←前の日へ 　　次の日へ→
北海道ツーリング+α２０１４の目次に戻るときはこちら
バンバンと行く、北海道ツーリング+α　２０１４
１０日目：２０１４年９月１４日（日）　文句のない快晴
バンバン走行距離：不明 （昨日と合わせて３３８ｋｍ）	出費：１１，２１８円
●出発地● 北海道稚内市 森林公園キャンプ場	●宿泊地● 北海道利尻富士町 ファミリーキャンプ場ゆーに
●移動概要● 稚内→宗谷岬→宗谷丘陵→稚内→ 少しだけオロロンライン→稚内→フェリーにて利尻島
４時起床。シュラフカバーを使えば寒さは問題なかった。 昨日の残りのパスタを食べたり、軽く身支度。ブログを書いたりしながらグダグダするも、うーん？予報ほど晴れる気はしない。また少し寝て起きるもいまいちである。 テント内でゴロゴロしていると、テント内の気温が急上昇するからすぐにわかる。 太陽が出た！撤収じゃ、撤収じゃー！（さっさとやっとけって話）。 キャンプ場の写真をあちこち撮ったり、パッキングをしていたところにやってきた、気になるカブの持ち主。 昨日は遠くにあったカブが今日は近くに移動してきていて、もしかしてこのカブとナンバーは？と思ったら案の定、去年帯広のライダーハウスで一緒だったさるくんだった。 自分の記憶力のよさにびっくりすると同時に、今年も会えたことに驚き轟(ﾟДﾟ)。 おしゃべりをしているともう９時。でもいい。 今日はいい一日になるはずだから。 まずは急いで快晴の宗谷岬へ。 バスガイドのお姉さんが宗谷岬での写真をいい具合に撮ってくれた。さすが撮り慣れている人は違う。 しかし、みんな並んでいてもバスツアーの老人（イラっとすると、言葉遣い悪くなります、ご勘弁をｗ）がどんどん割り込んでくるので思わぬ時間がかかってしまった。みんな守っているんだから、こういうの止めようね(´д｀)。 ようやく念願の写真を撮った後は、白い貝殻の道へ。 お気に入りの場所も見つけて、青い空に白い道が映える写真を何枚も撮った。 今回のミラーレスのカメラのいいところの一つは、１度シャッターを押すと、１０コマ連続でタイマー撮影ができる点。構えてない写真が撮れるのが面白い。 途中で画像チェックをすると、あれ？ 今１０コマ撮影をしたのに１枚も撮れていない・・・シャッター音はちゃんとしていたのに・・・ その後は問題なかったので、晴れた宗谷丘陵へと進み、バンバンを停めては何枚も何枚も写真を撮る。 よし、あとは宗谷灯台へ向かい、下って宗谷岬周辺は終わりだ。夕方までに稚内に戻ればいいから、今から快晴のオロロンラインを走りに行こう、と出発する前に何気に画像チェックをしてみたところ んがだえああだけあ●×(ﾟДﾟ)のがえれれあえれれー！ 今日の写真が 全部消えとるやんか！！ うそうそ！！何度見ても今日の画像が１枚もない。 １００枚、いや２００枚は既に撮ったか。 途中で何度も液晶でチェックしたときにはあったのに、何故。 ２〜３時間かけて撮った写真が全てないのである。よくよくチェックしてみると、昨日、抜海に抜ける農道あたりの写真から消えてしまっているようだ。 宗谷岬の写真、あんなに待って撮ってもらったのに・・・(´д｀)。 と、嘆いている暇はない。 今までちょこちょこ怪しかった深川で新しく買ったＳＤカードのせいに違いないとの確信があったので、宗谷岬のお土産やさんに急いで戻って（ＳＤカードが売られていると信じて）、新しいものと取り換えるのだ。 この疑いようもない快晴の日でよかったじゃないか。どう見ても、今日１日青空のはず。もう１度２〜３時間かけて写真を撮って周っても、きっと青空のままだよ。 そう言い聞かせて、お土産屋さんに駆け込むと、幸いわたしの知っているメーカーのＳＤカードが置いてあったので一安心。おまけに、見たことのない証明書も発見できたのでこれ幸いである。 左のものは流氷風景で「冬季限定」と書いてある。 右のは初めてみた。斜めから見ると、違った写真に見えるタイプのもの。確か２枚で４５０円ほどだったと思う。 というわけで、再び並んで写真を撮ってもらったはいいものの、アングルがヘタクソすぎるお兄さんに頼んでしまいｗ、もう一度並んで撮りなおしてもらうはめに（わたしもその後すぐに撮影を頼まれて、直後にチェックできなかったのである。とほほ）。 あーもう(笑)。 すんごいいい一眼を持っている人で残念過ぎる人がたまにいるけど、萎えるよね（保険と思って複数枚撮影をお願いしたのに、保険きいてねーし！ｗ）。 再び並び直し、三脚で何とか撮り直し。左右合ってないけど、さっきよりはマシかと、これにて妥協。 ※そんなわけで、日記を書いているわたしも疲れてきたので、この後は写真メインでお送りしますね(笑)。 白い貝殻の道へ。 青い空に、白い道。言うことなし。 今回、３回ここを通ったけど、バイクには全く遭遇せず。車は数台。宗谷岬にはあんなにバイクが停まっているのに。不人気な道だと判明。 宗谷丘陵が見えてきた(・∀・)。気分は最高。 静かで、交通量も皆無で、貸し切り状態。 ここからは、ｉＰｈｏｎｅの写真も。 写真を撮りたいスポットでの太陽の位置は朝来たときのほうがよかったけど、こればかりは仕方がない。気に入った場所で撮り直しはできたから、あとは消えてしまわないことを願うのみである。 とにもかくにも、青空の下の宗谷岬に立てたこと、青空の下の宗谷丘陵あたりを走るバンバンの写真を撮ることができて、満足満足（・ω・）。これが今回一番願っていたことの、一つだったから。 時間は１４時前。 撮影のためにバンバンを押したりどしたりもしたので、かなり疲労困憊である。稚内市内に戻り、ダイソーに行くも日曜なのにお休み（笑）。というわけで、ドラッグストアでガス缶を購入。１本だけでよかったけど、仕方あるまい。 セイコーマートで遅いお昼ご飯を急いで食べて（エビチリ焼きそば好きでした(*´艸｀*)）、走れるところまで走ろうとオロロンラインを南下開始。
１６時半の利尻島行きのフェリーに乗るため、約１時間しか時間がない。 写真も撮らず、絶景のオロロンラインを南下していく。 くっきりはっきり見える利尻富士が美しすぎて、いつまでもいつまでも追いかけていたかった。 このまま天塩まで行けたら・・・ あと、１０分、あと５分。何度思ったことだろう。 不思議とSDカードが何事もなければ、とは思わなかった。 ただただ、こんなに天気のよい日にこの場所に居られたことを幸せに感じていた。 さぁ、約束の時間。ちゃんと帰りますよ。 稚内港のカウンターで乗船券を買い、札をバンバンにくくりつけた（バンバン込片道６，６１０円）。 さぁ、いよいよ利尻島に渡るときがきたのだ。 港は見違えるほど綺麗に変わってしまったけど、車の乗りこみ方は変わっていないんだと、ちょっとほっこりした。だいたい、どこのフェリーも前進で積み込んで、着いたら前進で出ていくけれど、ここの航路はバックで船に乗り入れなくてはならないのである。 自転車が１台、バイクが計５台。１６時１０分に出航したフェリーは、１８時１０分に利尻島に着く。 場所を確保して、横になるものの、ソワソワして落ち着かない。 何度も何度も利尻との距離をデッキに出て確認しに行く。天気が良いから利尻富士が綺麗に見えてはいたけれど、徐々にくっきりはっきりと、これでもかと言わんばかりのその圧倒的な姿が迫ってくる。 ようやく、たどり着いたのである。 定刻通り、１８時を少し過ぎて利尻島に降りると、感動より何より、信じられないくらい辺りが暗くて、少し心細く感じたほどだ。昨日は同じ時間でもあんなに明るかったのに。フェリーで少し移動しただけでこんなにも違うのか。 それでも走り出すと、３週間過ごしたこの町の道を思い出して、迷うことなくキャンプ場にたどり着くことができた。 どきどきしながら、管理人室に足を運ぶ。不在。 バーベキューコーナーで掃除をしている人が遠くに見える。もしかして？と近づいてみるとあきらかにおっちゃんとは違う姿。 「こんばんは。管理人さんですか？」 と話しかけると、「そうです」と。 えっ？パニックである。「あの、前の管理人のAさんは？」と尋ねると「もう辞めちゃったよ」と。「（今掃除をしているため）受付は後でしますからテントは適当に張ってください」と言われた。 まだ訊きたいことはあったけど・・・、とにもかくにも、テントを張らなくては。辺りはすっかり暗くなってしまっている。 張りたかった場所にはどちらにも先客が居たので、初めての場所に我が家を設営。 お腹が空いたので、味噌ラーメンを急いで作る。 しかし、昨日に増して寒さが厳しい。寒い中でフーフーしながら食べるラーメンは最高だけど、一度茹でる必要がある生めんを使ってのラーメンは、激しく面倒だということが判明した(笑)。（稚内のスーパーで、４玉入り８６円で売ってたのでついつい買っちゃったのですよ） しかしである。 このままではおっちゃんに会えないではないか。何のためにやってきたのかわからない・・・ 電話をしてみるけれど、つながらない。 管理人さんともタイミングが合わず、受付にも行けない。 はて。 まぁ、受付は明日でもいいだろう。 おっちゃん家もエリアはわかっているし、島の人だから誰かに訊けば家もわかるだろう。 酷く動揺した心を落ち着かせるために、そう思うしかなかった。 夏のキャンプ場に行けば、無条件でおっちゃんに会えると思っていたのに・・・もう、それだけあれから月日が経ったのだと、いやでも認めざるを得なかった。管理人さんを辞めたなんて、年賀状に書いてなかったじゃない。 とりあえず温泉にでも行くかと、道を渡ったところにある利尻富士温泉へ。 ここはロッカーが今どき返却式でないのが痛いところ。それをすっかり忘れていた。しかも２００円のところに入れてしまったし（１００円のロッカーもある）。 ゆっくり入って休憩室でジュースを飲みながら寛がせてもらう。そこで鳴った１本の電話。おっちゃんからである。 かけなおして来てくれてよかった(´д｀)。 「じゃ、明日８時にね。キャンプ場に来てくれるんだね？」 そう言って電話を切った。よかった・・・おっちゃんに会える。 今日は長い一日だった。でも、やっぱり最高にいい一日だったな。 今日はお気に入りの風景を見つけた。体力使ったけど、本当写真撮るの、楽しかったなぁ。なんて寝袋に包まってカメラの画像をチェックしながらムフムフ(*´艸｀*)。今晩の寒さは今までで一番かもしれない。昨日同様、シュラフカバーも用意して万全の体勢で眠ることにする。 明日に備えて、早く眠ろう。 （注：この時期でもあるし、草の様子を見ても既に牧草を刈り込んだ後のはずなのでほんの少しだけ入らせてもらいました。念のため、エンジン切って押して出入りしたので、汗かきまくりでした。さすがにバンバンと言えども重たかったです(´д｀)） この日のほぼリアルタイムブログはこちら。 ※本日のルートですが、少し違いますが大体こんな感じということで。
北海道ツーリング+α２０１４の目次に戻るときはこちら
←前の日へ 　　次の日へ→