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バンバンと行く、北海道ツーリング+α 2014
8日目:2014年9月12日(金) はれのちくもり、途中小雨
バンバン走行距離:316.5km 出費:5,160円
●出発地●
北海道比布町ブンブンハウス
●宿泊地●
北海道猿払村
ライダーハウスやませ

●移動概要●

比布→滝上(たきのうえ)→興部(おこっぺ)→
エサヌカ線→猿払(さるふつ)→宗谷岬→猿払


6時過ぎSR女子とともに起床。
チャリダー女子は体バキバキの様子。そりゃそうだろう。バイクだって、いつもより長い距離を走ったら多少なりとも筋肉痛に似たようなものを感じるものである。人力の自転車だと、その比ではないだろうから。

今日はさわやかな青空が広がっている。予報もよさそうだ。

東へ進もうと思っていたけど・・・よし、早いうちに北へ向かっておこう。今回の大きな目的の一つは利尻島に渡ること。後手後手になって天気が悪い日が続くなんてことになったら最悪だ。

SR女子は道東に向かうらしく、まずはR40、R39で層雲峡方面へと走る模様。わたしはどのルートで興部(おこっぺ)方面に出ようかと思案していると、メンズから愛別から滝上方面へ行く道道が走りやすくていいよ、と教えてもらったのでその案にのっかることにする。わたしも道道101まではR40を走っていくので、途中までSR女子と走ろうということになった。また早々にこんなチャンスが来るなんて。うれしいよね(*´艸`*)。

天気がよく、気持ちもつんのめり気味である。
早く出発したい気持ちもあったけど、カブの荷物の載せ方が面白くて話をききだすと止まらない。カブは本当に積載能力が高くて感心する(父親のカブ、塩害にあってボロボロだったけどもらっておけばよかったと激しく後悔)。連泊のお兄さんのバイクにはスケボーまで載せている(笑)。

せっかくなのでみんなで写真を撮りたくて集合をかけた。快く応じてくれてありがとうね。

昨日の宿泊者は全員でこれだと思ったら、実はエストレヤ乗りの男子が一人いたそうだ。昨晩は部屋に引きこもっていたらしく、今日は早くに出た模様。全然気が付かなかった(゚Д゚)。まぁ、体調が悪いことや気分が乗らないこと、一人になりたいときもあるからね。

はいポーズ(・∀・)

管理人さんのこの頭の後ろがかわいくて好き(*´艸`*)。

今年もお世話になりました この後姿最高

まずはチャリダー女子を見送り、続いてメンズに見送ってもらって2人で出発。先に曲がるからと、わたしが前を走ることになった。信号で停まって、ちょこちょこ話すこと。一人で走っていると絶対にないことだから、そんな些細なことが嬉しい。

道道101の案内が見えたから、大きく手を振った。

気を付けていくんだよ。もう、変なおじさんについていくんじゃないよ。ひさしぶりに眩しいほどに純粋な子に出会った気がする。きっと道東で会えるはず。またね(・ω・)。

いい天気だ(・ω・) 交通量も皆無に近い
走ったことない道を走って行きます 教えてもらったとおり、交通量も皆無。静かで走りやすい道をトコトコ進む。

熊さんの標識、大雪山周辺以外で初めて発見した。微妙にデザインが違うものマニアにはたまらない。

くまさんその1 くまさんその2

そして途中で出合った牛さんたち。
どうして牛さんはこんなに興味津々で近づいてきてくれるのでしょうか。動物園でもないのだから、今まで観光客におやつをもらったりしたこともないだろうに。

牛さんその1
牛さんその2
牛さんその3
じーっ!!

すごい視線を感じるのだけど、目の周りが黒い牛さんばかりで、本当に見られているかどうかは謎という(笑)。

そんなこんなで牛さんにちょっかい出しつつ、海沿いに出たので北上開始。空が青くて、さらに世界が広く見える。

空が広いね
稚内も見えてきた

稚内も捉えた。紛れもなく、今北海道を走っているのだと、当たり前のことを実感する。

ずっと晴れていたのに、枝幸(えさし)あたりから雲が多くなってきた。パラパラと雨が降ったり止んだり。エサヌカ線だけはどうかどうか降りませんように・・・

エサヌカ線突入
広がる原野

人気のある道と思いきや、ほとんどのバイクはR238を駆け抜けていく。北上してきた場合、特に「エサヌカ線入り口」だなんて書いていないから過ぎ去ってしまうのもわかる気はするけれども。

そんな静かな道をゆっくりと進んでいく。

これがエサヌカ線か!!

右も左も原野。その中に、迷いなくまっすぐとのびる道。「行けばわかる」バイクで北海道を走りたい理由。

こんな道、日本中どこにもないから。ここに立てば、全ての人にわかってもらえるんじゃないかと思うくらい。

たまらん、たまらんよー!

オロロンラインとは似て非なり。
どうして今までこの道を走らなかったんだろうかと自問自答。

ただひたすらにまっすぐ
ひゃっはー!
ぼっちな感じがいい。
そろそろ行こうか。

交通量は少ないし、まっすぐだから車がやってくれば遠くからでもわかる。だからどんな写真も気が済むまで撮れてしまえる。この道で、一体どれだけの時間が過ぎただろう。

よし、行くか。

終わりには書いていたけれど

エサヌカ線の終点には書いてあったけど、反対側の国道入り口にも何も書いていなかったので、気を付けないと走りすぎてしまうだろう。今度来るときにはその点を忘れないよう、気を付けないと。

もうお昼は随分前に過ぎてしまっている。
ここまで昼食を我慢してきたのは、猿払のホタテを食べるため。ところが、去年お世話になったライダーハウスやませの食堂は既に終了。道の駅のレストランもお昼過ぎから夕方まで一時休業。

道の駅でホタテまんと牛牛づめ牛乳で軽くお腹を満たすことに(合わせて600円)。牛乳がおいしいのは知っていたけど、ホタテが思ったより具だくさんで食べ応えがあり、お腹も満足だといっていた。ひとつ言うなら、半分の大きさでもいいから、原型を残したままホタテまんの中に入れておいてくれると嬉しいかな。あの大きさも、猿払のホタテの魅力だと思うので。

いただきまーす! 猿払の道の駅
思ったよりイケたね。

今日の宿の候補である、道の駅に併設しているキャンプ場と銭湯(温泉?)の下見も済ませたのち、どんより曇り空ではあるけれど、宗谷岬まで走っておくことにした。

予測不能の事態が起こったときに備えて、念のため写真を撮っておく。が、これはあくまで保険である。わたしが立ちたい宗谷岬は、こんな色ではないのだ。

宗谷岬到着 はいポーズ
この裏側こそが・・・ バイクも少な目
最北端の郵便局 チャラけてない??(笑)

さて、今日の宿はどうしよう。

このまま稚内へ走って森林公園キャンプ場へ行くか。
猿払の道の駅のキャンプ場へ行くか。
猿払のライダーハウスやませへ行くか。

迷ったけれど、やっぱり猿払に戻ってホタテを食べたい。でも、どうも風も強く、天気もよさそうな気がしない。ライダーハウスにしようと電話をしてみたところ、宿泊は可能だけれども、今日は食事は提供していませんので、との案内。

よし、それならば道の駅のレストランで何か食べるとするか。

今年もお世話になります

30キロほど戻り、先にライダーハウスで受付を済ませ(1泊1,000円、毛布とマットは有り)、荷物を運んで食事とお風呂のため再び道の駅へ。ライダーハウスからは約2キロと近い。

残念ながら生ホタテ丼はなかったので、ホタテ刺身定食を注文。今朝は時化のため漁に出れなかったので、冷凍物とのこと。甘味はありますが、歯ごたえが足らないと感じられるかもしれませんとの説明。ちゃんとそう言ってくれるのは親切だな、と思う。

いただきまーす!
やっぱり大きい!

どうしても分厚い猿払のホタテを食べたかったので、切り方を訊いてみると、猿払の生ホタテみは絶対横には包丁を入れないのだそうだ。それを確認して安心して食べることができた。

確かに歯ごたえは、、という感じだけど、甘くて大きなホタテに満足である。でもやっぱり、今回は丼いっぱいの生ホタテ丼が食べたかったなぁ。

キャンプ場の側にあります 小さいよね?(笑)

併設のお風呂350円と親切な料金で入浴できたけれど、サウナと内湯がある程度で、小さくて拍子抜け。バスクリンのようなものが入っていたから、温泉じゃなくて銭湯なのかしら。

さっぱりしてライダーハウスへ戻った。やっぱりここのベッドはしっくりこない(笑)。

当たり前のように一人でバンガローを使わせてもらう。ここで過ごす夜はいつも静かで寂しい夜だ。
オホーツク海に吹く強烈な風音をききながらおやすみなさい。


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※本日のルートですが、作成時はちゃんと表示されているのですが、どうしても地図を埋め込むと道道ではなく、国道を選びたがるようで・・・興部までは、道道101→道道61→道道137→道道334を走りました。エサヌカ線もうまく表示できませんでした。

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