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#04 しまなみ海道・四国カルストツーリング・愛媛〜高知
移動日〜1日目:2009年5月21日(木) はれ
同行者:なし バンバン走行距離:約55km
カブ走行距離:147km 

●しまなみ海道を駆ける●


14時に仕事が終わったのに、みんなとおしゃべりして帰宅すると15時。
パッキングをしたり、お風呂に入ったりで18時。
ま、六甲アイランドには遊ぶところもないし、ゆっくり下道で行ったんでいいか。
2時間もありゃー十分だろうと思ったら、本当にジャスト2時間で到着。

出航は22時半。2時間前の到着が早いのもわかるけれど、いつまでたっても港にはトラックのあんちゃん以外、乗客は増えなかった。これもETCのせいなのか、はたまたインフルのせいなのか・・・

カメラを取り出し、静かな港を歩き回りあちらこちらの写真を撮る。
6月のダイヤ改正で、神戸→今治(愛媛県)行きが廃止になってしまうのだ。

今まで何度となく乗った区間。今でこそ、高速バスが出るようになったけれど、愛媛から神戸や大阪へ行くとき、大阪や神戸から実家に帰るときはいつもこの航路を使っていた。

最初で最後です
今治行き。
原付を載せて以来、2度目のバイク乗船です。

神戸港からこのフェリーに乗るときは、実家に帰れるんだというほっとした気持ちで乗ったことが多かったわけなのだ。

この廃止が一時的なものなのかどうなのか、よくはわからない。けど、もう二度と乗ることが無いのかもしれないと思うと、安心できる時間や場所。大切なものを失うような気持ちでとっても悲しい。

21時になったので受付を済ませる。
オークションで株主優待券を入手していたので、バイク+二等寝台=10000円が40%割引の6000円に。記念乗船証も貰った。

貰いました フェリー入港
ありがとう今治港 記念乗船証 太陽がトレードマークです
結局この8人部屋は3人だけでした デッキでたたずむ
2等寝台 次ここに立つのは松山行きのフェリーか、
それとも・・
景色や音やにおい・・いろんなものを少しでも覚えていられるように、ゆっくりと深呼吸しながら焼き付けていく。

いつまでも変わらないものはないんだと思うと、神戸の夜景がだんだん滲んで見えた。

(かどうかは定かではない(笑))
出航です
いよいよ港を離れます

翌朝。

いろいろ考えていると、あまりよく眠れなかった寝台を早々に飛び出す。
今治の街並みが徐々にはっきりとしてくる。

天気がよかったらなぁ なーんにも考えずベンチに座って景色を眺めてた。
もうすぐ船旅も終了
上陸です ぱちり
定刻より5分早い、5:35入港 もう一枚

ただいまー
実家にたどり着くと、母は既に起きていて朝ごはんの用意をしてくれていた。ひさしぶりにりゅうぽん(犬)と散歩。朝の散歩は気持ちいい。

天気予報をチェックすると1日曇りながらも、夕方までは天気がもちそうなので父親のカブを借りて出かけることに。正直なところ、眠くて仕方がないけれど、せっかく帰ってきたのに家でゴロゴロしているのも勿体無い話。

雨がパラパラしていたけれど、直ぐに上がった。

スタートはここから
では行ってきます

今日の目的は、新尾道駅近くにあるトンチンカン(笑)という尾道ラーメン店と、生口島から行ける高根島の高根島灯台の2つ。
あと、帰りに天気がよさそうなら馬島に降りて灯台を探すつもり(多分3基くらいある)。

通勤時間帯です 今日は忘れずパチリ
1本目:来島海峡大橋 大島の道の駅・よしうみいきいき館
あちこちにあります ちゃんと書いてくれています
尾道まで63kmかー チャリ&人道と原付道

来島海峡大橋を渡っているときは、ちょうど通勤時間帯でかなりの原付とすれ違ったけれど大島に上陸してからはまったり。

2本目:大島大橋、3本目:大三島橋を越え、

やっぱり綺麗 こういう海岸線好き
4本目:多々羅大橋 見下ろすとこんな感じ

てなわけで、あっという間に広島県突入。生口島に上陸。

はて、この生口島の北西から高根島に行けるはずなんだけど、全くもって案内が無い。うーむ、この辺から行けるはずなんだけどなぁ・・

とウロウロしていると第一島人を発見したので尋ねてみると戻って適当に右に曲がると行けるとのこと。

適当って(笑)。

ま、いいや。適当に曲がるとアラホント。黄色い橋発見。

橋の上でパチリ あと2.3km
田舎だから出来るワザ みーつけた

テケテケ走っていると、素掘りのトンネルがあったりする。車1台が通れるくらい。

こんなものがあったかー!!

テンションアップ
写真をパチリ

ルンルンで写真を撮っていると、まさかの対向車。しかも、こちらを発見してくれたので入り口で待ってくれている。こりゃかたじけない。

チャンスを窺ったものの、たまーにやってくる車のタイミングが絶妙すぎて撮影は断念。少し走ると、山道へと入っていく道へと逸れていく。

これが荒れたアスファルトで、車といえば地元の軽トラくらいなのだけど、出くわしたらちょっと避けるのが大変かも的な道。カブでよかった。

ドンドン あった
んー車だとどうだろう 最後は歩いて

最後の200mの看板からは山道を歩いていく。

広場が現れ、
階段を上り、
見下ろすとそこに・・・


見えたーけど・・
日本灯台50選 高根島灯台 現る!

・・・というコーフンよりも、なんつーか。

ボロすぎゃーしませんか?!

気のせいかと思い、近くに駆け寄ってボロボロぶりをチェックするわけだけど、うむ。。
こんなに見た目の悪い灯台はなかなかないな。と改めて認定。16年前に改築されているのになぁ・・この状態の悪さは一体。

あ、でもこのずんぐりむっくり型の灯台は好きなので形はタイプであることは言っておく。

カブの元までくだり、せっかくなので高根島を一周するも、標高の高いところは景色が遮られていていまいち堪能できず。

生口島に戻り、ラガールせとだで はっ!かっ!たっ!の塩っ!ソフトをペロリ。

あ、メニューには普通に「伯方の塩ソフト」と書いてあるのでそんなに力を入れなくてもいいです。
意外とおいしい
@260円だったかな

その前に食べた塩ジェラートは塩の甘みとショッパさが両方って感じだったけど、このソフトは意外と塩を前面に出しているわけでもなく、控えめでなかなか食べやすかった。次行ったらはっさくソフト食べようっと。

5本目の生口橋を渡り、因島上陸。
途中、白滝山という案内を見つけたので立ち寄ってみる。

これくらいなら なんの情報も無いままに歩き始める。

展望がよいのかな、程度にしか思っていなかったけれど・・・
歩いてみましょう
出迎えてくれます
この山は一体・・

期待に胸膨らませながら、歩を進める。

ここは五百羅漢と呼ばれる、石仏群であるらしい。中腹から山頂にかけて約700体もあるらしく、あちらこちらで行く人を見守ってくれているようだ。途中、フラワーパーク駐車場の道からと合流していたけど、こちらから来ればそんなに歩かなくてもいいみたい。

到着! おおーっ
白滝山山頂 展望台まで歩くと・・・
因島大橋も見えます
こりゃいい眺めやー

こんなところが島にはあったのか。

何度も何度も訪れているというのに、まだまだ知らないところがたくさんあるものだと思うわけなのである。

ブンブン〜 下ると、ラーメンやさんの営業時間を調べてくれた姉からメールが入っていて、今日は定休日だと教えてくれた。あらま。

それならわざわざ尾道に行くこともないなぁとツーリングマップルを見ていると、因島の北に大浜埼灯台があるのを見つけたので行ってみることに。
マスクをしているので非常に怪しい姿である

駐車場にカブを置いて少し歩き、階段を下るく(数百メートル)必要があるわけだけど・・この灯台、これがイイ(・∀・)。

かわいい建物です
昔の木造の潮流信号所があるのです
高根島灯台と並んで明治に造られた灯台で、この辺りには同時期に造られたものが他に何基かあるようだ。

信号所の建物が記念館になっていたのだけど、鍵がかかっていて見学できなかったのが残念。ただ、ポチっと押すと、大音量の案内は流れてくれた(笑)。

海岸に繋がりそうな階段を下れば灯台まで近づけそうな感じがしたのだけど(不確かです)、お腹が減って力が出なかったので今回、散策はやめておくことに。
晴れていたら。。
いい感じで並んでいる
灯台
大浜埼灯台

お昼をゆうに過ぎていたので、お腹はグーグー。

村上水軍城にでも行ってみるかと移動するも、閉館していて(木曜日は休館・・)、近くのうどんやさんでズルズル。期待していなかったけど、思ったより美味しくてお腹も無事満たされた。

お腹ペコペコ。。 お土産ゲット
意外とおいしかった 思わぬ悲劇が訪れようとは

毎度毎度お土産が似たようなものになってしまうので、広島エリアで会社への貢物をゲット。
ネットを忘れたので、前カゴに入れてブンブン。途中で見てみると、ヘッドライトの熱でナイロンが溶けているではないか・・幸い、直ぐペロンと剥がせたけど。気をつけよう。

帰りには、雨どころか少し青空も見えてきた。なーんだ。

どこかさらに寄り道しようかとも考えたのだけど、寝不足のせいで目がショボショボしてきた。おとなしく、真っ直ぐ家に帰ることにする。

さーて。お昼ねするかー。

なにやら視線が・・






何だ?何だ?



何か気になる・・・










あなたですか



と思ったら、りゅうぽんの熱視線。




食べ物に弱い男

見すぎですから!(笑)

気がついてしまったもんは仕方あるまい。1個あげるか。
ご飯前だからね。魚のオツマミを1つだけね。

りゅうぽんは年老いて歯並びも悪くなったので小さく砕いてでないと食べられないわけで。前よりももっと耳も遠くなったみたい。帰ってくるたびに老いを感じるし、手がかかる子になったけど、りゅうぽんも含めてうちの家族。

なでなでしながら、愛媛に帰ってきたなーとしみじみ思うのだ。


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