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2005年8月21日(日) くもりときどき雨・襟裳は強風 <133日目>
出発地:北海道忠類村 道の駅 忠類 現在地:北海道新冠町 
道の駅 サラブレッドロード新冠   
走行距離:183.0km ★ 計:14219.4km 出費:5372円
食費:200円 お風呂:100円
生活費(靴・サンダル):3390円
観光費:105円 通信費:1577円 


北海道・襟裳岬は森進一、タイムカプセル。



参りました。起きたら9時半です(遅)。昨日は寝よう寝ようと思えば思うほど、全然寝付けなくて結局ウトウトしはじめたのが明け方。襟裳岬の近くのアポイ岳(だったっけ?)に登るつもりでいたのにこんなんでは無理です。わたしのばかぁ!

でもよくよく本を読んでみると往復2時間半だと思っていたら、片道2時間半だったんだけどね。

今日もおいしく納豆ご飯を食べて身支度をしてから出発進行。今日もわかってはいるけれど、天気は×。さっきから降ったり止んだりを繰り返しています。あぁ〜あ。

R336は黄金道路と言われる国道。

北海道には西に黄金岬もあり、そんな感じで同様にロマンチックなイメージを勝手に抱いていたのですが、ここの名前の由来は単にこの国道を作るのに莫大なお金がかかったからなのですね。そのままやん!ってとりあえずツッコンでおきます。

ゴールデンロード・・・寒い! いつまでも続く気がした

ひたすら続くトンネル。襟裳岬までの道のりがずっとこんな感じで続くのではないかと思ったほどでした。波は荒々しく、途中車から降りると涼しいを通り越して寒い。これは8月なのか、本当に。

そんな寒さの中、途中追い抜いたカブのおじさんが。てっきり地元の人だと思っていたのに、話しかけてみると和歌山からずっとカブで走ってきて今は北海道の外周を時計回りに周っているというツワモノのおじさんだった。だって、それだけ長く旅をしているのにめちゃくちゃ軽装。でも寝袋一つで野宿もするそうだ。

そりゃわたしの車の荷物を見て「何か商売してるのかと思った」と言われるはずです(してません!)。おじさんとしばらく立ち話をしてから「また会うでしょうけど」と言ってお互いに襟裳岬へと進んで行った。

R336から道道34号に入ると何だか別世界にトリップしたような気持ちなった。なだらかに続いていく風景とわたしには見慣れない木がそこにあったからかな。

木々 道道34号

しばらくするとひょっこり駐車場が現れ、ようやく襟裳岬(えりもみさき)に着いたんだなぁと思った。トンネルの連続もあったからか何だかすごく時間がかかった気がした。外に出るとそこはさっきと変わらぬ突風が待ち構えてきて、腕は大根をすり下ろせそうなくらいイボイボ状態!さ、寒い。急いで厚手のトレーナーを着込み、展望台へと歩いて行った。

襟裳岬 濃霧の先にうっすらと

しかし何だ。「襟裳岬」の看板は2つほどこの辺りにあるというのに、岬よりまだ先があるではないか!(神威岬みたいな感じね)。ということで、テクテク歩いてみることにした。すると強風の中、それでも逞しく咲いている花が。

ツリガネソウ?
かわいいが強風のため接写できず
エゾカワラナデシコ
ケバイ

こんな感じ 続く道

5分も歩くと、そこには展望台があったのだけど、よく見るとまだ先があるではないか!見たら行きたくなっちゃうよねぇ。

 で、さらに進むとそこには何とか丸(忘れた)の殉職慰霊碑があり、もうその先には海岸に下りる道くらいしかなさそうだった。ゴツゴツした岩と目の前には荒れ狂った波が見えるだけだ。ここには「襟裳岬」の看板はないけれど、こここそが先端なのかな、と思ったりした。ふと下を見るとおばちゃんが海に入って昆布を集めているではないか。わたしにはびっくりするような突風でも、おばちゃんたちにはきっと何でもない風なんだろうな。

まだまだ先が こここそが 昆布を抱えているおばちゃん

売店を物色しに行くと2つほどハンコがあったので押させてもらう。100円ソフトがあって食べたかったけどあまりの寒さに食べる気もない。。日付・時間入りの到達証明書を105円でゲット。って今まで集めた証明書、一体何枚になったんだろう。

車の中でああでもない、こうでもないとルートを考えるのだが。どうしよう。でもこのまま苫小牧方面に抜けないときっとこの海岸線は通らないだろうし。しかしエッジの入るところどこかないかなぁ。

し、しまった!!

エッジの地図をよくよく見ると、昨日泊まった道の駅忠類の次の大樹町、そして黄金道路の広尾町でもエッジ入ってたんだ。アップしてくればよかった。小さいから見逃していたよ。ルート次第だけど今日、明日圏外かも。アップするのがこりゃ大変だ。

しばらく車に居るとおじさんがやって来たので挨拶をして去った。ずっと年下のわたしにも敬語で話してくれたおじさん。気をつけて良い旅を!

ドラッグストアで125円でゲットしたカロリーメイトをボリボリ食べながら、ドライブ。襟裳岬の西は随分風も波も穏やかな気がした。途中、車を停めて堤防に腰掛けてみた。あぁ。。早く青い空が見たいなぁ。いつになったら晴れてくれるんだろうね。そんなことを海を見ながらぼんやり考えたりした。

道の駅・みついしで、とうとうお腹が空いたのが我慢できずとうもろこしを1本購入。太さはイマイチだけど長いからいいか。一口二口・・・うまいうまい。三口四口・・・ん?!

あの、しょっぱいんですけど。

とうもろこしの甘さが消えちゃいます、これじゃぁ。でももったいないから食べたけど、こんなにノドが乾いたとうもろこし初めてでした、くすん。

道の駅内を物色すると、建物内に綺麗なシャワールームを発見。しかも5分100円、ちゃんとカギがかかるし、男女別だし、清潔だとくればこれは使わない手はないでしょう。しかし、頭を洗って、身体も洗って5分で終えられるのか。別に200円でも十分安いけど何ていうかほら、せっかくなら100円で済ませたいじゃないですか(ん?)。

結果:ぎりぎり5分で終了したけど、戦争だった(次は200円になってもいいから10分にしたい)。

静内町に入ると帯広以来、ひさしぶりのお店がわんさか立ち並んでいた。もしかしてあるかも?

帯広を過ぎたときに気がついたサンダル(ビーチサンダルじゃなくって、おしゃれサンダルのほう)の不具合。どう不具合かというとですね、今まで何ともなかったのに、色が出てくるようになったのです。

つまり裸足で履くとね、足のウラがマックロクロスケになるわけで(北の国から風)。

で、ず〜っと

「靴」

これを探し続け、聞き込みもしてきたのですが見つからず、ようやく見つけることができました(凸)。お隣にはちょうどカメラのキタムラもあるし、ナキウサギ撮ったフィルムとデジカメの画像もちょっと焼いてもらおう。

スポーツサンダルが欲しかったのだけど季節も終わりかけでもうないとのこと。仕方ないので380円のちょっとおっさんが履きそうな感じがしないでもないサンダルで我慢するとしよう。黒くなるよりはいいや。ホーキンスのスニーカーもすでにあちこち穴が開きかけていてボロボロ。家に帰れば売るほどあるんだけどね(多分20足は)。帰るわけにもいかんので物色。するとサイズが合えばお得コーナーにてデザイン◎、価格◎、しかも防水機能もちゃんとしっかりしたダンロップのものを発見。

わたしはスニーカー系は、ナイキ>ホーキンス>サロモン>コンバースなんだけど。

値段に負けて買ってしまいました。

ちょうどその頃には写真も出来上がり、早速見てみると17枚で巻き上げたフィルムの中にはまず「スコトン岬」が写っていました。

フィルムカメラはこれだと思ったときしか使ってないもんね。写真って時間を閉じ込めるタイムカプセルだね。どれもそのときの気持ちをはっきり思い出せるほどに綺麗に撮れている。礼文の船と海、猫岩、桃岩付近の緑の道、利尻8合目、ロウソク岩、美瑛のぜるぶの丘、ファーム富田、そしてナキウサギ!

やった!ブレずにかわいく撮れてる(凸)。

やっと見つけた やったね

かわいいなぁ(デジカメでこの写真を撮った拡大はこちら。ナキウサギがどんな動物なのかわからない人もこれでわかるかな。家に帰ったらスキャナで改めてアップします)一人で車の中でニヤニヤ。ラベンダーもぜるぶの丘も、デジカメで撮ったのはいまいちだったけど、意外と綺麗に撮れていてうれしい。

車内のあっちこっちにある写真をひっぱりだし、思いついて整理をしていたらえらく時間がかかってしまい、結局、新冠の道の駅までしか移動できず。

お腹が空いたので片隅でスパゲッティを急いで作り、日記作業。でも本当に蒸し暑い。天気も天気だし湿度がすごいや。窓開けると虫が入ってくるし。あぁ、もうちょっと涼しくなってほしいなぁ。


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