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2005年4月19日(火) はれ <9日目>
出発地:大分県緒方町 道の駅 原尻の滝 現在地:宮崎県北川町 道の駅 北川はゆま
走行距離:230.1km ★ 計:1298.7km 出費:2701円 
★うちわけ★
温泉代(雑誌温泉博士):390円
GAS:1101円 観光費:1100円
食費:110円


大分県・ジム激走・九州最東端。


ただ今夕方の6時過ぎ、ようやくR10にある道の駅・北川はゆまに到着。
宮崎県まで一気に来ちゃったことに、自分もびっくり。ジムで230キロも走ってしまった。

昨夜は11時半頃、若い女子のキャピキャピ声で一度目が覚めたものの、静かな夜だった。滝の音が近くに聞こえるくらいに。誰も居なくて怖いと思いながらも、疲れもあってか爆睡。少しづつ図太くなってきたみたい。

今日は目覚ましをセットしないで自然と目が覚めたのが7時。カーテンを開けてみると今日もいい天気。あー・・・背伸びをして振り返るとそこには、ババンと。

ふんぎゃぁ!!
(↑クリックすると画像が出ます)

何ということでしょう(←劇的ビフォーアフターのナレーション風)。

昨日は19時過ぎに道の駅・原尻の滝に到着したので、辺りは真っ暗。で、全然気がつかなかったけど、こんなことになっていたとは。しかし、おかげで感動も倍増だ。早朝の原尻の滝は、ジョギングしている近所のおじいちゃんのみで、わたしだけのもの。洗面だけ済まし、あとはほったらかしでとにかく散歩。何日か前までチューリップフェスタが開催されていたようだ。

  
水車があったり 原尻の滝があったり

新しい太陽の光を浴びて、花も滝も何もかもキラキラ光っていた。よくぞ、この道の駅に来たなぁ。昨日の夜の寝床にならなければ、立ち寄ることもなかった道の駅だと思う。

昨日買っていた焼きそばに温泉卵をのっけて朝食。身支度を済まし、毎朝恒例の地図チェックを。


地図チェック:昨日通った道をゆっくりと思い出しながら太マジック(オレンジ色)でたどること。

何故前の日の夜ではなく、次の日の朝にするかというと、朝の方が明るくて気持ちがいいからっていう理由だけなんだけど(笑)。どのページをめくっても、オレンジの線がある地図帳。そんなのがいつかできるといいな、と思いながら毎朝作業をしているのだ。

さて、R502を竹田市へと戻るかどうかちょっと迷ったけれど(竹田市には岡城址があり、滝廉太郎の荒城の月はここをモチーフにして作られたそうだ)、R502を引き返すのは何となく憂鬱だったので、先へ進むことに。

そうなのだ、今日は、九州最東端・大分県鶴御崎を目指すのだ。

快調にR502からR10へと入ると「風連鍾乳洞」とある。その頭には、

「日本一美しい」

そりゃ、確かめんわけにはいかんでしょう。果たして秋芳洞を上回るのか、否か。

9時半頃行くと案の定(失礼)誰もおらず。あの・・・、周りがかなり寂れているんですけど経営大丈夫?(余計なお世話)入場料は800円。全長は500m程。秋芳洞の半分くらいの長さのようだ。

パンフレットを読んでみると、ふむふむ、国の天然記念物で、外気の進入が少ない為、つややかで綺麗に成長して純白に近い。そしてナニナニ、お偉いさんから日本で一番美しいと折り紙つきと!?

期待に胸膨らませ進入。一番奥のところにたくさん集まっているらしいんだけど。

  
シャンデリア周辺かな 競秀峰 10m×16m

行き着いた先にはとんでもない光景が(驚)。なんじゃこら。食いついて眺めたり、写真を撮ったり、いろいろ考えたり。秋芳洞には素晴らしい記念物が彼方此方に点在しているという感じだけど、この風連鍾乳洞は一箇所に・・・とにかくえらいことになっているわけで。圧巻の一言である。軍配は、わたし的には風連鍾乳洞かも。うーん、秋芳洞もよかったけど。自然の力って、ありきたりだけど凄い。

(秋芳洞もこの上の左画像もそうだけど、フラッシュを使って撮っているので実際に見るよりも随分明るく撮れている。目に見えるのは右の競秀峰くらいの明るさ。)

近くに湧き水があるらしいので行ってみたけど、工事中でどうにも通れないので断念。それから佐伯市に入り、本屋さんでなりすけくんが紹介していた「温泉博士」(雑誌・390円)をゲット。これを見せると無料で入れる温泉が60箇所くらいあるのだ。残念ながら今月号には、今から行くだろう鹿児島と宮崎にはないみたいだけど。昨日はエッジ圏内だったので日記をアップ。

それにしても暑い(汗)。もう今日は半袖。10時で既に21度。暑くても天気がいいのは気持ちんだけど。さて、準備もできたし鶴御崎へ向かうとするか。

地図で見て覚悟はしていたけどR388から遠い・・・(笑)。行きは501→鶴御崎トンネル→604を利用したのだけど、アップダウンは激しい、海岸は超くねくね。それはいいとして、工事中の多いこと。ジムが跳ねて跳ねてマイッチング。R388から1時間半弱かけてミュージアムパーク鶴御崎に到着(300円)。駐車場に停めて最東端まで歩いて行った。

そこで車を乗り入れちゃいけないところまで乗り入れていた老人4人組。わたしがおばあちゃんの後ろから歩いていくと

「先にいきんさい。わたしら足悪いばばあで遅いからなぁ」、みたいなことを方言で言われた。
「じゃ、お先に行かせてもらいます」と言うと、
「おねえちゃん、ばばあって(意味)わかるかの?方言かのお」と言ってきた。
「おばあちゃん、って意味ですよね?」と答えると
「うわ、おばあちゃん、って「ちゃん」って言うてくれた」と2人ではしゃぐおばあちゃん(笑)。

めっちゃかわいいんですけど(・∀・)。

九州最東端到達

ジミで、あまり知られていない端だろうけど、やったぜ!先には青い海と空だけが広がっていて、吸い込まれそう。海に身投げする人って意外と爽快な気持ちでいけるのかも(謎)。灯台の方まで戻るとおばあちゃん2人がよろよろと展望台へとやってきた(あとの2人はおじいちゃんで2人はしゃんと歩いていた)。

おばあちゃんって年取るとわからないね(爆)。実はこの2人のおばあちゃんは親子だったのだけど、2人とも杖をついていて、てっきり友達かと(失礼!)。

娘ばあちゃんのほうがとてもおもしろい人で、お腹が痛くなるくらい笑わせてもらった。ひさしぶりに爆笑したなぁ。爆笑だけは一人でできないもんね。おじいちゃんはわたしの出身地、さらには〇〇が有名なところ、という事まで知っていて吃驚。訊けば若かりしころ、日本中を旅して周ったという。てことは、わたしの大先輩だ。

「いい経験をしてるね、今のうちにしておくのがいいよ。気をつけて!」

そして言い忘れたと言わんばかりにおばあちゃんが振り向いて

「ええ男見つけて帰りなよ」と声をかけてくれたのだ(笑)。

鶴御崎灯台 ばあちゃん激写

それからパノラマ展望台へ。

6分かけて登ると

おばあちゃんたちは足が悪いからもう下りちゃったし、300円という有料のためかこんなに天気がいいのに誰もいない。もったいない・・・管理人さん曰く、天気がいいときには四国まで見えるらしい。そうかぁ、こんなにいい天気で最高だと思ったけど、実はこれでもモヤがかかっているのか。

2時間以上ゆっくり過ごし、今日の寝床へと向かった。通ってない反対の道から鶴見町→R388へでて宮崎方面へ。道の駅かまえが途中にあったけど、まだ時間が早かったのでさらに南下。R388には難所があるようなので一旦海沿いの県道122へ出たのだけど、これが大変なことに。畑につっこんだんだけど(笑)。正確には寸でのところで止まれたのだけど・・・ジムがようやく何とか一台通れるようなところをきりかえし(本気で川に落ちるかと思った(汗)。多分おもしろい画像だったろうけど、さすがに撮る余裕は×)、再び122へ。千畳敷の再登場で、時速15キロでそのそ進んだわけだ。

多分陣の峰、よくやった、ジム

どれだけ走ったかわからないけれど、く峠を越えたジム。グッジョブだ。
それからトラックとバトルしながら走り(ジムより登り・下り・平坦道において遅いくせに、トンネル内だけやったら飛ばして来て後ろから煽るイカレタ(死語)トラックがいたのだ。トンネルが連続してて本気でムカついた)、最終的には普通に走ってかなりの差をつけれたんだけど・・・あのトラックは何がしたかったのか意味不明。

そんなこんながありながら、一旦道の駅・北浦に行ったものの、あまり泊る車がなさそうだったのでさらに足を伸ばし、R10の道の駅・北川はゆままでやってきたのだ。エッジが入る道の駅◎。

明日は高千穂峡へ行く予定。晴れますように(・∀・)。

画像の説明文が色のものはクリックすると大きくなるか、違う画像がでてきます。

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