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バンバンと行く、北海道ツーリング+α 2014
23日目:2014年9月27日(土) 快晴
バンバン走行距離:331.6km 出費:3,947円
●出発地●
青森県むつ市
国設薬研野営場
●宿泊地●
青森県深浦町
行合崎キャンプ場

●移動概要●

薬研→むつ市→青森市→津軽半島→深浦



ぽと。
ぽと。

木の実が落ちる音が気になるかも、と管理人さんに言われていた。テントの向う側で遠慮がちにする音をききながら眠りに落ちて、今朝はその音で目が覚めた。6時前。目覚ましは必要ない。

びっちょんこになったバンバンを見ながら、屋根のあるところにテントを建てさせてもらったことを改めて感謝した。テントの入口を開けて思うのは、やっぱり本州は暖かいということ。寝袋やテントから出るにも、勇気は必要ない。

おはよう

ご飯を炊いて、昨日食べるはずだったイワシの缶詰とお味噌汁で朝ご飯にする。うん、ご飯をおいしく食べることができるってこの上ない幸せ。

ペグがささってくれたおかげ いただきまーす

安心して缶詰を開けられるのも、ごみステーションが完備されているから。電池やガス缶も捨てることができる。荷物の整理をして不要なものを処分させてもらった。

気持ちのいい朝だね

ありがたかったのはコインランドリーがあったことである。天気が良くて気持ちよく走っている最中に、足止めされることもなく、コインランドリーはどこだろうと探す必要もなく、夜の間に洗濯を済ますことができて本当に助かった。

コインランドリー完備
3本もありがとうございます(*´ω`*)

男性から話しかけられて飲み物を3本も頂いた。お父さん、あげすぎじゃない?(笑)でも、ありがたく頂戴しておく(・ω・)。

さて出発するか。はじめはパッとしない空に見えたけれど、キャンプ場を去る頃には今日もよい一日を予感させる青空が広がってきた。昨日とは違うルートでむつ市内に戻り、向かった先はホームセンター。朝7時からやっているお店もあるほど、この辺のお店は朝が早い。

お店の人にごみの処分の了解をもらってから作業開始。

やっとオイル交換できる
 オイル黒っ!

3,000キロを超えての交換はやっぱりオイルが真っ黒クロスケである。バンバンにもよくないかもしれないけれど、わたしの精神的にもよろしくはない。

1,000円ちょっとと30分もあればできる作業なのだからもっとこまめにしたいものだけど、気分的に停まりたくないなど、ついつい作業をほったらかしにしてしまう自分もいたりする。困ったもんである。

空が青くなってきた

青森市内を華麗にスルーした後は、津軽半島を海沿いに走ってゆく。

なんかすんごい景色

吸い込まれそうな景色に、思わず見入ってしまう。あの向う側から走って来たのだと思いながら。灯台も偶然発見できた。

偶然発見
海のすぐそばにあったよ
見てみぬふりしたくなるネーミングw

道の駅のネーミングとしては・・・どんなもんなんだろう。あんまりセンスがあるとは思えないけど(笑)。

竜飛岬らしい郵便局
赤い道が階段国道 民家の間をゆくと・・・

ブリブリ走って、竜飛岬付近に到着。
ココといえばアレである。国道なのに車もバイクも走れない、階段国道部分のあるR339。しかし、前回と逆周りで走って来たので、入口がわからない。歩いていたお母さんに教えてもらって、はいポーズ。

ヘルメット脱げばよかったw

何故ヘルメットを被ったまま写真を撮ったかは今となっては謎である。灯台方面へ移動すると、思った以上に人で賑わっていて少し驚いた。寂しい竜飛岬、という印象が残っていたから。

いい感じ。ボロボロだけど(笑)
 今回は晴れてよかった(*´ω`*)  プレートモもゲット
 こっちからだとピカピカに見えるのね

青空の下で灯台を眺めながら、テーブルがあったので遅い昼食にする。頂いたオレンジジュースと、スーパーで見つけたくるみ団子と味噌おにぎり。地元のスーパーに行くのは旅中のひそかな楽しみである。愛媛や兵庫では見かけないものに出合える確率が極めて高い。

一服しましょ。

見た目はいまいちな2品ではあるが(超失礼)、特にくるみ好きなわたしに団子は大ヒットであった。クルミのペーストはよいとして、団子自体の甘さをもう少し控えてくれたら完璧なのだけど、東北の食べ物だからこんなものかなと思ったりもする。

次あそこに立てるのはいつだろう

遠くも見える、近くも見える北海道。去った今では、遠くに見えるかな。また、バンバンと行けますように、と願って岬を去る。

さて、現在14時。寝床を考えなければ。

○この近くにある龍飛岬シーサイドパークキャンプ場:近すぎて×
○もう少し走ったところにある十三湖のキャンプ場:もう少し走りたい気がする×
○五所川原の近くにあるライダーハウス:天気もいいのでキャンプ場に泊まりたい△
○ライダーハウスの近くにあるつがる地球村キャンプ場:1500円?×

距離的にはつがる地球村がよいのだけど、もう少し進みたい理由が明日にある。思い切って深浦町にある行合崎のキャンプ場はどうだろうかと役場に電話をしてみた。

今はシーズンが終わってもうすぐ閉鎖準備をしようと思っているということ、水は出ないだろう、トイレは多分使える、それでもよければどうぞ、とのお言葉。

行合崎の南にもキャンプ場はいくつかあるのだけど、営業していなかったり1,500円するなど、で遠慮した。そう、何気に青森のキャンプ場は破格値が多く驚き轟である。オートキャンプならわからなくもないけど、たかがテント1張でよほどの観光地でもないのに、1,000円オーバーは正直どうかと思うのでわたしは利用しないことにした。

そんなこんなで寝床に目星がついたところで、一安心し、南下していくことにする。ただ、距離があるので、あまりチンタラしてはいられない。

階段国道の反対側。本当は写真を撮りたかったけれど、入口で郵便局の人が販売していたので恥ずかしくて止めておいた。

あれが階段国道!
そして移動
反対側の入口

ぐねぐね道を気持ちよく下っていく。が、すぐに観光バスにつかまり、排気ガスで轟おじさんに変貌(あごひげ生えたw)。

グネグネ
気持ちいいわ
グイグイいきますよ〜!

交通量皆無の道を、トコトコ走っていく。至福の時。

綺麗だ。

途中、マックスバリュで買い物を済ませた後はひたすら南下する。道の駅のふかうらに寄っていろいろ物色。テントを張らせてもらえそうなところはある、万が一のときのことを考えて補欠の確保も必要だ。

しかしいかん。だいぶ日が落ちてきた。あと5キロ。急ごう。

日がだいぶ落ちてきた・・

・・・ここなのか?キャンプ場は高台にあり、バイクの侵入はできない。水場は海岸近くの下ったところにある。使えない。せめてトイレはとチェックするもシャッターが閉まっている。見下ろすと、1張りのテントが遠くに見えた。

テントが一張りある・・・!

水場がないのは手持ちのもので凌げるとしても、トイレがないのは辛い。が、もう迷っている時間はない。寝るだけだ。そう言い聞かせて設営にかかる。バンバンからの距離もある。今日は最低限の荷物だけ、テントに投げ入れた。

夜ご飯。いただきまーす!

テントに入ってしまえば、どこも変わりはしない。トイレは2キロ先にマックスバリュがあったので、お買い物がてら使わせてもらった。

昨日いただいたチーズを食べながら飲もうと思って買ったワインは、残念だけど明日以降にお預けとしよう。少し風が出てきたようだ。テントがバタついている。


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※本日のルートですが、少し違いますが大体こんな感じということで。

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