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#08 2泊3日・和歌山潮岬ツーリング・和歌山〜奈良 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1日目:2008年10月20日(月) はれ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同行者:本日なし。 | バンバン走行距離:449.2km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●ルート概要● 第二神明(有料道路 約20km)・・R2・・R43・・R26・・ 和歌山県道13・・(貴志駅)・・R424・・R480・・R424・・ 和歌山県道26・・R424・・R42・・和歌山県道41・・潮岬 |
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3:50起床。まだ外は真っ暗だ。 昨日は10時前に寝ただけあって、目覚ましの言うとおりすんなり起きることができた。 今日はばんちゃんと和歌山県の最南端・潮岬で待ち合わせをしている。2人とも今年二輪の免許を取得。夏前からツーリングをしよう!と言っていたのだ。本当は夏に決行するはずだったのに、念願叶わず。ようやく連休が取れてこの日を迎えることができたのだ。 車のナビで調べてみると、潮岬まで約300kmある。 距離はともかく、わたしが怯えているのは大阪市内をうまく走りきれるかどうかということだ。大阪を走りたくないがために、淡路島を走り、徳島から和歌山行きのフェリーに乗ろうかと思ったほどだ(笑)。 お風呂セットや洗顔道具を最後に投入。時間がもったいないので、朝ごはんも食べず荷物を抱えて外に出た。
さぁ、これからは道の駅めぐり! 交通量の少ない山道のR424をブリブリ走り、徐々に南下していく。
しかしまぁ、お店の無いこと(笑)。 道の駅・明恵ふるさと館に到着するも、これといったものが売ってなかったのでハンコだけポン。迷ったけれど、ここまで来たら!とR480にある道の駅・しみずにも行っておくことに。 片道25kmほどありそうなんだけど、またここまで戻ってくるのがなぁ・・・と思いつつも走っていると、「あらぎ島:円形の棚田」とあるではないか。はて。確かに丸い棚田って見たことないなぁと思い、しみずに寄った帰り道に行ってみた。 ほほぉ。こりゃまるい。棚田って地味なんだけど好きなんだよね。狭くて山がちな日本の土地に合わせて、あっちにもこっちにもあんなところにもこんなところにも!お米を作った昔の人の努力と知恵の証。
うっかり見逃してしまいそうな展望台だけど、少し走った先に駐車場も完備。 それにしても、和歌山の道を走っているとついつい見つめてしまうものが。
「政治に新風を!」って・・・わざわざ標識と間違えそうな色形にしなくてもいいでしょうに。でも、こんなの他の土地で見たこと無いけどなぁ・・和歌山だけ?!まぁいいけど。 再びR424に戻り、南下開始。本日3駅目のしらまの里に着いたのはもう13時。さすがに起きてから飲まず食わずなのも限界なので、食べ物を物色するけれど、お土産の乾燥ものが殆ど。 やっと見つけたどら焼きが1個210円という値段で、どんだけおいしいどら焼きなんだ?!と興味シンシンだったわけだけど(わたしの中ではせいぜい1個100円だろうって感じだから)、結局半額になった70円のコロッケパンをパクリ。 ガソリンがかなり危険な状態なので、お店の人に訊くと、あと5分走った左側にスタンドがあると教えてもらい一安心。走り始めると、プスプスいい始めたので 「リザーブ入りましたー」
はぁ、早めの給油を心がけていたというのに、またやってしまった・・・気をつけよう。 ちなみに初めてガソリン料金早見表(笑)で計算してくれたスタンドの1リットルの値段は170円。んーこれだけ下がり続けているというのに、いつのガソリンなのかしら。ま、今の状態なら1リットル300円でも入れてもらったけど(笑)。 14時過ぎ。 県道26号線にあるSanPin中津でハンコを押していると、地元のお母さんに話しかけられる。どこまで行くの?と訊かれたので、「潮岬までです」というと、「もう潮岬まですぐ行けちゃう!42号線で2時間もありゃー行けちゃう!」と。 このままR42に出て、そのまま潮岬を目指そうと思ったけれど、到着が16時かぁ・・ちょっと早いかな?と思い、せっかくなので面倒だけど県道26号を引き返し、もうちょっと道の駅を攻めようと思ったのが大間違い(笑)。 5駅目:水の郷日高川龍游でスタンプをゲットした後、R424を走っていたはずなのに、いつからか「こっちがR424方面」だなんて案内に変わり(じゃ、今走っている道は何号線よ?って話)、コケが生えた道に変貌するもんだから間違えた!と思ってウロウロしたけど、やっぱりその道で合っていたり(笑)、かなりのロスをしつつも、6駅目:みなべうめ振興館には間に合った。セーフ!! だけど! 既にばんちゃんは潮岬についた模様。早い! ご飯も温泉も済ませていくから、19時か20時になる旨をメールをし、走り出す。 R42に出た後、田辺あたりで渋滞にはまり、志原海岸・イノブータンランドすさみの2駅に間に合わず。何気にこの2駅、家からかなり遠いんで外したくなかったんだけど・・・結局またこっちに来ないといかんやん(笑)。 気を取り直し、再びR42をガンガン走る。 時計をロクすっぽ見ていなかったので、あまりの交通量の少なさと暗さに「もう9時くらい?」と思ったけれど、まだ18時。普通この時間だと帰宅ラッシュだと思うんだけど・・・R42の閑散具合に少し怖くなる。 ばんちゃんの情報によると、今日は串本のサンゴの湯はお休みらしい。サンゴの湯といえば、去年のGWに行き、あまりの人の多さのため裸待ちしたところである。 ※轟用語:裸待ち=らまち=すっぽんぽんで洗い場で待つことを強いられること。 串本に突入し、ガソリンを満タンにして温泉は、ばんちゃんが情報を仕入れてくれた浦島ハーバーホテルの温泉(500円)に行こうと思ったところ、ちょうど串本温泉を見つけてしまったのでここでいいや!と入ってしまった。 ちなみに600円。洗い場3つ。R42沿い。 家のお風呂が6つ分?くらいと非常にビミョーな大きさで、人が多いと確実に裸待ちになるような温泉ではある。この日はわたし一人だけで貸切だったので、600円は貸しきり代だと思えば安いもんである。
24時間営業のオークワで、お酒やらお弁当やらツマミやらを購入し、急いでキャンプ場へ向かう。思いのほか暗くて、段差にズッコケながらも荷物移動。 ひっそりとしたキャンプ場中に、お風呂に行っているばんちゃんのテントを発見し、暗闇の中近くにテント設営。
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2日目:2008年10月21日(火) はれ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同行者:ばんちゃん。 | バンバン走行距離:159.2km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●ルート概要● 和歌山県道41・・県道40・・R42・・R168・・R169(R309)・・ 下北山スポーツ公園 |
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「7時から8時の間に起きようや」 6時50分に携帯の目覚ましが鳴ると、明るいテントの天井が視界に広がり、今日も天気がいいんだとわかった。寝ぼけた顔でにんまり。 コンタクト入れを忘れたので着けたまま寝たんだけど、ぱっちり目が開いて一安心(ぴったりくっついて、目を開けるのに数分かかることがあるのだ・・)。海に近いので風が強かったら眠れないかと思ったけれど、ほぼ無風状態で気持ちよく眠ることができた。昨日は暗闇で面倒くさくてかなり横着してテントを建てたから(汗)。 テントの中をゴソゴソと整理し、外に出るとばんちゃんは既に最南端の碑のところまで散歩をしてきたそうだ。 「せっかくなんやから、日の出を見ればよかったね」
本州最南端の碑まで歩いてみることに。前回帰った後で、登ればよかった!と激しく後悔したので今回こそは!と。 足場が定まらず、ばんちゃんに先に越されたけど(笑)。
ばんちゃんと何度も「今日も泊まりたいねぇ」とつぶやく。後ろ髪を引かれつつもパッキング。 泊まりたいけど、泊まったら帰りが大変だしなぁ。2泊3日なのが悔しいけど、それでも貴重な3連休。これ以上の贅沢は望むまい。またの機会に楽しむとしよう。うむ。 駐輪場で話しかけられた神戸の元バイク乗りのおじさまは、かなり潮岬キャンプ場に滞在しているらしく、いろいろ教えてくれた。去年まで400ccのアメリカンバイクに乗っていたそうなのだけど、歳のせいで目が見えにくくなったらしく、きっぱり乗るのを辞めたそうだ。 車もバイクも乗れなくなったらどうなんだろう。。今まで考えたことも無かった。でも、危ないと感じるようになったらわたしも潔く、下りることを決めよう。 有料(確か1泊500円)になる夏の間は、びっくりするくらい人が少ないこと、土曜の夜だとツーリングのバイクが多く20台ほどよく止まっていること(この日のバイクはわたしらの2台のみ。平日万歳だ!)、パッキングの仕方etc・・・お話をしてお別れをした。 果たしてこれが車だったなら、こんな会話があっただろうかと内心思ったりする。
さぁ、行くぞ!走り始めるわたしたち。 誰かと一緒に走るのは初めてだ。 知っているばんちゃんと言えども、期待と不安とが交じり合う。 目指すは、紀伊大島の先端・樫野埼灯台。 今日は海も空も、とても青い。こういう日を、ツーリング日和というのだろう。 過去2回は紀伊大島へは渡っていない。 大橋を渡って、グイグイ走っていく。空に、だんだん近づいているみたい。 たどり着いた紀伊大島の東端には、ちゃんと駐車場も用意されていてバイクを止めテクテク。灯台までの売店で、大島特産のきんかんを使ったソフトクリームが販売されいたので朝からペロリ。
「おまけだよ」とおやじさんが乗せてくれたきんかんの甘いやつは、イイ!!アクセントになっていっそうソフトがおいしくなった。だけど、外のソフトクリームの絵にもちゃんとキンカンの実が乗っかった絵になっていたから、おまけ扱いではないと思うんだけど・・(笑)。 で、食べていたらおかみさんが「バイクで来たの?ここのソフト、有名でしょう?」と。 ハテ・・?! たまたま見つけて、おいしそうだねって入ってみただけだけど?!嘘のつけないばんちゃんと轟は一瞬顔を見合わせ、「有名かどうかはわかりません」と素直に答えてしまいました(爆)。 あとでよくよくツーリングマップルを見てみると、 「特産の金柑を使ったきんかんワインときんかんソフトを販売」 と記載されていたわけだけど、あんまり自分のお店やなんやを「有名でしょ?」とは言わないよね(笑)。 ソフトを食べている間に修学旅行生に抜かされて、混雑しているかしらとガッカリしながら歩いていった灯台だったけれど・・・これが轟心をくすぐるステキな灯台!学生たちはちゃっちゃと帰ってくれたのでわたしたちの独占状態(凸)。
あやふやだった今日の予定は、 「R42からR168・169でとりあえず和歌山の飛び地を目指す」 「伊勢は、今回は遠いから目指さない」 とりあえずまぁ、そういうことに落ち着いた。 紀伊半島の東側をR42を使って北上。 新宮市からR168で内陸部へ。交通量も少ない道を快適に走るのだけど、 さ、寒い。 プルプル震えながら、道の駅・瀞峡街道熊野川に到着。
決して派手さはないんだけど、作ってくれたおばあちゃんのぬくもりがちゃんと伝わった昼食に満足。 お腹も満たしたところで、R168⇒R169にて和歌山県の飛び地、北山村を目指す。 相変らずこちら側からのアクセスだと道が細く、車で通りたくないなぁという道なのだけど、バイクなのでスイスイ。前には無かったような新しいトンネルもあり、快適だったのだけど・・・交通量は皆無。ここに要るんかな、あんな立派なトンネル。。と思わずにはいられなかった。
まさか再び訪れることがあろうとは思いもしなかった、道の駅・おくとろにてしばし休憩。 ここの特産品にじゃばら(柑橘類)がある。そのドリンクを飲んでみたのだけど うむ、確かに味は変わっ照。 前食べたじゃばらと、味が違うような・・何故こんなに味が変わったのかは謎である。シャーベットはあるのだけど、相変らずソフトクリームがないので、是非作って欲しいものだ。 今回も、道の駅に置いてくれている飛び地訪問証明書を頂いてから、今日のキャンプ場を相談。もう14時だからね。 ばんちゃんが調べてくれていたここから20kmほどの、下北山スポーツ公園内にあるキャンプ場に決定。温泉も施設内にあるのもポイント高。
その場所とは、去年訪れた日本百名滝に選ばれている不動七重滝である。 キャンプ場からR169を北へ・・・どれくらいだろう?!何色だか、目立つ小屋のようなものがあった気がするのだけど、入り口もあやふやなので片側通行で止まった際に警備員さんに確認。 「まだまだ大分先ですよ?!」と言われたけれど、言われて数キロ走ると見覚えのある黄色い小屋登場。入り口のところには「不動七重滝」とは書いていなくて「前鬼山」と書いていたんだっけか?とにかく、○○山登山口、というような案内がある。 ここから、5〜6km林道を走るのだけど、前回同様・・・いや前回に増して落石多し。慎重に進んでいく。
実はこの滝、この展望台の数百メートル手前から遊歩道があり、滝を間近で見ることが出来るのだ。ただ、遊歩道というより「登山道」っぽく、遊歩道なのに「橋が崩壊」していることは念頭に入れておかねばならない(笑)。 「うん、せっかく来たんで行ってみたい!」 というばんちゃんの声もあり、滝へ近づいてみることに。 階段を下り、川を渡り、階段を登るのだけど、片道2km無いくらいかな。 ばんちゃんはスニーカー、わたしはローカットのトレッキングシューズを履いていて、強引に渡れるか?とも思ったのだけど うぐ、やはり靴が濡れそう・・ 素直に靴を脱ぎ、ジーンズを膝まで上げ、転がっていた木をステッキ代わりに川を進もうとしたところ・・・ あまりの川の冷たさに怯む2人。「どうする?チョー冷たいよね・・」 ジャポ。 「ば、ばんちゃん!!」 ばんちゃん、川にはまるの巻。 轟、大丈夫か声をかけるどころか。 「ばんちゃん、 行け〜!」 猪突猛進である。もうこうなれば行くっきゃない。 いいきっかけを貰ったってもんである(謎)。 川床の石がいちいち痛いのに、可笑しくて仕方が無くて、お腹が苦しいやら、足の裏が痛いやら。それでも無事向こう岸に到着(笑)。 しかし、何事にも勢いって大切である。うむ(強引にまとめ)。 しばらく川沿いを進み、崩壊した階段を見つけ、よじ登り進んでいく。 「これは知っとる人がおらんかったら行くのは無理だで。よかった、よかった」 とばんちゃんが言ってくれて嬉しいわけである。しかし、序盤で体力を消耗し、思うように足が動かない。 ゴオゴオと音が聞こえたと思ったら静かになり、あの階段を登れば終わりかと思えばまだ先があり。そんなのの繰り返しでようやくたどり着いた不動七重滝。
帰りは、徐々に暗くなってきたので急ぎ気味で。 しかし、またあの川を渡るのはいやだなぁと思っていたところ、向こうへ渡れそうな巨大な岩を発見!期待に胸を膨らませ、少し下り、よくよく見てみたのだけど・・・ あと一歩のところで岩が向こう岸へ届いていないではないか((涙))。 ジャンプしても届きそうにない感じだったので、仕方なく往路と同じく靴を脱いで川へ。 「ばんちゃん、思い切って行くよー」 「超冷たいよね。足の裏、痛すぎ!」 「でも、あとちょっと!もう少しで着くよー!」 アレ?声がしないなーと思ったら、ばんちゃん、えらい後方に居ます!
とにもかくにも、無事渡りきり、残すはバイクを置いたところまで階段を登るのみである。辺りはどんどん暗くなり、ライトで足元を照らしながら重たい足をエッチラエッチラ運ぶ。 「あとちょっと」 「空が見えてきたよ」 「ばんちゃん着いた?」 「うん、あとちょっと!!」 ラスト1歩の瞬間、右手を高々と挙げ 「キター(・∀・)」 気分は と思ったら。 こんな時間、こんな山奥に、車中泊と思われる車が1台。中には男性が・・ やばい、思いっきり聞かれた。ばんちゃん、早く言ってよ(笑)。
かわいいやつめ(笑)。 急いでキャンプ場へと戻り温泉道具を抱えて、施設内にある温泉へ駆け込んだのだった。
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3日目:2008年10月22日(水) くもり後雨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同行者:ばんちゃん。 | バンバン走行距離:212.8km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●ルート概要● R169・・R370・R166・・(奈良県内で迷う(笑))・・ R24・・R25・・R26・・R43・・R2・・第二神明道路(有料) |
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7時過ぎ。 ひょっこりテントの外に顔を出すと、どんよりと曇った空が広がっていた。週間天気予報では晴れになっていたはずなのに・・テンションは下がる。 とりあえず、ぐっしょり濡れたテントをある程度フキフキしながら、(いやいや)畳み始める。わたしにとって、これほど嫌な作業は無い(笑)。
わたしもTRに跨らせてもらったけれど、バンバンと似たバイクなので、違和感は全くなし。ん、やっぱり新車はいいなぁ(笑)。 昨日は近くのスーパーが既に閉店していて買出しが出来なかったので朝ごはん抜きで走り始める。R169を北上開始。
朝食を兼ねた昼食を取る。 道の駅にある、立ち食い蕎麦みたいなもんだし・・と思っていたけど、意外と○。柿の葉寿司って初めて食べたんだけど、葉っぱは除けて食べるのか。お店の人に訊いて初めてわかった(恥)。バッテラみたく、これがまた美味しい。和歌山のラーメンやさんに置いてある早すしみたいなもんなんだ。さっぱりしていて、麺類とよく合う。 ここで2人して会社への貢物を大量に買い、パンパンな荷物の上にさらに詰め込み、シートバッグには雨の用意をしておく。 次の、道の駅・宇陀路大宇陀でばんちゃんとは最後の停車だ。
「またね!」 フルフェイスのヘルメットの中で、ばんちゃんには聞こえない声を出してみる。 今まで一定の距離だったのに、サイドミラーのばんちゃんは、どんどん小さくなっていく。 でも、不思議と全然寂しくなんか無い。それよか、あまりのあっさりさに、笑いが出るほどだ。
多分そう思えたのは、この世の中に あんなに寂しくない別れ方があるのだと知ったからだと思う。 ーおわり。 |
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