長野県←→富山県・立山黒部アルペンルート。
おはようございます。寒くてあんまり眠れなかったけど、それでもぱっちりです。
今日の始発(シーズンによっては今日より早いのが出る場合もある)の黒部ダム行き・トローリーバスは7時半だというのに、5時半起床。毎日旅なんだけれど、やっぱりそれでもスペシャルデーってあるのだ。このアルペンルートは例え大金をはたこうとも、絶対に訪れたかった場所。だから遠足みたいにわくわくしている。山のてっぺんは朝日を浴びてピンクがかっている。晴れてくれるといいなぁ。
昨日、何だかちょっと硬かったご飯をお茶漬けにして食べ、後は身支度のみ。今日着る服も履く靴も、荷物も昨日の夜に全て準備完了。
・・・多分こんなこと、もうない気がする(笑)。
6時頃には徐々に車も増え、20台ほどになったのか。一般的な観光、というよりも、スキーヤーがどうも多いみたいでみんな板を担いでいた。春スキーかぁ。もうすぐ6月だって言うのにここは別世界だ。
6時50分からチケット販売の窓口が開くので賄賂(=ちょっとした気持ちのお菓子・・・ちゃんとしたコネクションによるものですので)を片手に。そしてスペシャルアイテムを無事ゲット!これで今日のわたしは無敵だわ、フフッ・・・笑いがこみあげてきます。にんまり。
今回は日帰りで、ここ扇沢から→黒部ダム・・・(この間は徒歩)・・・黒部湖→黒部平→大観峰→室堂まで、4つの乗り物を乗り継いで行き、室堂周辺をを少し歩き、雪の大谷(雪の大きな壁)を見て、そしてまたここ、扇沢まで戻ってくる、という予定です。
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扇沢駅出発進行! |
扇沢駅→黒部ダム
トローリーバスです |
駅に入った途端降りだした雨。
悩んだ挙句に持ってきた合羽とザックカバー。出番がなければそれでいいと思いながらもやっぱり降ってしまいました(泣)。天気予報を何度も調べたのですが、ずっと今日この日は天気が悪いと予報されていたのです、あぁ、覆らなかったのは残念だけど、嘆いたところで止むわけでもないしね、仕方ないか。
まずは、トローリーバスに乗り込みます。バスだなんて名前がついているけど、正式名称は「無軌条電車」という電気で動く環境に優しい電車の仲間だそうです。
・・・だったらなんでバスって名前にしたんだろうね?
・・・見た目バスだし?!
・・・まぁいっか(あっさり)。
トンネルの途中で長野県から富山へと再び突入。約15分ほどで黒部ダム駅に到着。合羽を着込みザックカバーをして、雨の中歩いていった。三脚片手に持ってるので折りたたみ傘なんてかわいいものは置いてきました。ひさしぶりに合羽という物を着たんだけど、実にすばらしいですね。雨はじくから無敵ングになった気分です。あと、とってもあったかいし。
ここ、黒部ダム駅から黒部湖駅までの間はダム沿いを歩いて徒歩(15分くらい)で移動しないといけないのだ。あんまり行きで時間取って、団体客とかぶっちゃうと待ち時間でえらいことになるし、さぁいそぎましょう!
【団体客優先で個人はピークだと2時間待ちとかあると聞いていたのだけど、結果的にはまだシーズン前だからか、団体・個人の区別はなかったから待ちなしで全部乗れました】
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うぉ〜すごい色!
黒部ダムでかいです!!
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コンクリートバケット
何じゃそりゃ? |
雨なのにこの色!
晴れていたら一体どんな色をして出迎えてくれるのでしょう、黒部湖。放水も6月下旬からでないと見れないとのこと。まぁ、お楽しみはまたの機会にとっておくことにしましょう。ダムの長さは492m、高さは186m。下を見下ろせば足もすくみます、ガタガタ(;∀;)。
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黒部湖駅 |
黒部湖→黒部平
今度はケーブルカー |
展望台に登ったりゆっくり歩いていたので、一本ずらしたためか乗客はたったの4人。こんな形のケーブルカーは京都の石清水八幡宮の近くで乗ったような気がするなぁ。でも、単線つるべ式で全線地下式は全国でもここだけとのこと。結構ケーブルカー好きです、わたし。
約5分で黒部平に到着。
お?雨が止んでいるじゃないか!(凸)
ここから大観峰に伸びるロープウェイ沿いが立山連峰とのこと。でもこちら側は天気がよくなくて写真が暗い(泣)。でも、今にも雪崩が起こってきそうな、そんな迫力満点の景色!個人的にはこの黒部平が一番よかったです。展望台からは後立山連峰が綺麗!
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黒部平→大観峰
今度はロープウェイ |
一本の支柱もない!
徐々に立山連峰がせまってくる
絶景です |
唯一室堂までの乗り物で景色が見れるのがこのロープウェー。その景色がハンパじゃないっす(幸)。めちゃくちゃ綺麗!雪って特別に感じる人が多いんだなぁ。みんなきゃぁきゃぁ言ってたもん(笑)。あ。もちろんわたしもそのうちの一人です^^。でもたった7分で終了。
そして再びトローリーバス。
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大観峰→室堂
もう一回トローリーバス |
立山直下:真下です |
そしてついに途中トンネルの中で立山の真下を通過。よくもまぁ、こんなところに乗り物が通れるような道を作ったもんだ。
そしていよいよ室堂に到着です。ずっとずっと来たかった室堂!
でも。
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雪だらけ
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一寸先は霧(;∀;) |
(゜∇゜||)・・・まじですか!
こんなにもまだ雪があっただなんて。もうすぐ6月なのに(汗)。でもスニーカーで向こうの方から戻ってくる老夫婦を見ていると何だか励まされ(笑)、三脚をステッキがわりにゆっくり歩いていった。
お〜お〜危ないよ〜(怖)。油断してたら滑っちゃうよ〜
ドキドキしながら足元ばっかり見て歩いていた。
そんなわたしに声をかけてくださったご夫婦。
「あそこに雷鳥が見えますよ」
え?
顔を上げると、そう離れていないところにいる、カップル雷鳥。
きゃぁー!!まさかこんなにすぐ、会えるだなんて思いもしなかった。教えてくださったご夫婦にお礼を言って撮影タイムです。やったぁ、これが雷鳥なんだ。
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メスだと思う |
赤いアイシャドーは雄 |
・・・ってわかりづらい写真だなぁ(これも一眼レフで撮れてたら写真張り替えます)。キジ科の高山鳥のライチョウ。冬には毛が真っ白になって、春になると写真のようになるらしい。ちゃんと周りに溶け込めるように変身するんだね。鳥なのにすごいなあ。
それから周りは依然白くてよくわからないまま、人が歩いた足跡を辿ってみることに。みくりが池に行きたいんだけど、行けるのかな。
ちょっと歩くと、石畳の道が現れた。やれやれ、これで歩きやすい!助かったぁ。と一息ついたそのとき、すーっと嘘のように霧が晴れて周りの景色が一瞬現れた。
ひゃぁ
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突如現る、三日月形の青い水溜り |
多分わかりにくいと思うけど、とても綺麗な青色の水溜り。「よく来た、見せてあげよう」と言わんばかりにすーっと現れた景色。そしてまた少しすると一面霧で覆われて白い世界に逆戻り。
幻を見ているみたいだった。
でも、霧が晴れたときに確認した、すぐ側にはみくりが池温泉が見えた。ということは、ここがわたしが来たかったみくりが池なのだ。そうか、今でもまだ凍ってるんだ。あの青い水は池の一部なんだ。想像していた景色と全く違っていたけれど、何だかすごく満足できた自分がいました。
せっかくなので、ぐるっと周って室堂ターミナルに戻ることに。
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オリジナル?春ソナ・ちゅっ |
また雷鳥くん発見! |
雪解け水が流れていて、触れると寿命が縮まるかと思うくらい冷たかった。池の反対側へ来ると誰も居なくて、雪だるまを作って遊んだりしながらテクテク歩いていると、向こうからもテクテクと。
そう、雷鳥くんがやってきたのです。しかもさっきよりかなり近い。
失礼な話、雷鳥って飛べるんですよね?!
さっきのカップルもそうだったけど、人を見ても全然逃げるそぶりがない。今回は一対一。追い回してはかわいそうなので^^;、遠めに観察。何だかとってもうれしいです。わたしだけ見ていられる、ってところが。えへへ。
視界が悪いので道を間違えて(また!)、余分な体力を使った後、いよいよ雪の大谷です。雪の上を歩くのは本当に疲れます(汗)。
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雪の大谷 |
ようやく立山にも光が・・・ |
今日の雪の大谷は3℃で、13m。ちなみにこの壁を作るのに1億かかるそうだ。ちゃんと道路沿いに作るために(バスが通る道がある)、ちゃんとポールを埋めておいて目印をしておくそうだ。
しかしですね、
中国人多すぎです。
それにですね、
あなたたち、雪の壁に棒で落書きしすぎです。
でもね、でもね、
雪に落書きしているはずなのに、なぜか「習字」みたいに、みんな「達筆」なのよ!!
すっげぇ。
・・・だから許してやろう。中国人はみんな字がうまいんだな。やるじゃないか(本音)。
何故そんなおもしろい写真を撮らなかったんだろうと今、思う。まぁ、仕方ない。だってほとんど「陳」とかあきらかに自分の名前だろう文字書いてたからなぁ。そりゃ撮る気にもならんよね。うん、仕方ない。
雪の大谷を歩いた証明書が欲しかったのに、残念ながら4月末で発行は終わったのだそうだ(泣)。簡易郵便局があったので実家に木のハガキを書いてみた。もう旅に出て結構書いたよなぁ、おかあさんはハガキを送るのを一番よろこぶからね。絵葉書2枚に50円・80円切手に風景印つきの立山通行証明書(600円)ゲット。今回はチケットが手元に残らないからね、記念に。
アルペンルートにはそれぞれの駅にハンコがあるからスタンプ集めるのも楽しいのだ。しかも油断してたら1箇所だけでなかったりするし、扇沢→室堂まででも結構押せたのがうれしい。
それからは来た道をまた戻ります。
帰りの黒部平が、すごかった。
今日このために来たのか、と思った。
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言葉になりません |
すごい!
すごい!
すごいよ!!
カナディアンロッキーを思い出したよ。
レイクルイーズ辺りの山がこんな感じだったよ。
黒部ダム行きのケーブルカーを一本遅らせてしばし後立山連峰の景色に見入る。黒部ダムに戻るとまた雨だった。それでもいいよ、この山と空を見れたから。
Hさんに何度もお礼を言ってアルペンルートを去った。何て素敵なんだ、アルペンルート。
また来ます、必ず。
それから白馬に戻り、ジャンプ台へ行ってしばし雨の中遊んだ、わーい、わーい。
前回、はまり(2番目の写真)で撮れなかったもので、ぜひリベンジしたかったんです。念願かなったり、やったよ!でも実はもう閉店していて強引に撮らせてもらったんですけどね、えへ。
身体も冷えたのであっぴんオススメの「倉下の湯」へ。
何がおすすめかというと、開放感あふれる露天風呂と、源泉から直接くるから?お湯が茶色なのだそうだ。
浴室にある真ん中のお湯がたまっているところはかけ湯用で、浴室内には湯船がありませんでした。お風呂に入りたかったら露天風呂しかない。しかもかなり誰でも覗けそうな雰囲気のところでした(爆)。見えないんだろうけど。露出狂じゃないけど、その開放感がよかったです◎。
スーパーに物色しにいくと、かつおのたたきとえびが今日製造で、半額シールが貼られていたので購入。うわぁ、生ものを買うのはもしかして旅に出て以来はじめてかも!車の中で生えびをむいてムシャムシャ食べてたら軽トラで来たおばちゃんに見られてしまった。
・・・カーテンは閉めましょう(教訓)。おばちゃん、びっくりさせてごめん!!海老むさぼり食ってる女子なんて怖いよね!
もう明日にはこの街、出ていくから。
何とか日記仕上げることができました。走行距離が短いと、電池確保が難しいのです。ちゃんちゃんー
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