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バンバンと行く、日本旅 2013 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
33日目:2013年9月3日(火) 曇り後晴れ、夜は雨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バンバン走行距離:295.7km | 費用:4,682円 (うち、宿泊費200円、ガソリン代1,468円) |
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●出発地● 北海道猿払村ライダーハウスやませ |
●宿泊地● 北海道天塩町 鏡沼キャンプ場ライダーハウス |
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●ルート概要● R238→貝殻の道や道道889→道道254→道道106(オロロンライン)→ (ライダーハウスへ、荷物を置く)→道道106→道道972→R40→道道84→R40 |
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今日は5時過ぎに起きて、6時半には外に出た。わたしもやるときゃ、やるんやから(`・ω・´)。 空は曇ってはいるけど明るいから、晴れてくるんじゃなかろうかと淡い期待を抱いて出発。明日はまた雨予報やから、まだ日中はもちそうな今日、めいいっぱい動いておきたい。 R238を北上し、見つけた浜鬼志別灯台をパチリ。草ボーボーゾーンを掻き分けて接近。 昨日からズームの調子が悪いんやけど、ゆっくり時間をかけてピントを合わせていけば、使える場合もあるということを発見した。時間はかかるけど、大きな街に行くまで、当面凌げたらそれでいいや。
宗谷岬へ進むにつれ、空の色が軽くなってきた。雨が降らないだけでありがたいんやけど、晴れてくれるともっと嬉しいんやけどな。なんて思いながら、宗谷岬までの道のりをかみしめながら走った。 南もだけど、やっぱり最北端・宗谷岬は別格なの。そんなに端っこらしい端でもないし、観光地化されているし、人も多いけどね。何だろうね。地図で見ても、一番シンプルでわかりやすい「先っちょ」だからかな。他の端っこは、地図で見ても「えっ、ココ?」みたいなところが多いもんね(笑)。 7月に鹿児島の佐多岬にたどり着いて、そして9月に
3回目も、またもや曇り空だったのが残念やけど、ほんの少しでも青空が見れたからいっか。朝早くに来たのは、混まないうちに、碑の前でバンバンとともに記念撮影をしようと思ったから。 でもあかんかったわ(´д`)。カラーコーンで封鎖されてて、バイクは中に入れる感じじゃなかったので止めておいた。前はこんなの無かったんやけどな・・・エンジン切って押さずに、乗って行く人もいたからかな。残念。 最北端のガソリンスタンドで給油し、証明書をゲット。あれ?貝殻のお守りはなくなったのかしらと思ったら、5リットル未満だと貰えないらしい(あとから旅人にきいた話)。バンバンで5リットル給油って、結構なドキドキ感を持ち合わせないと、やからなかなか難しい(笑)。 さて、いよいよ白い貝殻の道探しへ。わたしが持っているツーリングマップルにもはっきり書いて無くて、事前にネットで調べるも入り口をわかりやすく書いてくれている人を見つけだせなかったので、地元の方にきいて侵入。
あったよ、白い貝殻の道(・∀・)。 あー青空なら、もっと白い道が映えるんやろうけど・・・仕方ないか。なんてね。こんな曇り空でも、めっちゃテンションあがったよ(*´艸`*)。 終わっちゃった(´д`)。 でも、誰も居なくて、写真撮り放題で本当楽しかったな。今のところ好きな道、暫定一位やね。 長さ的にはどうだろう?2〜3キロくらいなのかな。周りは牧場・牧草地帯なのでそれらのトラックの消毒用なのかしら?と思うんだけど、違うかな。 ま、理由はどうであれ、こんな道が存在するなんて素敵じゃない。車でも通れる幅はあるけど、離合できる場所はあんまりなかったと思います。もっとズルズルに滑るかと思ったけど、下は思ったより全然締まっていたから、普通に走れた。ほとんどのバイクは走れるんじゃないかと思うけど(責任は取れん)。 これまた人の居ない宗谷丘陵をトコトコ。 ここは宿題として残していた場所だったけど、残さんでもよかったよね(笑)。それくらい気持ちよかった。曇り空でも関係ないね。 国道おにぎり同様、牧草ロールも今まで何巻と見てきた自負はあるんやけど、これがなかなかないの。わたし好みのロールが。でも、やっと!見つけれた。きちんとしていない、ちょっと、ダラってしてる、ゆるーい感じ。 そもそもきっちり並べられてもいない、あちこちに散在しているロールが、ピチっと巻かれてそこにあるなんて、北海道の景色にあわないのよ(笑)。 そして途中で発見した、(多分)雄牛。実はわたし、乳牛農家に居たもんだから、一回も雄牛に遭遇することがなかったの。受精は全部精子カタログたるものから、選りすぐりの種を受精師さんが付けてくれていたしね。 でも、びっくりしたよね。他の牛(多分乳牛の雌)よりあきらかにでかい(゚Д゚)。身体もだけど、顔が。それっぽいものも付いてる感じするしね(失礼)。雌の中に居たってことは、種牛なんだろうけど。初めての雄牛を興味津々で観察してしまった。好奇の目で見てごめんね。 宗谷岬へ下って行く手前に広場があったので、少し散策とバンバンの拭き掃除・チェーンにオイルをさしておいた。 展望台があったので上ってみると、宗谷岬の碑のところに黒山の人だかりが。どうやらチャリダー軍団のようで、15〜20人ほどが、自転車を持って碑で集合写真を撮っている模様。いやいや、早朝や夕方じゃなくって、この時間(朝10時)にやるその勇気が凄い。 宗谷岬まで下りていって、売店が開いていたので2つのお店で最北端の証明書をゲット。1枚100円とお手頃だ。よし、じゃ、稚内・ノシャップ岬方面へ行くか、と走り始めるとどんどん青空が広がりはじめ、海は鏡のようになっていた。 もしかして・・・と思い、引き返して貝殻の道をもう1回走ることに。 うん、これが限界やったわ(笑)。でも、もう満足。納得した。 稚内市内へ入り、まずは日本最北端の駅・稚内駅へ。最南端ではないけど、最終の駅である鹿児島の枕崎駅に行ったときにも衝撃を受けたけど、稚内駅もだったよね。 建て替わって、ピカピカの駅になってた(´д`)。駅の窓口では、最北端の駅の証明書が記念入場券とセットで320円で販売されている。 近くには、道の駅・わっかないも出来ていた。けど、うーん。何でもかんでも新しけりゃ(以下略)・・ 近くの防波堤ドームに行ってみたり、稚内公園の氷雪の門へ証明書を買いに行ったり。 今日はお昼ご飯は、ノシャップ岬の漁師の家で食べようと思っていたけど、すんなり入れてよかった。
昨日まで漁に出れなくてなかった(?)うに丼が、今日はあるとのことで食べさせてもらった。やったね。ホタテが食べたかったのでうにホタテ丼にしてもらった(稚貝のお味噌汁付きで1500円)。なにわナンバーのハーレー乗りのお父さんと相席で頂いた。 けど、やっぱり、あの肉厚ホタテは猿払じゃないと食べれないのかな。おいしかったけど、昨日の今日だと物足りない感じがして、全面うに丼(同じ1500円)のままの方がよかったなぁと正直思ってしまった。いや、本当に繰り返して言うけど、おいしかったの。でも、やっぱりウニは6〜7月の利尻のウニやね(笑)。 お腹を満たした後は、ノシャップ岬へ行って写真を撮ったり、売店でまたまた証明書を買ったり。もう稚内市内に入るとすっかり青空で、テンションあがるよね。昨日まで天気が悪かったのをすっかり忘れちゃうくらい。 宗谷岬では17℃だったけど、大分気温があがってきたみたいで、歩いていると軽く汗ばんできた。関西はまだまだ残暑が厳しいんやろうな。でも、じんわり汗をかくのすら、ひさしぶり。随分遠くにきたもんだ。 思い残すことがなくなったら、いよいよ北海道と言えば!という、道道106のオロロンラインで南下開始。本当はこの道を北上して宗谷岬に行く予定やったけどね。左手に海を見ながら走るほうがやっぱり雰囲気でるのかな、と思ったけど、結局どっち向きでも気持ちいいよね(笑)。 自分のお気に入りの場所を探しながら、バンバンとともに進みます。 オロロンライン、約70キロのほぼ信号のない道のはずやけど、2時間もかかって天塩に到着。いやー楽しかった。北海道にはいくらでも壮大で雄大な、度胆を抜かれる道はたくさんあるけど、オロロンラインはそのうちの1つであることは間違いないのを再確認した。 バイクで来れるのは、きっとおばあちゃんになってからだろうと思った北海道に、今のうちに来れてよかった。いろいろあったけど・・・、本当にそれには単純に感謝する(・∀・)。 前にもお世話になった、鏡沼キャンプ場のライダーハウスにお世話になります。前は1泊100円だったかしらね。値上がりしても200円と言う、ありがたい料金で泊まらせてもらえるライダーハウス。 あ、ちなみにここはテントサイトだと500円というちょっとよくわからない値段設定です(笑)。男子部屋が新しくできていて、男子部屋2、女子部屋1となっていました。女子部屋はこんな感じ。 東京大学生チャリダーの女子が居た。挨拶をして、荷物を置いてから豊富温泉方面へ。幌延に展望台があったなと思い、寄ってみることにした。 やっぱり、道東と道北が好きだわ、わたし(・∀・)。と、しみじみ。次は絶対絶対、バイクで利尻島に行くんだ。 走っていると、牛さんの超密集地帯を見つけた。牛さんって近寄ると、凝視してくるよね。そんなに見つめられたら照れるやん(笑)。 ゴールド?のようなセレブ色の牧草ロールも見つけたしね(シルクロールとわたしは呼んでいる)。あと嬉しかったのが、フラフラ走っているとレティエを発見できたこと。 豊富の外れにある、アイスクリームやチーズを販売しているお店。小さな案内を見つけて走ってみたら「こんなところに?」というところにあった(早い話、ご主人も言ってましたが辺鄙すぎるのです、場所が(笑))。温泉に入る前に何かお腹に入れておきたかったからうれしい(・∀・)。誰かのブログで見て、行ってみたいお店だと思っていたけど、偶然発見できるなんて。 17時手前の遅い時間に到着だったけど、お店はオープンしていて、気のよさそうなご主人が対応してくださった。牧場をしたいと思って神戸から道北に移住してきたらしい。 このお店から少し離れたところに牧場はあるようだ。何でこの道北を選んだんですか?と訊くと、土地が安かったことと、放牧の牧場がやりやすい土地だった(具体的な理由を教えてくれたと思ったけど、ごめんなさい、忘れちゃった)、と仰ってました。 他の牧場と提携して(?)、生産・製造・販売と一貫しているレティエ。何だかそういうのいいじゃない。ご主人のラクレットを用意してくれている口元見てもわかるでしょ?(*´艸`*)気のよさそうな、酪農が大好きなんだろうな、という人柄が伝わってくるの。 えーっと、えーっと、と悩んで、ハスカップのシングルアイスと、ラクレットのパンと、搾りたて牛乳を選択。ラクレットは初めて食べるよ。わくわく(・∀・)。 まぁ、見た感じわかるように、パン焼き過ぎやんね(笑)。でも、チーズがおいしい(*´艸`*)。おまけで端っこのちょっと苦みのある部分のカリカリチーズもつけてくれたけど、あぁ、ワインがあったら最高なんやろうな。ワインなんてオサレに決めんでも、ビールでもええんやけど(笑)。 ジェラートは割とあっさりタイプで、ラクレットを食べてなかったら、ダブルで他の味も試してみたかったけどね。ガツンと濃厚なのが好きな方には合わないかもだけど、わたしのようにすっきりした味が好きな人向きかも。牛乳がおいしかったから、多分他のアイスもおいしいと思うよ。 ご主人が最後まで話し相手になってくれて、楽しい時間を過ごせた。また道北に来ることがあったら寄ろうっと。 それから豊富温泉へ。前に入り逃してたから、今回は絶対に入りたかったの。ここは言わずと知れた、石油成分が含まれている「油くさい温泉」で有名。500円の料金で「一般用」も「湯治用(長時間入っていられるようにちょっとぬるい)」も、どちらも入っていいとのことで、両方堪能させてもらった。 湯治用は、皮膚病やアトピーの方がよく来られているみたい。本当にガソリンのような匂いが充満していて、本当にここは温泉なのかと思ってしまうほど(笑)。湯治用は意外と混みあってて、なかなかゆっくりできなかったので、一般用へと移動すると、広くてゆっくり入ることができた。 温泉に入って座ると、お尻がツルンツルンになるの(*´艸`*)。油成分が沈殿してるんやろうね。初めは、ん?と思った匂いも徐々に慣れてきて、露天風呂も何にもない温泉なのに、すっかり気に入っちゃって小一時間入っていた。温泉としては一番好きな温泉かも。 休憩所で受付のお母さんと、常連のお母さんと何の拍子にか話が盛り上がり、気になる天気予報をテレビでチェックするも全道的に青一色でみんなでがっかり。これから天塩まで帰るというと、気を付けてと見送ってくれた。すっかり暗くなっちゃったけど、気を付けて帰るね、ありがとう。本当にいい温泉だった(・∀・)。 いや、それにしても今日は超満喫の1日だった。楽しかったなぁ。 明日もやっぱり雨かぁ。 豊富温泉がもっと近かったら、明日1日過ごすのになぁ。明日朝から雨だったらどうしよう?
宗谷丘陵や白い貝殻の道がうまく地図で出なかったし、走ったルートが複雑で正確ではないけど、大体こんな感じです。 この日のほぼリアルタイムブログはこちら。 |
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