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2011年4月2日 土曜日 <1日目・その2>
出発地:兵庫県神戸市某所 現在地:鹿児島県・屋久島
走行距離:- 出費:-


屋久島と現実

着いたどー(・∀・)。

・・・そんな興奮より何より、

「ちっちゃ」

あんまり屋久島空港がちっちゃいものだから、そっちのほうに釘付けになってしまいました。確かに、そんなに大きくない島にある空港に過ぎない。でも、年間30万人の観光客がやってくると言われている屋久島。ま、大部分は高速船を利用するんだろうけど・・・それにしてもな感じがわたしの中で否めません。


やって来たよ。 ナイスすぎる
屋久島空港 ややっ・・
荷物もフツーに登場です 北米最北端の街のバローに行ったときの空港にもびっくりしたけど。勝手にぴかぴかの綺麗な空港をイメージしていたので驚き轟もいい所なのでした。

勝手に盛り上がって勝手に盛下がってスンマソン。

荷物が出てくるのだって、台が回るわけでもなく、ごくごく自然に手渡しされました(笑)。
・・・(笑)

さてと。

感慨にふけっている場合ではありません。まずは、観光案内所に向かわねば。

というのも、確かめておきたいことがあったからです。

事前に調べていて無理だろうと思っていたのですが、もしかしたら、という望みをもって、わたしは屋久島にやってきました。望みをもってやってきたはずなのに、でも、本当はその望みを打ち砕いて欲しかったのかもしれません。

今年の屋久島には、例年にないほどの雪が降り積もりました。

そんなことを話すと、鹿児島県の南の島に雪が降るなんて、と驚く方もいるわけですが、日本百名山のひとつでもある宮之浦岳は標高1936m。多くの観光客が訪れる縄文杉でも標高1280m。冬にはしっかりと雪が積もります。でも、この季節なら・・・例年なら問題なく、わたしが歩きたいコースは歩けるはずでした。

でも、今年の登山道には多くの雪が残っている、という現実。

淀川〜日本百名山の宮之浦〜永田岳〜縄文杉と2泊3日で山歩きをする予定でした。もし、それがダメなら、その途中にある、お豆腐を切ったように綺麗に奇岩が並ぶ高盤岳や花之江河(はなのえご・湿原です)までだけでも・・・

「今年は雪が多いですから、このコースの一人の入山は絶対におすすめしません。花之江河まででもです」

○○だけでも、というわたしの甘い考えを観光案内所の方はかき消してくれました。「はい、わかりました(・∀・)」素直にそう返事をしました。地元の人が絶対に、と言われるのだから、危ないのです。

縄文杉へは日帰りで訪れることに決めました。ここで、ついでに登山口までのバスのチケットも購入しておきます。全くもって無駄になってしまった、食料や登山道具が入った重たいスーツケースをゴロゴロ押し、近くのレンタカー店へ向かいます。

こうなると、必要なのは屋久島を周る足。バスの本数が少ないこの島では、車が必要です。事前にこうなることがわかっていれば、ネット予約を使って割安で借りれていたのでしょうが、ま、ここは仕方がありません。

1か月間練っていた計画をなかったことにし、手続きをしてもらっている間、これから4日間、この屋久島でどう過ごそうかと頭の中で考えます。3泊4日のうち、2日は山小屋に泊まるはずでした。最後の日だけ、かわいらしいコテージに予約をしています。

どう動くのがよいのかな・・・

山の中はわかりませんが、今日の屋久島は快晴。

まもなく13時。
用意してくれた小さな軽自動車に乗り込み、白谷雲水峡へと向かうことに決めました。

きもちいいー(・∀・)
屋久島をゆく

頭のてっぺんから、ワクワクビームが出ているみたいです。なんだか嬉しすぎてむずがゆいな。

ラジオもうまくかからない車。ちょっとしんどそうなエンジン音を聞きながら、窓を全開にして屋久島の風を感じます。

やっと来たよ(・∀・)。


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