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バンバンと行く、北海道ツーリング+α 2014 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
15日目:2014年9月19日(金) 雨のちはれのち雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バンバン走行距離:237.8km | 出費:3,000円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●出発地● 北海道斜里町 クリオネライダーハウス |
●宿泊地● 北海道斜里町 クリオネライダーハウス |
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●移動概要● 斜里→知床→網走→斜里 |
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6時起床も雨音に少々がっかり。 がっかりしたのは、晴れ予報だったのに雨が降っているからだ。そもそも、天気予報は外れるほうが多いと聞いたことがあるけれど、こんなにあてにならないものだったか、と思う。 雨の移動はあまり好きではない。 だからここに連泊にしてよかった、と思うはずなのに、目が覚めて早々に連泊を後悔しているわたしがいた。 (※ここからしばらくはよい話ではないので書こうかどうしようか迷ったけれど、実際に体験したことなので、書くことにします。読みたくない方は次の画像のところまですっ飛ばして下さい。) 真夜中の2時過ぎに突然始まった酔っ払い騒動に寝不足もいいところである。 ここはわずか500円で、24時間利用できる温泉があり。備え付けの布団があり。キッチン・調味料があり。わざわざセイコーマートにまで買い物に行く必要もないほど、ちょっとした食べ物や飲み物は売店に格安で置いてある。いわゆる「沈没」スポットなのである。 わたしもお酒は飲むし、あほなことだってする。だからわかる部分もある。 けどねぇ。2時3時はないやろ。本当勘弁して。 雨音をききながらウトウトしていたけれど、朝風呂でも入りに行くかと7時過ぎに受付のあるゲストハウスに行って再び事件。 建物の中に入ると、ヘルパーらしき男性に声をかけられた。以下やりとりである。 へ:「どこに泊まっていますか」 轟:「ライダーハウスです」 へ:「ライダーハウスの方は、ここを使えませんよ」 え?うそやん?と内心思いながら 轟:「男子はダメだけど、女子のライダーハウス利用者は、ここの建物のトイレとお風呂は使っていいんじゃないですか?わたし、昨日の夜もここの建物のお風呂とトイレを使わせてもらいましたよ」 へ:「女子のライダーハウスの部屋に、そんな貼り紙していましたか?」 轟:「貼り紙まではチェックしてないですけど。ゲストハウスの方が優先になる、19時から21時の間はお風呂を使わないでほしいと言われましたけど、それ以外は大丈夫だと説明を受けました。時間に関してはともかく、トイレとお風呂を使っていいのは去年もそうでしたよね。今年はルールが変わったとは言われませんでしたけど。」 そう言うと、男性は、「去年から変わったこともありますからねぇ。確認してきます」、と言って他のスタッフの元へ行った。 ややこしい話なのであるが、クリオネのライダーハウス利用の「女子」の特権で、ゲストハウス(1泊1000円から)の建物の中の綺麗なお風呂とトイレを使ってよいことになっているのである。 わたしには正しい自信があったのだ。何故なら、昨日説明してくれた女性スタッフの横に、オーナーさんがいたからだ。そして、昨日の夜、同じ部屋のじゃがいもバイトをしているお姉さんが、こちらのお風呂に入りにきているのも目撃していたから。 人間だもの。 スタッフの人の勘違いもあるだろうから、別に上記のやりとりがどーとか、何とも思わないのだけどね。こんなことが聞こえてきたら血管がブッチブチ切れますわね。 ライハに泊まっている人が、こっちのトイレと風呂が使えるとウダウダ言ってる。 誰がウダウダだあ?? ウダウダってなんやねん!(`ε´) きかれたことに、わたしは昨日言われた通り答えただけである。使ってはいけないものを、使わせろとゴネているわけでもない。正しいルールについて、どちらかが誤解をしているので話し合いをしているだけである。 相手も見た感じ、わたしとそう変わらない程の大人である。これが20歳やそこらの若者なら話はわかるが、、 男性は戻ってきて、こう言った。 へ:「やっぱりライハの人は使ってはいけないきまりになってます」 はあ? うそやろ? と思いながら、 轟:「昨日は、使っていいとスタッフの方に説明を受けたから使いました。それなら使わないようにします」 帰ろうとしたところ、 再び受付から出てきた男性はこう言った。 ヘ:「あ、使ってはいけないのはライハの男性だけだったようです。女性は使ってもいいそうです!」 だから! 最初からそう言っとるやんか! 男子はあかんけど、女子はいいねん、って! ちゃんとそこを確認しろや!あほか! とは口に出さず(笑) 轟:「ですよねーだってそう聞きましたもん」 そう言って部屋に戻った。 連泊することにしたことを激しく後悔した。ライダーハウスは、どんなに過去居心地よくても、面倒くさくても、一泊ずつ延長しようと心に決めた。 せっかく朝風呂に入って気分よくなろうと思ったのに朝から不快感極まりない。 しかし、ヘルパーがあんなカスってどうなん。と思うわけなのである。 昨日の夜の出来事もである。 わたしだってお酒を飲むのは好きだし、楽しい旅の途中。はっちゃけたいときだってあるだろう。 300円500円のライダーハウスに泊まれば、いろんな人がいる。 わたしがしんどくて20時から寝ているんだから、21時には電気を消して、静かにしてくれ。なんてそんなことは言わない。そんなことを求めるなら、キャンプ場かビジネスホテルにでも泊まるだろう。 でも、共同生活の場。 日付が変わって戻るなら、せめて音はしてしまったとしても、寝ている人を起こしてしまったとしても、最低限、静かに帰ってこようとする努力はするべきものなんじゃないかなあ。 しかも、わたし以外5人はみんななかなかの連泊者。ということは、朝早くからバイトに行く人もいると、知っているということ。(来たばっかりのわたしだって知っているんだから) 気を遣ってあげてもいいんじゃないかなあ。とわたしは思ったりする。 宿泊者の旅人、手助けをするはずのヘルパーが、足を引っ張ってどうするん?という感じである。設備だけでいうと、ライダーハウスの中では最強の部類に入るのに。ひとつ、ふたつと無くなっていくライダーハウス。いつまでもあり続けて欲しい。そう思うのは、利用者なら誰しも思うはずだ。 今年は、クリオネに関してよい噂を聞かなかったのはこういうことかと、認識できた。悲しい限りである。(ちなみにここに書いたのは、いろいろあったうちの一部である) そうこうしていると、さっきまでの雨が嘘のように晴れてきた。気分転換におでかけするとしよう。 知床方面へとバンバンを走らせることにする。ん?向うに見える雲が気になるけど、気にしない気にしない。 さわやかだわぁ、と思いながら走っていたのに、オシンコシンの滝を過ぎたあたりからポツポツと雨が降り始め、 ウトロの道の駅に着いたころには、もう今日は一日雨かな、という重たい空模様に変わっていた。 |
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今日知床に来たのは、遊覧船情報を得るため。道の駅で紹介されていたある遊覧船は、すべて欠航と表示。うーむ。道の駅からそう遠くないところに、わたしが乗りたい遊覧船の営業所があるので行ってみたところ 「この風は、2〜3日無理だと思います」と言われてしまった。天気予報は明日から悪くはなさそうだけど、ここは地元のお兄さんの言葉を信じて、3日先の午後の便をお願いすることにした。 北海道には何度も来ているのに、まだ一度もクマを目撃したことがない。灯台好きとしては、一度は知床岬灯台を見てみたいと思って遊覧船に乗ろうと思ったのだ。知床岬行は一番遠い行程だから、8000〜10000円くらいするけど、一度くらい乗ってみようかと。 ライダーハウスが一緒のお兄さんと偶然に会って、一緒に道の駅に戻り、道内在住のハーレー乗りのお父さん3人としゃべりながら雨宿り。そうこうしていると、雨の中一息つきに、次々とライダー・チャリダーがやってくる。知床峠の様子やなんかを情報交換。こんなことでも盛り上がれるから、退屈しない。 行くかどうするか迷ったけれど、お兄さんに別れを告げ、完全雨装備に替えて温泉に入りに知床峠を越えていくことにした。 ・・・のはよかったけど、風が強くてドキドキしっぱなしだった。無事に到着したけれど。あたり一面は霧。とにかく寒くて仕方がない。
どんどん下っていき、熊の湯の前を通り過ぎ、向かう先はセセキ温泉・相泊温泉方面。峠を下るとすっかり青空が広がっていた。いや、思わず笑ってしまうほどの天気の変化(笑)。 しかし、風の強さはさらに強まり、ちょうど民家と民家の間の吹き抜けているところでは、突風に煽られて、初めて反対車線にまで押し出されてしまった(゚Д゚;)。交通量皆無の道だからよかったものの・・・あぁ、怖かった・・・ 慎重に走りながら、去年は行けなかった羅臼灯台へ。 急な登坂の先にある灯台なのだけど、バンバンが倒れないか気が気でない上に、雨も降ってきて、せっかく行ったのに逃げるように退散。 さらに進んで念願の相泊温泉に到着するも、あれ、意外と車が多いなと思いながらも温泉道具を持って海へ降りようとしたところ 上から温泉内の様子が見えていますけど?!(゚Д゚;)的な。 シーズン中は男女別に分かれていて、屋根と衝立があるときいていたのに・・・この強風じゃ、取っ払うよね。そうだよね。 せっかくわざわざ来て、足湯だけ入ろうなんては思わないので、がっかりして退散。セセキ温泉にも寄ってみたけれど、どっぷり海水まみれになっていた。 50キロ無駄に走って、結局熊の湯へ。 熱いことで有名な、無料の温泉。とにもかくにも、早く温まりたい。 平日の日中だというのに、利用者はそこそこ居て、人気の高さが伺える。 チャプっと肩まで浸かると、冷え切った身体が息を吹き返したみたい。ジンジンと痛さを伴って活動を再開し始めたようだった。熱いお湯は苦手のはずなのに、わたしにしては長いこと温泉に浸かっていた。 見上げると青空が見える。風は強いのに、雲はちっとも流れていない不思議。そして雨が降っている(笑)。それでもああ、極楽極楽。 再び知床峠をよろめきながら越えていると、頂上過ぎたあたりで、道の駅で出会ったオレンジ色のチャリダー君が必死に上ってきていた。 「今日、(知床峠を)越えます」 とは言っていたけど。本当に越えるんだね。 あとちょっとだよ、と思いを込めて、手を上げた。バイクでも煽られるくらいの強風が吹く何もこんな日に・・下りなんて怖くて飛ばすこともできないだろう、と思うけれど、彼には彼の理由やこだわりがあるのだろう。胸が熱くなる。くれぐれも、気を付けてね。 斜里方面に戻っていると、風は弱まったものの、静かに雨は降り続けていた。戻ろうかどうしようか迷ったけれど、斜里を通り過ぎ、さらに40キロ走って網走のホワイトハウスへ。 ひさしぶりにここに来たかったのである。お店の前に少しスペースがあったのでバンバンを置かせてもらい、17時からが午後からの時間だったので、1番乗りで入場。 9年前と同じ、いくらとウニのコンビ丼とステーキ(1,250円)。 はぁっ!?という組み合わせのメニューばかりのお店で、よくばりさんにはもってこいなのである。お味噌汁がどんぶりサイズで出てくるので、それにも驚き轟なのである。 ウニは、昔は蒸しうにみたく、パサパサで、でもそれが好きだったりしたのだけど、今回は本州で食べる板に乗ったウニの味がした。昔のが食べたかったけど、仕方ない。お腹いっぱいになって本当、満足満足。 夜は、またSR女子とじゃがいもバイトをしている2人とおしゃべりして適当な時間に就寝。 そうだ、今日はバンバンが33,333.3キロを走ったのに、網走に向かう途中で、すっかり見逃してしまっていた。わたしとしたことが。 この日のほぼリアルタイムブログはこちら。 ※本日のルートですが、少し違いますが大体こんな感じということで。 |
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