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2005年4月14日(木) はれ <4日目>
出発地:山口県美東町 道の駅 みとう 現在地:山口県萩市阿武町 道の駅阿武町
走行距離:64.6km ★ 計:435.9km 出費:4057円 
★うちわけ★
温泉:300円 通行料:150円
観光費:2700円 食費:907円


山口県・秋吉台。



6時ゲラップ。

ん、気持ちのよい朝だ。息をしたときにツンと鼻を通る澄んだ空気がたまらない。

夜通しエンジンをかけたままのトラックもいたけど、そんなのはへっちゃら。寝袋をすっぽり被って寝たせいもあるのかぐっすり眠ることができた。昨日の夜に比べたら、誰かがいてくれるだけで安心なわけで。もそもそ動き出し、今日のお茶(パック)とスポーツドリンク(粉末)を作成。ジュース大好き人間のわたしだけど、節約・節約。

8時頃秋吉台へと向かった。えっと、全然車がいないんだけど?閑散期なのかな。まぁ、それくらいのほうがゆっくりできていいんだけど。秋芳洞はまだ開いていないようなので先に秋吉台へ。・・・そして突如現れた、カルスト地形!学校で習ったなぁ(笑)。

車を無料駐車場に停めて小走りで駆け寄った。ちょっと、誰もいないんだけど。わたし独り占めできてるんだけど。わーいわーい!!そして誰もいないことをいいことに、そそくさと三脚を立て、ひとり集合写真。高島忠夫ならきっとこう言うはず。

「いぇい」


ダメと言われると余計ね すごいよ〜!秋吉台

散歩道(1500m・30分くらい)があるので、早速歩いてみた。何が嬉しいのかよくわからないのだけど、この地形を前に興奮しまくり。

「カルスト地形」

聞いたり、写真で見たことはあっても自分の目で見るのは初めてのこと。想像していたものより、それははるかに壮大な景色としてわたしの中に飛び込んできたからなのかな。

グングン植物が育ってきたら、緑と白になって、もっと綺麗なんだろうな。これから先の季節の景色を想像してみたりするのも楽しかった。

それから近くの博物館(無料)へ。地理で習ったなぁ、「カルスト地形」「ドリーネ」「ウバーレ」(あと忘れた)、懐かしい。

売店で夏みかんソフトクリーム(300円)を迷った挙句に購入。でも微妙(苦笑)。小一時間展望台周辺をうろつき、秋芳洞へ。3つ入り口があるらしく、わたしは「エレベーター入口」から中へと進入(1200円)。

80m下るとそこはもう穴。くぅーたまらないね!(穴好きなわたし)ほどよい涼しさで気持ちがいい。急いでもないのでのんびりと。よくまぁこんなに綺麗に雨水が溶かしたもんだ。美術館にでもいるみたいだ。

傘づくし 百枚皿

他にももっと、特に黄金柱なんてものすごく綺麗だったのに、デジカメのバッテリーがアウト(凹)。十分過ぎるほど堪能し、少し下ると誰もいない駐車場を発見。車を停めて昼食のラーメンを作成。大したことでなくても、初めてのことばかりでいちいちドキドキしている自分が滑稽だ(笑)。

お腹を満たしたら、カルストロードを日本海側へ。駐車場があったので停めてみると、どうやら散策コースがあるようだ。

その周辺には長者ヶ森や、北山(確か)、冠山(確か)その先には地獄谷を見下ろせるところがあって、もうそこはパラダイス。しかも最初の辺りにすれ違ったくらいで山のあたりでは誰もいなくて独り占め。ものすごくいい景色だったのにデジカメが使えないなんて・・・充電にはこれから気をつけよう。天気もよくて、虫は多かったけど2時間弱ウロウロ。ホント、堪能した◎。

そこからさらに進み大正洞、景清(かげきよ)洞へ。大正洞の桜はちょうど満開だ。待っていてくれてありがとう。それぞれ入場料が1000円もするので迷ったのだけど、2つだと1500円になるそうなので思い切って購入。どっちも貸切状態ですっからかん(笑)。

風が吹くと桜吹雪見れました

洞窟は狭い、と感じるけれど景清洞はバリアフリーで本当に開放感あふれる不思議空間だった。300円追加すれば、長靴と懐中電灯借りてめちゃめちゃ暗い奥地まで行けたんだけど、さすがに誰もいないし止めておいた。本当は水曜スペシャル・川口浩探検隊(古)を味わいたくってちょっぴり先に足を踏み入れたんだけど怖いのなんの(汗)。

出たのが15時過ぎ。景清洞を出たらすぐ目の前に温泉が。キャンプ場は1000円みたい。キャンプ場でしばらく待ってみたけど利用者は誰もいないようだ。デビューで一人ってのもなぁ。受付の人が見てくるし。結局はすたこらさっさと逃げた、ヘタレなわたし。

ネットで温泉を調べようとするが繋がらない。県道32号線の有料道路(150円)にある道の駅・萩往還公園へ。お風呂付の道の駅だといいなぁと思ったけれど、残念ながら小規模な道の駅だった。でも道の駅のスタッフの方がとても優しい人で、お風呂に入りたい旨を伝えるいろいろと情報を。道も詳しく教えてくれたし。というわけで、本日のお風呂&宿は日本海側に出てR191を北上したところにある道の駅・阿武町に決定。

9時まで温泉が開いているのがわかったので、食料を調達。スーパーに行ったらお弁当が半額に。ちょっと恥じらいながらも、今食べる分と明日の分を購入。なんて・・・うそ。半額だけの品物だけを買うのが恥ずかしかったので、足りてるのにカップラーメンもお買い上げ。まだまだ青いわたしである。

道の駅の温泉(300円)は小さかったけど、他に2人いただけでほぼ貸切状態。タオルも小さいのを貸してくれたし、打たせ湯・ジェットバスもあってこれくらいのこじんまりした感じが◎。口に入ったお湯はしょっぱかった。お肌に効いたかしら。

今日は窓を全部カーテンで覆ってみた。プライベート空間だ。周りが安全そうだと覆っても安心感があっていい。側には、大きな車。ナンバーは帯広だ。わたしはこの旅で、北海道まで本当に辿り着けるのだろうか。はるか、はるか遠くに感じる。

今日は平和な一日だった。

明日は萩市内に行くかどうしようか迷っている。何があるかわからないし、ここの道の駅も電波入らないから調べようがない。大体日本海側にまだ来る予定じゃなかったからなぁ。まぁいいや、明日のことは明日考えるとしよう。

グッナイ!

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