北海道・3週間に心からの感謝を、利尻島→稚内。
おっちゃんにおやすみを言ってから、手紙を荷を書いた後、アルコールも手伝ってかそのまま爆睡。夜中の2時過ぎに目が覚めて日記が途中だったので書き始める。書き終わったのが朝の4時。その頃になるとパラパラという雨の音が聞こえだした。
礼文のときと同じだ。島を離れようとすると雨が降る。雨なのに今日は何だか安心してまた眠りについた。
再び起きたのは8時。まだ依然雨の音がしているので、テント内の荷物だけ整理していく。しかし確実に所有物が増えました。
利尻だけでも
ガスボンベ2本、醤油、みりん、トレーナー2枚、Tシャツ1枚、テーブル、ケイタイの説明書一式、昔漁師さんが使っていたウキのガラス玉、ミルピスのびん、ホタテの貝殻(大・小)、頂き物の昆布大袋×2、花の本。思い出せるのはこれだけだけど、これだけではないはず(汗)。
雨が止みそうにないので、10時頃に沓形の図書館へ向かい、3日分の日記をアップ。昨日の日記の画像は日記の上での小さな画像だけでも29枚(最多)だったからね。リンクの画像と合わせると。あーこわっ。いやいや、ここでアップできて本当によかったです、ホッ。
図書館から出ると雨が上がっていた。
実は利尻で探していた場所があったのだけど、どうしても見つからなくて、地元の人に訊いても「知らないなぁ」と言われ、諦めかけていた場所があった。
でも、今日ようやくそれらしきものを発見することができた。
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もしかしてこれじゃないの?! |
何で今までわからなかったんだろう。車を停めて、ウキウキ気分で歩いてみる。あぁ、でも少し来るのが遅かったね。ワタスゲと、何かの赤い実くらいでした、色がついていたのは(;∀;)。
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かわいいのにボケてました(泣) |
豆みたい |
サンダルで行っていたので足はビショビショ。でも、誰もいなくてたのしかった。ここにしか咲いていない花があるらしいのだけど、次は是非早めに来て見てみたいな。
戻ると12時を過ぎていておっちゃんはお昼にお家に戻ったらしくいなかった。テントは依然濡れていたものの雨は止んでいたので荷物だけ移動。そうこうしているとおっちゃんが戻ってきたので、ある場所を借りてテント撤収開始。場所を借りれたお陰で、フキフキしながらテントを畳むことができました。
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夢の跡 |
「いよいよ行ってしまうんだな」
「そうだね」
この分だと16:00のフェリーに間に合いそうだ。
「ここに居ると寂しくなるから、草刈でもして気を紛らわせてくるよ」
おっちゃんはそう言って外に出て行った。一人残った管理棟でぼんやり考える。いかんやん。泣いたらいかんやん。そう思っておっちゃんを追いかけた。
「もう一回写真撮ろう!昨日のかわいく撮れてなかったから(笑)」
今日はにっこり笑って撮れたよ。おっちゃんは全然笑ってないけど(笑)。あんまり何もしないで考える時間があると泣いてしまいそうだったので、Kさんちに挨拶に行ってフェリー乗り場に行くからと言って早めに出ることにした。
「おっちゃん、ありがとう。また、必ず来るからね」
「事故だけ、気をつけてな」
そう言ってくれたおっちゃん。本当にありがとうございました。「ゆ〜に」とは、アイヌ語で「湯のある場所」という意味。利尻富士温泉の前にあるファミリーキャンプ場ゆ〜に、をよろしくお願いします(ぺこり)。
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入り口わかりにくいけど |
ちょっと危なかったけど、何とかナミダをこらえてKさんちへと向かう。今までKさんと呼んできたけれど、別にイニシャルがKでもなんでもなかったりします。行くと、奥さんがいてもう1便で発ったと思っていたらしくひどくびっくりしてくれた。そうこうしていると、グッドタイミングでだんなさんの妹さんが来たり、パンチパーマをかけおわった旦那さんが帰ってきたり(笑)、仕事の合間におばあちゃんたちが出てきてくれたり。おばあちゃんがよく来てくれたね、とまたイカのおつまみを一袋くれました。ありがたくいただきます(;∀;)。最後の最後までお世話になりっぱなしだ。
しばしお話をして、みんなで写真を撮りたかったのですが、写真を撮るというとクモの子のようにみんな散っていきました(笑)。だんなさんと奥さんしか残らず、
「写真って言うのは適度に撮っとかないと、葬式のときに困るのになぁ!おい、ばあちゃん!」
呼びに言ってくれたのですがはずかしいそうでダメでした(笑)。
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というわけでパチリ☆ |
本当にありがとうございました。まだ先になると思いますが、写真焼いたら送りますね。そしてフェリーターミナルに向かい稚内行きのチケットを買う。ふぅ、いよいよなんだね。
デッキに出てだんだん離れていく利尻の島を見つめる。島がなくなるわけじゃないのに、また来ようと思えば来れるとわかっているのに超せつない。なんだろうこの気持ちは。
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そう遠くない未来にまた |
ツキミソウ |
しばらくデッキにいたが、寒くなってきたのでいつもの場所へ。でもまたです。船内はせっかくのチャンスなのに画像処理をしたところでノックアウト。船酔い、本当に深刻です。結局1時間以上寝たきりで過ごした。
ヨロヨロと外に出た稚内は都会でした。もう島じゃないんだ。
ガソリン132円。今やどんな数字を見ても安く感じます。あぁ、しまった、洗濯のロープと洗濯ばさみが濡れていたからあとで入れようと思っていたら忘れちゃった。明日にでもおっちゃんに電話して処分しておいてもらおう。ダイソーで新たに買い物をして今日の寝床へと向かいます。ん、意外と遠いなぁ。しまった、温泉に入ってからくればよかった。もう面倒くさいからいいや。でも2日入れないのはいくら涼しいと言ってもやっぱり頭的にキツイ。
ちょっと見えにくいけど、近くにある車、香川ナンバーのラパンに見えるんだけど。しかもおばちゃん一人のように見えます。興味津々!話しかけるチャンスがあればいいな。
都会だね、人がいっぱいいるんだね。夜景がきれいだよ。
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