し分ないのだ。もやも大分はれて、向こうの方が見えるようになったから。さっき、16度というのを見た。あと少し、暑くなって、お願い・・・

13時30分。依然現れず。

おじさんが言う。

「この間は夕方になって見えた。温められるのに時間がかかったんだな」

蜃気楼にはなぞが一杯あるみたいだけど、立山連峰の雪解け水が富山湾に注いで海の上に温度が違う層ができることに関係しているんだよね?でも、夕方までなんて待てないよ・・・

あと30分だし、どうせ待っても仕方ないかな。それだったら早く動いた方がいいのかもしれない。

トイレに行って考える。どうしよう。どうしよう。

トイレから出ると、さっきより遥かに堤防のところに人が集まっている。も、もしかして見えているのか?

双眼鏡を持っていないので一眼レフのレンズを望遠に取り替えたので覗いてみる。

・・・あれ?さっきあそこに、あんなにはっきりいろんなものが見えていたっけ?橋が見えているのか?

わたしは地元人じゃないからこの景色に見慣れていない。もしかしたらさっきまでもやがかかっていたのが綺麗に見えるようになっただけなのかも?

すると地元の人と観光客のらしき人たちのこんな会話が聞こえてきた。

「ほら、あそこ、ずーっと橋みたいになってるでしょ。あれ、バーコードみたいなやつ。蜃気楼。本当にくっきりはっきり見えるのなんて年に4〜5回。見れない人もいるんだから、これだけ見れたらラッキーやと思わんといかんね(笑)」

・・・




うぉ〜〜〜〜〜!!!(☆∀☆)そうか、あれがそうなのか!!!

蜃気楼
橋みたいにず〜っとかかってます
やや蜃気楼が消えかかっているとき

すみません、デジカメでめいいっぱいです。(もし一眼レフでうまく撮れてたら旅が終わってから写真張り替えますね)

でも、肉眼でもはっきり見えるほど、おじさんが言うバーコードのように橋がかかっているように見えた。蜃気楼は徐々に消えて、またしばらくすると出現。神様、ありがとう、本当にありがとう。行かなくてよかった。待ってよかった。

そしてめでたく蜃気楼証明書ゲット。無料で日付入りのものを頂きました。

蜃気楼証明書ゲット

それにはこんなことが書いてあります。



君は蜃気楼を見たか
いつの時代も
人々のロマンをかきたてる
あの蜃気楼を君は見たか

ときには橋梁
ときには森のように
刻々と変化する海の不思議
まさに
天下の一大奇観といえよう

いま君は
名勝「蜃気楼展望地点」に立ち
この魚津の人でも
なかなか見ることができない
蜃気楼を見た

そう君はいま蜃気楼を見た
まさに慶事というべきであろう

よって証する


結構感動しちゃったわたしでしたが・・・え、クサイ?!

かもしれません。でも今日のわたしには2時間しかなかった。でも見ることが出来た。それがうれしかったんです、やったよわたし(ガッツポーズ)。

そして途中でオートバックスにてエレメントとオイル交換をしてもらった。少々早いのだけど、これから山へ向かうので安心して向かうために今日換えておきたかったのだ。だから先を急いでいたのもあったのです。待ち時間がなかったのでオイル選びから30分弱で完了。オススメのオイルがちょうどキャンペーン中だったのでラッキーでした。しかもレディースデーでエレメントも安くなったし。うん、ツイてるぞ、わたし。

それからヒスイ海岸へと向かった。↑5.5kmと書いてたのに?!全然見当たらなかった。名前の通りヒスイ(ミドリっぽい石)が拾えるそうなのだ。通り過ぎたのかな。

とりあえずR8をおりて海岸へと向かってみる。

川か?!
石ころだらけ!!

(゜∇゜||)

ゴロゴロしてます。何でこんなにいっぱい石があるんでしょうか(笑)。とりあえずヒスイ探しに30分ほど没頭。でもわからない〜石って濡れてると色が変わって見えるんだもんね。綺麗だな、と思って拾ってみるけど手の中で乾くと、ただの石ころ(爆)。でもとりあえずヒスイ候補生をいくつかゲットしました。誰かわかる人がいたら合ってるかどうか見てもらうことにします。

親不知(おやしらず)の道の駅の海岸もゴロゴロ。おばちゃんに訊いてみると、どこか特定の場所がヒスイ海岸と言うものでもなくって、朝日〜糸魚川(いといがわ)辺りまでがヒスイ海岸なのだそうだ。

・・・そうか、と言うことはわたしがさっき拾ったところもヒスイ海岸だったんだな、よかったよかった。でも、ヒスイも魅力があるけど、それより音を聞いているだけで何だか楽しかった。砂浜と違う石ころの浜。波が寄せて、引くときに石も波と一緒に海に帰ろうとするから、「カランコロン」とゲタのような音がするのです。こんな音初めて聞いたよ。砂浜じゃ、音、ならないもんね。

R8:親不知あたり

親不知辺りはこんなトンネルの窓が開いたような道ばかり。何だか素敵。

、と思ったらR148は普通の道より洞門とトンネルの方が多いんじゃないか、というくらいすごい道でした(汗)。はぁ、神経が疲れたぁ。追い越し禁止の片側一車線で高速みたいだったし(汗)。

あっぴんと前に来たときに通った白馬。

白馬、かっこいいです ジムの車窓より・白馬岳かな

ここまで来たんだね。県道45号に乗り換えて、ついに扇沢まで来ました。

そうです、明日は「黒部立山アルペンルート」。

寒いよ。トイレで体ゴシゴシしたけど水が恐ろしいくらいに冷たかったです(泣)。お米を1合炊くのもえらく時間がかかりました。まだたっぷり雪を備えた立山連峰、明日雪の大谷に行けるんだ。興奮して眠れないかもしれないなぁ。

エッジのみならず携帯も(ボーダフォン)圏外だとは思わなかったなぁ。ひさしぶりに公衆電話使いました。明日も晴れますように!


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