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#01 初めてのツーリング・兵庫県但馬妙見山
2008年4月27日(日)
同行者:なし。 バンバン走行距離:260.4km 

●登山コース概要●

名草神社下無料駐車場・・・名草神社(標高750m)・・・
妙見峠・・・(間違って林道を歩く:約4km/1時間)・・・
妙見山(標高1139m)・・・来た道を引き返す・・・無料駐車場

約9km(うち迷ったの4kmくらい)
全行動時間4時間半【写真撮影・迷った時間・休憩・おしゃべりタイム含む】


4月頭に免許を取り、バイクが納車されて以来、初めての遠出である。
まだ近所しかウロチョロしていないわたしにとってはなかなかの一大決心だ。

GWに実家に帰る前に、少し走っておかねば・・・ということで、候補に挙がったのは兵庫県北部の但馬妙見山。関西百名山にこそ、選ばれてはいないけれど、近畿百名山・ふるさと兵庫50山にも選ばれている、この時期ザゼンソウも楽しめる山なのだ。

今日の目的としては、

○長い距離を体験してみる
○姫路バイパスに乗ってみる
○走って山を歩いての疲労度合いを確かめる
○バンバンの大体の燃費を把握する
○妙見山に登るついでにザゼンソウを見れたらいいなぁ

ってな感じ。荷物がくくりつけれないので、山登りセットは今回は背負っていくことに。結構これだけで肩が疲れそう・・・姫路バイパスは、普段のときなら高速並にみんなビュンビュン飛ばしているので怖いんだけど、今日は日曜日。渋滞でトロトロな流れを期待したのだけど、姫路まで意外とスイスイ。

60−70km/hという比較的まったりした流れだったのでワキに汗かくことなく(笑)、無事運転終了。ただ、スレスレで抜かれるとびっくりする。ホント、バイパスとかそこそこスピードが出ているところで、追い越し車線が空いているにも関わらずのムダな接近は勘弁してほしい。

いい天気です R2→R312に乗り換えてからも渋滞は皆無でいい感じでの走行。ただ肩が痛い・・・早いところ荷物をどうにかできるように対策をせねば、と思う。

約90km走った、道の駅・但馬楽座で休憩&ハンコをゲット。もうお昼になってしまったので、作ってきた豚のしょうが焼き弁当をベンチでもぐもぐ。しかし、あれだ。これを人は「ツーリング」って言うのかしら。自分がこういうことをするようになるとは。照れくさいというか何と言うか。ナハハ。
道の駅・但馬楽座にてパチリ
名草神社までの県道267の入り口がどうもわからなくてR312・県道6・R9辺りをウロウロ。んー前に通ったことがあるんだけどなぁ・・・どこだったっけ?しばらく迷ってから看板を見つけ進入。

山道をグネグネ走るのだけど、何かこんな坂道をどんな感じで走ったらいいのかよくわからない。ま、誰もいないしトロくても迷惑かけないから適当でいっか(爆)。この県道がなかなか長く、やっとこさ、名草神社に到着。やっと着いたー!自宅から約3時間。
名草神社のP
名草神社側登山口の無料駐車場

うんざりしながら(笑)荷物をザックに詰めとっとと出発進行。

名草神社までの道の間にわんさか咲いているミヤマカタバミとスミレ。あとから振り返ってみても、最初が一番にぎやかだったかも。

いきなり発見 おやや
ミヤマカタバミ ボケちゃったけど、あら、珍しい色
これも
ミヤマカタバミでいいのかな
みっけ! 日本一なのだ
エンレイソウ 名草神社三重塔

駐車場から直ぐのこの三重塔は、国の重要文化財にも指定されているのだけど、実は日本で一番標高の高いところにある三重塔だったりするのだ。ちょっと地味な日本一だけど(笑)。

いかにも地元の人!という感じの方が下りて来られたので、ザゼンソウは山にも咲くのかと尋ねてみたところ、どうやら山ではなく、名草神社の横手のところだけに咲くのだそうだ。へぇ!そうなんだ。てっきり山にも咲くものだと思っていたけど。

登り始めると、続々と年配の方が下ってきたのだけど、みんなわたしに「ザゼンソウ目的ですか」と訊いてくる。

「?」

いやぁ、まぁそれもあるけど別にそれだけじゃ・・・ゴニョゴニョ・・・と話していると、キャンプ場の方から登ってきた方ばかりで、山に咲いていると思っていたザゼンソウがひとつも咲いていなかった、どこに咲いているのか知らないか、という内容。

・・・直球で「ザゼンソウをご存知ですか?/どこに咲いているか知らないですか?/見ませんでしたか?」って訊けばいいのに、みんながみんな揃ってこんなまどろっこしい訊き方をするのか実に不思議だった。わたしが山に登る目的なんて、頂上で座っているときに話す会話ならともかく、すれ違いざまに訊かないよね(笑)。

結局ザゼンソウがどこに咲いているか知りたいんだよね?

まぁ、花に興味がない人だったら「ザゼンソウ?ハァ?」みたいになるし、ザゼンソウを見るためだけにこの先に行っても咲いていないよってことを教えてくれようとしたのかな?・・・花がたくさん咲く山に登って花のことを訊かれても、こんな感じで訊かれたのは初めてだったから、何だか変な感じだった。

遠まわしに訊く、こういう質問の仕方もある意味、ジェネレーションギャップなのかと思ってしまった今日この頃。ま、どうでもいいんだけど。

先ほど頂いた情報を伝えておく。

割と歩きやすい 見晴らしもなんもない
雪残る登山道 妙見峠

確かに想像していた通り、雪も残っていたけれど、雪そのものよりも雪解け水でぬかるんでいるゾーンが多くて実に厄介。そうこうしているうちに、妙見峠に到着。見晴らしも何にもない、休憩しようとも思わないようなところである。いやーそれにしても展望もひらけない、スミレとカタバミ以外花も咲いていない、退屈な山歩きだ。

こっち>? たくさんあったよ
?林道発見 フキノトウみっけ!

で、この妙見峠からあとは頂上まで1.6km、標高差100mちょっと、だからなだらかな道が続くとばかり思い込んでいて、なぜか途中で何の疑問も持たず林道へと降りてしまう。

・・・で、ダラダラと林道を歩くのだけど、雪が横たわり、杉が道を塞ぎ、それでも乗り越えて進むわけだけど、さすがにこんなノッペリした道を30分(約2km)歩いても着きそうな気配がないっておかしくない?と漸く気づき、どんなに頑張っても乗り越えられそうにない杉が出現したところで撤退を決意。

むむ・・・間違えたか
まわれ右!

林道の途中までは足跡があったのに、いつからかなくなってたもんね。しかし非常に無駄な体力を使ってしまった・・・

で、ひきかえしてみると、ありました。普通に歩いている道をそのまま進めばよかったのに、何故に林道に下りてしまったのか自分で自分がわかりません。思い込みはいけませぬ。

あったー! 近寄れず
道、ありましたー! タムシバ

そのまま帰ろうかとも思ったけれど、せっかく来たことだしと思って、せっせと登っていく。

あと600mくらいだったみたいです
最後の登り

で、登ったのですが、

ついたー! ん?
但馬妙見山(1139m)到達! ・・・景色なし(笑)

途中で引き返していたら、きっと気になってまたいつか登っただろうから、今日のうちに登っておいてよかった!ん。二度と登ることはあるまい。がっかりなのを知るのは早いほうがいい。

と言うわけで、休憩もそこそこにスタコラサッサと下り、名草神社へ。

掃除をされているおかあさんがいらっしゃったので、ザゼンソウについて訊いてみると、近年めっきり減ってしまったと仰っていた。人間による盗掘・いのししや鹿の胃袋へ。おかげで去年は全然咲かなかったそうだ。神社の周りだけでなくもっと下のほうにも、いのししや鹿が現れては畑を荒らしていくらしい。掃除をされていたのに、手を休めていろんな話をしてくださった。かれこれ30分くらい。ありがたい限りだ。

「ザゼンソウ群生地」と書いてあるところには、入らないようにとの看板があるにも関わらず、人間の足跡がくっきりとついている。別にここに限ったことじゃない。平気でロープを越えて花が咲いているところへ、花が咲くであろうところへ入っている人がいる。

「写真が撮りたいがために」・・・そんな足跡を見るたびに何と人間とは愚かで醜い動物なんだろうかと思ってしまう。

何とか逃れられたものたちがひっそりと路地から遠くにいくつかポツポツと咲いていた。「群生地」には程遠い。望遠にして何とかパチリ。去年初めて能郷白山で見たザゼンソウ。うれしかったけど、今年は凄く複雑な気持ち。また来年もこの土地に、ザゼンソウが咲くといいな、と願うばかりである。

なかよしです ひとつ、みつけた
肩寄せ合って咲くザゼンソウ こっちを向いてくれているものも

無事に下りて来れたことを報告と、帰路も無事帰れるようにと神社でお参りをし、帰ることに。

また!
ありがとうございましたー!

途中でガソリンを入れておけばよかった!と思いつつ走っていると案の定プスプス・・・やっぱり!(汗)初めてリザーブタンクに切り替え、国道に出て直ぐに給油。ん。リッター30は走っているようだ。ジムニーの3倍近くかぁ。凄いもんだ。それにしてもバンバンのタンクは小さいから、給油はこまめにしなければ。

あれま
バンバン、止まるの巻

それにしても夕方からは冷え込むし、ヘッドライトに虫が寄ってくるから、ヘルメットの前のところにやたら虫汁が付くし、ボンボン体に虫が体当たりしてくるのがゾ〜っとするほどわかるし、花粉症でくしゃみをしたら音のでかさに一人でびっくりしちゃうわ(笑)・・・

バイクを降りて自分の服を見るのが怖かったです。虫がいっぱいついてたらどうしようかと。幸い、虫まみれにはなっていませんでした。

大きなトラブルもなく、R312⇒姫路バイパス⇒流れが速いので途中からR250で無事に帰宅。どうしたらいいんだろう?ということは多々あったけれど、バイクは道ばたに直ぐ止まって考えられるのがいいね。マイペース、マイペース。愛媛まで帰れる自信がちょっと、ついたデビュー戦でした。

にまっ(・∀・)。

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