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バンバンと行く、日本旅 2013
47日目:2013年9月17日(火) はれ
バンバン走行距離:?km  費用:1,638円
(うち、ガソリン代1,258円)
●出発地●
北海道比布町ブンブンハウス
●宿泊地●
北海道帯広市大正カニの家

●ルート概要●

R40→県道37→R237→道道966→美瑛・富良野をうろうろ→
R237→R38→R274→道道133→R241→R236



意識の遠くでニンジャ兄さんが用意をし始めたのがわかった。
わたしも起きなければ・・・モソモソと動き始めて、ようやく5時40分頃に外に出ると、かっこいい白ニンジャが外で待機していた。ちゃんと起きれてよかった(・∀・)。

ナンバーもちゃんと控え(笑)、兄さんがパフォーマンスをしてくれたのでシャッターを切った・・・

兄さん、一番に出動(`・ω・´)
乗ってるとこ見れた(笑) 気を付けてね!

のはいいんだけど、どういうことだか全部ブレていた。これはショックすぎる・・・ま、また今度撮ればいいか(・∀・)。

最後の最後でライダー姿を見れてよかったよ。ニンジャ兄さんはあと残す1本のホクレンフラッグの黄色を求めて函館方面に走るそうだ。9月中旬ともなると、そこまで行かないと残っていないらしい。

神戸の人だけど今は関東に居る。でも、また次会えるのもきっと北海道なんだろう。3日間本当にたくさん笑わせてもらってありがとう。道中気を付けてね。見えなくなるまで福島くんと手を振った。

それにしても今日はひさしぶりのいい天気だ。
よし、次はわたしやね(・∀・)。

なにわ父さんのハーレーの証拠写真を撮り、荷物をまとめてバンバンに載せて出発の準備が完了した。

かっこいいハーレー!
なにわ父さんと管理人さんとパチリ

管理人さんとお話をして、起きてきたなにわ父さんと3人でパチリ。まだ7時にはなってない、わたしには早い朝。本当は一番最後に出たいんやけどな。見送られるのには慣れてない。

免許を取った年に、ばんちゃんと和歌山の潮岬へツーリングに行った。そのときに、バイクに乗っているときの別れは辛くないって発見して、それから5年近く経ってもそれに関しては揺るぎなかったのに、今日のわたしはひどく動揺している。バイクに乗っていても、泣きそうになることってあるんだね。

2人に加え、ヨーコさんと福島君も見送ってくれ、4人に大きく手を振って4日間もお世話になったブンブンハウスを後にした。管理人さんはわたしから見ると、失礼な言い方かもしれないけどおじいちゃんだ。夏の間だけ旅人の宿になる比布駅横のブンブンハウス。

夏の間だけとはいえ、3〜4か月毎日毎日やってきて管理をしてくれている。町の役場の方にも自分の携帯を使って毎日報告しなければならない。それをもう3年もやっている。

「結構大変だ」と管理人さんは言うから「もう来年は管理人さんをしたくない?毎日毎日来るのは面倒やし、もう4年目はいや?」と訊いてみたら、にやっと笑って「それでも(来年も管理人を)やりたい」と言ってくれた。

利用者の一人として、こんなにありがたいことはないよね。またいつか泊まりに来たいなぁ。「さびしいな」と言ってくれた管理人さんに、また会いに来たいな。うん、来れるような仕事を見つけよう(・∀・)。

ひさしぶりにバンバンに乗ったような気分で、とっても新鮮な朝。
今日は美瑛〜富良野を適当に走ってみようと思う。

気持ちいい朝(・∀・)
なんちゃない景色でも綺麗に見えるんだよなぁ 美瑛のどこか
木の向こうにバンバン(・∀・) 整備されたグランドみたい(笑)
既にどこかわからない(笑)

まだ少し時間が早いせいか、静かな美瑛。少し寒くて、空気が壊れていない感がたまらなくいい。どこかよい景色はないものかとバンバンをトコトコと走らせる。

それにしても静かな美瑛だなぁ
いい景色みっけ(・∀・)

この雲いいやん。
セブンスターの丘だったかしら?

バンバンを入れようと思うとむずかしいなぁ・・
何とかっていう展望台 あげたてでホクホク(´д`)
福島くん発見! 案内は至る所に出ているので適当に何とか展望台へ向かい、そこで揚げいもを食べていると福島君が登場。

「さっきニンジャ兄さんに会いましたよ。青い池に行ったら、ここ数日の雨で茶色い池になってたって言ってました」

「って、あんなに早く出たのにまだこの辺におるん?(笑)」

なんて話しながら福島君もソフトクリームをパクリ。このときは全く気付いてなかったけど、まさか福島君の写真が1枚もないなんて思いもしなかったので、ここで再会できてよかったよ。

どうしようか迷ったけど、ネタとして行ってみるかと十勝岳方面へ走り、青い池へ。

「めっちゃ茶色くない?」「もっと奥まで行けば青いんじゃない?」という周りの方の会話を耳にしつつ、想像以上に茶色いなぁと少々がっかりやら、珍しいものを見れてちょっと得したやら。遊歩道を進んで行ったけど・・・

噂には聞いてたけど・・・
残念〜! ミルクコーヒー色やね・・

うむ、茶色い池過ぎた(´д`)。

十勝岳方面は重たい雲に覆われていたので先には進まず、来た道を戻ってジェットコースターの道を探しに行った。この周辺には割と滞在していたというのに、残念ながら一度も訪れたことがない。ニンジャ兄さんにヒントを教えてもらっていたので、探しつつ、富良野周辺をあてもなく走ってみた。

大きな道から1本、2本、中に入ってみただけで風景の様子が違ってくる。

ジェットコースターの道周辺
ジェットコースターの道周辺その2
望遠レンズがあったらなぁ〜!
一本入った道にいい景色があるよね〜!

ジェットコースターの道も思った以上にジェットコースターだった(笑)。ちょっとテンション上がったけど、有名な場所なだけにひっきりなしに車やバイクが来るから写真が撮り辛いのが難点。でも、その辺りの景色がまたよかったなぁ。

牧場の娘のいくちゃんが、富良野で就職をしたと伺ったので今回美瑛・富良野にやってきたわけだけど、そうじゃなかったらこの辺に来るつもりは全くなかった。

いくちゃんの職場に足を運んでみたら不運にもまさかのお休みで会うことはできなかったけど、親切な職場の方がお手紙を預かってくれるというので、メッセージを残してきた。

どんな娘さんに成長したのか気になるけど、また機会はあるやろう(・∀・)。いくちゃんのおかげでここに来たわけだけど、うん、来てよかったなぁ。バンバンで走れてよかったよ。

さて、せっかくなのでファーム富田でデザートでも食べますか。

ファーム富田へ行ってみますか 秋の畑もいいね〜!
あれれ?! かわいこちゃんいるやん(*´艸`*)
いいものみっけ〜!
思わず中にはいりたくなるね(笑)
ラベンダー色(笑) これもや!(笑)
ラベンダーソフト◎

ラベンダーソフトって、初めて食べたときは、芳香剤の何かを食べているようで・・・うん?と思ったけど、わたしにはクセになる味だったようで。250円とお値段も良心的です。

デザートも食べたところで、R38で帯広方面へ移動開始。風が強く寒くなってきたので途中で薄手のダウンジャケットを着こんで狩勝峠へ。

今日は怒ってそうな雲が次から次へと流れてくる、回転のいい空。初めてここからの景色が見れたなぁ。

いい天気(・∀・)
初めて晴れたかなあ 怒ってそうな雲
暴風やね(笑)天気いいけど。

今日は天気がいいので、バンバンのかっこいい写真を撮りたいと、音更の十勝牧場展望台方面へ。

ツーリングマップルをよく見ると「ダート4.5キロ」と確かに書いてたけど・・・途中で締まってないダートゾーンがあって、ヒヤヒヤしながらの展望台までの道のりとなりました。

しまりが悪い
だーれもおらん!
牧場みたい。

ちょうど降りてきたバスが最後だったようで、展望台に到着するとバンバンが1台のみ。牧場って感じの雰囲気は撮れなかったけど、結構好きかも。

白樺並木キター!
一足早い、冬みたいやね。

で、ここと言えば、やっぱり白樺並木だよね(*´艸`*)。
ひとり占めできたので、気が済むまで秋の風景の中でバンバンの写真を撮ることができた。

今日は帯広の大正かにの家へ。場所がわかりにくくて、お巡りさんに教えてもらってようやくたどり着けた。ここは町の方が運営してくださっている無料のログハウスをライダーハウスとして開放してくださっている。温水シャワーは無料だ。

中に入ると窓が全開で開いていたらしく、枯葉まみれだったので掃除機をかけて清掃。そうこうしていると、ぽつぽつとライダーがやってきた。

ここは夜8時に管理人さんがやってきて身分証明書を提示する必要がある。その後、みんなでログハウスを掃除をする。女子部屋には扉がない。連泊は3日まで。

おそらく、こうなるにはいろんな出来事があったんだろう・・・
お金を取ってしまえば、いろんな面で宿泊者も強制もできて、簡単なんだろうに、それでも無料で提供してくださっている宿。

室内でお酒を飲むことができない。飲む人は半分くらいだったというのに、「僕も外に行こう〜!」と、結局飲む人も飲まない人も、寒い外に出てワイワイ話をした。(ちょっと感動だ・・・わたしが飲まない人なら、寒いからと理由を付けてログハウスで一人過ごしそうな気がする)

毎年ここにお世話になっているという常連さんも居て、いろんな事件がありながらも、ここを維持してくださっているという話を教えてもらった。

本州では1泊3000円の宿でも安くて、北海道に入ったら1000円が普通で。それがどんどん安くなって、何百円、時には無料で泊めてもらえることもある。それに慣れてくると、1000円の宿泊費が高いと感じるようになる。

そんな感覚が当たり前になって、今度はどんな驚きの場所が見つけられるんだろうかと、そんなことを期待してしまう人間が、自分の中にもこっそりいることにわたし自身、気が付いていた。

してくれて、何でもかんでも用意してくれるのが当たり前になっちゃいけないんだ。ここによくお世話になっているという、さるくんや、アメリカン兄さんの話を聞いて改めて思った。

北海道は旅人にやさしすぎる。でも、やさしさに甘えてばかりの旅人ばかりでもない。ちゃんと自分の旅に考えを持った大人な人たちとワイワイ楽しくおしゃべりをしてから日付が変わったころ、誰も居ない女子部屋で眠りについた。

迷いながらやっと到着! 夜は宴会(・∀・)

今日もすごくいい夜だった。


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