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バンバンと行く、SW紀伊半島の旅 2015
1日目その1:2015年9月19日(土) はれ
バンバン走行距離:377.9km 費用:―円

●移動概要●

兵庫県自宅→第二神明・阪神高速→暗峠(大阪・奈良)→曽爾高原(奈良)



シルバーウィークは晴れ予報。2泊3日で紀伊半島へ出陣することにしました。

最大の目的は、今年数年ぶりに復旧して全線走破できるようになった日本三大酷道の1つ、国道425号線を走りきることです。国道425号線とは、三重県尾鷲市を起点に和歌山県御坊市まで続く全長約200キロの紀伊半島を横断する道。

 酷道425号

酷道を走るため、バンバンのコントロールがちゃんとできるよう、転んだときのことを考えて、出来るだけ軽く・・よってキャンプ道具は持って行きません。いつもより工具を多めに、念のためガソリン携行缶を持って行きます。

本当は和歌山県の御坊市から三重県尾鷲市へと西から東に走るのがよいと思ったのですが(一番の酷道区間を走る際、山側を走れる為)、シルバーウィークということで宿が取れませんでした。なので尾鷲市から御坊市の東から西へと走ることに。こちらからだと、基本谷側を走ることになるので気を付けていきます。

1日でR425を走ろうと思ったのですが、シルバーウィークでガソリンスタンドの営業状況が不明だったのと、さすがに200キロの山道ばかり走っていると飽きるかと思い、2日に分けてアタックすることにしました。1日目の宿は奈良県・下北山村。三重県の尾鷲からR425を走って下北山村まで行く必要があります。暗くなってからのR425は危険。お昼頃には尾鷲についていられるように、と思いながら出発しました。



朝3時過ぎに起き、4時半前に出発。
・・・したものの、走り始めて5分で停車。うん、寒すぎました。ライトダウンを着こんで再出発。世の中シルバーウィークですからね。四の五の言わずに第二神明と阪神高速を乗り継いで、東大阪あたりの長田ICを目指します。思ったよりも交通量の多い道を走っていると、少しづつ夜も明けてきました。

5時半。無事R308に下り、ガソリンスタンドで給油がてら一息ついてから暗峠(くらがりとうげ)を目指します。2年前に一度来ているので風景は覚えていました。(2年前の記録はこちら)。

R308に到着

暗がりの中、暗峠を走るんもええんやないん?と思っていたのですが、よくよく考えるとこの辺りは住宅街。暗峠までの道は、民家の間を縫って走っていきます。ご近所のみなさんがウォーキングを始められている時間帯に到着で良かったと思いました。

ここまで来たら、もうわかるね

朝6時。

通行する車両はそういないと思っていたのですが、いきなり2台の車が下りてきました。急勾配の箇所で停車。車の方は先に行けと手を振ってくれるのですが、こちらも停まってしまった以上、先に行ってくれた方がありがたいのです。ニュートラルに入れる動作なんてしたくないので、首を振って応えました(笑)。

下手したらこっちがもう一回停まらないといけない可能性があるから。それならば、行ってくれた後、自分のペースで走って行きたいのです(お気持ちはうれしかったです)。ウォーキングしている人、地元のスクーターの人、通勤途中のような方、思いの他すれ違いました。

途中で停まって パチリ

早朝と言えども、気を付けて走らないといけませんね。誰もいなかったので、例のポイントでバンバンを停めて写真撮影。

急勾配の箇所にて 車が一台通っていったよ

最も坂のきつい箇所です。タイヤ跡が以前より、黒くなっているような気がします。

国道です
エグイです

こんな道だけど、国道308号線。いわゆる酷道、です。

車一台分の幅しかないところを通り・・・

ヘラっと笑いが出ます。

到着。あれ?
綺麗だ・・・

石畳を走り、大阪と奈良の県境に来ました。あれ。車幅1.3mまでと書いてあった標識がなくなっていました。ま、1.3mまででなくても走れるものね(笑)。

県境は静かな朝。そして、朝の光をめいっぱい受けた石畳がキラキラと輝いてとても綺麗でした。今日のルートからすると、わざわざ暗峠を通ることもなかったのですが、来てみてよかったです。

道の駅百選
怪しい張り紙も...
ありがとう(*´ω`*)
記念に一枚

ウォーキングでやってきたお母さんたちが、ツーリング?気を付けてね、と声をかけて下さりました。今日はきっと1日が長くなるはず。ありがとうございます。気を付けて進みますね(・ω・)。

暗峠の奈良側を下り、R168で南へ。朝7時だというのに、既に渋滞のような混雑状況にげんなりです。のち、県道を使いながら東へと動いていると、おや?

おや?

ヘキサゴンマークの中に、「県道」「奈良」と書いてあるのを発見。奈良は青看板に東西南北を書いてくれているので本当にありがたいのですが、オリジナルに溢れていますね(笑)。こういうの、都道府県によって割と自由にしてよいものなのかしら。

本当はR25を走って撮りに行きたいおにぎりがあったのですが、カットして正解だったようです。8時半前、やっとこさ快適なR369に突入できました。

曽爾高原に向かいますか
快走道!

片道10キロほど寄り道をして、曽爾(そに)高原へ行きます。ずっと気になっていた場所だったのですが、少し勘違いしていたようです。「高原」なので、てっきり気持ちよく走れる道が広がっているのだと思いきや、行き止まりのところにあった駐車場にはおじちゃんが待ち構えていました(笑)。せっかく来たのだし、駐車料金を払って少し歩いてみますか(バイク200円、車500円)。

バイク200円

階段を上ると、そこにはこんな景色が広がっていました。出発時から15度で、9時を過ぎても一向に上がらなかった気温が一気に上がった気がしたのは、もう少し歩いたらどんな景色なんだろうかと、足早に歩いてしまったせいかもしれません。

ほほー!!
いいやん、いいやん
もうちょっとしたら・・・
秋やん(*´ω`*)

車もバイクも何台か停まっていたのですが、みんな先の頂上を目指すからか、高原のあたりは貸し切り状態でした。まだもう少し先じゃないのと思っていた秋は、既にここにはやってきているみたいです。あとちょっと、あとちょっと、と思いながら、歩き回ってしまいました。ここが一帯ススキに覆われたら、どんな風景になるんだろう。もう少しここに居たい・・・

後ろ髪をひかれる思いで、高原を後にしました。

おじちゃんによると、今年は例年より少しススキの季節が早そうだ、ということ。10月中旬ころが見ごろだそうなので、タイミングが合えば、来たいなと思いました。

朝10時


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