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二輪免許を取りに行こう!

〜轟さんはバイクの免許が本当に取れるのか?日記〜
++2008年2月某日/ようやく1日目 曇りときどき雨++

教習所のバスにお迎えに来てもらう。
って、バスかと思いきや、わたし一人だったので普通車でお迎え。運転手さんが、愛媛や徳島に観光バスで行ったときのことを話してくれたりしてくれたので緊張がほぐれた。いや、内心バイクにちゃんと乗れるのか不安でたまらない。だから安心パックにしたのに(笑)。

教習カードをもらい、いざ出陣。
しばらくすると先生が来たので、ゼッケンをもらい、自分に合ったヘルメットを貸してもらう。「本当に普通(バイク)の免許でいいんですね?」と念押しされる。え、ナニ?やっぱり小型から取ったほうがいいのかしら・・・と思うけれど、やっぱりせめて250ccのバイクに乗りたいから「はい」と答える。

まずはマンツーマンで。
バイクにまたがってみたり、ランプ、ブレーキ、ギア、クラッチの説明を受ける。ギアとクラッチはAT限定で車の免許を取ったわたしにはちんぷんかんぷん。先生が早口なので、しばらく自分の中で先生の言葉を反復して、ふんふん、という感じで消化していく。

む。にざっと教えてもらっていたので多少は理解できたけど・・・バイクってのはわたしにとって不思議・不安でならないことがいっぱいだったわけだ。

教習所のバイクには頭に色とりどりのランプがくっついている。
ギアチェンジをすると、それらのランプがそれぞれのギアによって色が変わる。これは安心だ!今何速なのかが、バイクを運転している人ってどうしてわかるんだろう?ってのがすごく不思議で、自分には絶対わからないと思っていたから。こんなに大きいランプじゃなくっていいから、付いているバイク、売っていないのかなぁ(笑)。

●エンジンのかけ方
→キーをONにする、クラッチを左手でぎゅっとにぎる
→スタートボタンを押す・・・ブンブン

右手が前輪ブレーキ。右足が後輪ブレーキ。
右手をぎゅっと握ったり踏んだりすると転んじゃうから、止まるときにはゆっくりかけるようにとの指示。左手はぎゅっと握ってクラッチを切ってもいいけれど、クラッチを開けるときはゆっくり離さないといけない。だけど、右手のブレーキはぎゅっとすると危ない。・・・早くも混乱気味である。

まずは、アクセルを使わず、クラッチをゆっくり離していくことでバイクを進ませてみる。

おぉ!!進んだよ!こんな重たいバイクが進んだ!

最初は先生が持ってくれていたみたいだけど(?)、手を離して走って横についてくれていた。はじめて自転車に乗ったときみたいだ(笑)。

「バランス感覚いいね」と褒めてもらえたのでうれしかったりする(・∀・)。アクセルを使わずそれだけでゆっくりと外周を1回周る。

必ずひざをタンクにぴったりつけて閉めるようにとのこと。これをニーグリップというらしい。

●クラッチとギアの使い方
ゆっくりクラッチを離して進む。少し進んだら、クラッチをぎゅっと握ってギアを1回蹴り上げる。ギアも5速だか何速だかまであるけれど、1回踏んだり蹴ったりで1段階しか変わらないのだそうだ。ふみ具合によって2つも3つも変わると思っていた(笑)。

あと、1速からさらに下げようと踏み込んでも、マイナス?になったり、また4速に逆戻りってのもないらしい。ギアがループしているわけじゃないのね(笑)。となると、わからなくなれば、とりあえず余分に下げておけば1速に戻るってことか(?)。ふむふむ。

ギアを蹴り上げると、1つギアがあがり(1速→2速)、ギアを踏むと1つギアが下がるのだけど、こんがらがって来る。1速と2速の間にはニュートラルがあるらしく、1速からちょこっと蹴るとニュートラル、2速からちょこっと踏むとニュートラルになるらしい。だから、1→2や、2→1に変更するときにはしっかり蹴り上げたり、踏み込んだりしなくてはいけない。1速ほど遅く、4速とか、大きい数になるほど速いスピードのときに使うギアなのだそうだ。

1速→ニュートラル→2速→3速→4速

遅い←←←←←←→→→→→速い(イメージとしてはこんな感じか)

授業が終わってバイクをかたづけるときには、ニュートラルにしてエンジンを切り、サイドスタンドをして、ハンドルを左に切って安定させる。

スピードを上げる→だから(蹴り)上げる、スピードを下げる→だからギアを(踏み)下げる、と思えばイメージしやすいけど。えーと、えーとって考えちゃった。蹴り上げたり、ふみこんでいるつもりでも、スカっとはずしていたり(笑)、左手やら左足やらばっかり気にしているといつの間にか右足でブレーキを踏みっぱなしだったり、なかなか難しい。

上手じゃなくていいから、1つづつとにかくゆっくりでいいから確実にしていこう。
来るまでは不安ばっかり先走って、気が重くて仕方がなかったんだけど、確かに操作はややこしいけれど、乗ってみたらめっちゃ楽しい。何て表現していいかわからないんだけど。

右手右足でブレーキを使いつつ、クラッチを握ってギアを踏み込んで1速に落としゆっくり静止。これをしばらく繰り返す。 1時間なんてあっという間。1時間目からこんなにグルグル周るとは思ってもみなかった。

休憩をした後、2時間目。

最初に流しというものをするらしい。5分間止まらずにぐるぐる走るのだそうだ。この時間は人も増えて、総勢5名に対して2人の先生。ビクビクしていたけれど、みんな段階も違うし、それぞれバイクに乗ってしまえば個々に説明をしてくれるので、少々落ちこぼれても大丈夫そうだ(笑)。

5分練習の後は、別の先生から今度はアクセルの使い方を教えてもらう。

エンジンをかける→クラッチをぎゅっと握る→アクセルを3000回転くらいまで上げる。ゆーっくりクラッチを離しながら(これを半クラッチというらしい)動かしていくのだ。これが難しい。ゆっくりクラッチを離していかないとエンストをして止まってしまう。じっくりじっくり、左手をグーからパーにしていく。

で、アクセルを戻し、少し行ったらクラッチをぎゅっと握ってギアを蹴り上げる(1速→2速)という練習。直進でアクセルを上げ、カーブの手前で右手右足でブレーキを使って減速。クラッチを握って、ギアを踏み込む(2速→1速)という練習。

カーブでは転ぶといけないのでブレーキは基本的に使わないほうがいいらしい。
カーブの手前でしっかり速度を落とすこと。あとは1速→2速へ。直線で3速まで上げてカーブで2速、戻ってきて止まるときに1速まで落とす、という練習。

ニーグリップは割りとできているようなんだけど、どうしても無意識のうちに力が入るのか、右足のブレーキを踏んでしまっていることが多いのと、右手のブレーキを使わないのに構えてしまうときがあるらしい。気をつけよう。

あんな大きなものをバランス取って本当に乗れるのか?って思っていたけれど、こんなわたしでもとりあえず乗ることはできた。乗りこなせるかどうかはこれからの練習次第。

2時間目もあっという間に終了した。初めは、両足がべったり着かないと不安だ、と思っていたけれど、実際片足さえしっかり付けたらそう不安ではないんだなって思った。乗ってしまえばステップまで足が届けばそれでいいし、止まるときも左足さえ着いたら問題ない。

次の教習ではどんなことするのかな。とにかく、楽しい教習でよかった(・∀・)。心配しーなわたしなので、不安でいっぱいだったから。


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