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2005年4月30日(土) はれのちくもり <20日目>
出発地:熊本県大津町 道の駅 大津 現在地:熊本県竜北町 道の駅 竜北
走行距離:151.9km ★ 計:3410.3km 出費:3035円 
★うちわけ★
GAS:1900円 食費:835円
駐車場代:200円 温泉代(ロッカー):100円


熊本県・ミルクロード、自分のペース。


何だかさっきからパソコンがうーうーいっているのだけど大丈夫かしら。別に落としたりはしてないんだけど。

今日ものんびり起床。昨日に引き続き走り屋さんの登場で寝たのが1時。睡眠時間は8時間は欲しいほうなのでちょっと眠い。今日はおいしい朝ご飯で一日がスタート。幸せなり。

今日は曇りと携帯には出ていたのに、空を見上げると「一応晴れ」というような天気。昨日は県道339号を走れなかったからまずはここから。それにしても道の駅・大津からすぐのところに339の入り口あったのか。

車が多いかと思いきや、意外と少なくのんびりマイペースでドライブ。楽しいね。前回阿蘇を通ったのが4月18日。そのときは大分からやまなみハイウェイ(大分県道11号)を通ったのだけど、もっと茶色かった。たった10日余りでこんなにも緑に色づくんだね。

339から阿蘇へと続く道

写真がヘタッピで伝えれないんだけど、何だかね、空へと道が続いていくような気がしたよ。


途中の展望台より

大観峰は大混雑。やっぱり今日は紛れもなくGWの真っ只中なのだ。それにしてもバイクの数もハンパない。プレートを見ているだけで楽しくなっちゃう。札幌、神戸、なにわ、名古屋、岐阜、野田・・・北海道ナンバーは見るのに未だ東北ナンバーは目撃できてないのが不思議。久留米ナンバーのバイクは目立っていたなぁ。バイクに詳しくないのだけど、黄色で、後ろは幅が車くらいあるバイクに、超特大くまさん(人間並み)が2匹後部座席?に乗っていた。誰がライダーなのか結局わからなかったのだけど。雨が降ったらくまさんはずぶ濡れなのかなぁ、と余計な心配をしてしまうわたしなのである(すみません現実的で)。

残念ながら大観峰に着く頃には重たそうな雲が出現。ここから眺める阿蘇連峰が綺麗なのだろうけど、よく見えなかった。でも、十分。

おみやげやさんにて、この旅初めて試食をゲット。骨付きソーセージとレアチーズケーキ。ドキドキしながら食べたよ。結構勇気が必要だった(笑)。試食デビューがやっとできたのでちゃんすがあれば、どんどんやっていきたいと思う次第である。
 
大観峰周辺?ちょっと手前かも 大観峰周辺

しばらく辺りを散策しながらのんびり休憩。
さぁ、どう行こうかな。「今は熊本・・・熊本。・・・熊本?!」

あぁ!

しまった。熊本と言えば、あれがあったのに。

急いで地図を調べてみるとやっぱり。

で移動開始。
R212を走るつもりがどういうわけか県道45号へ。まぁいいか。結局前も走った11号にてR57へ。一体何回わたしはR57を通っているんだろう。

さて、R57と言えば「馬糞おにぎり」と「火の国温泉」。絶対見逃してはならないぞ。あ、火の国温泉みっけ。道の駅で温泉の無料券を頂いたのだ。何とも凝った造りで、ドアの取っ手までもが木だったのにはびっくり。温泉に入ると肌がキュッキュしている。露天風呂も小さいながら3つあって、他の人とかぶることがなかったし、開放感があって実に◎。

ブタさんがお出迎え

R57で残るは「馬糞おにぎり」。なんともソソられるネーミングである。できるならテイクアウトしてもらって今から行くところで食べたいなぁ何て思っていたんだけど、どーしても見つからない。

道の駅大津まで戻ってきてきちゃったし。あんなに目を凝らして見ていたのに・・・戻っていたら日が暮れてしまう。せっかく情報を頂いたのにごめんなさい。

もう進むしかないのでR57→R443を南へ。

え、南?

また来た方へと戻るわたし。本当にウロウロしすぎである。だってさっき気づいたんだもーん。
宮原美里さん、いそうな名前です

途中でお腹が空いてコンビニで腹ごしらえをし、そして着いた先は熊本県・中央町。
ここには御坂参道、という日本一長い石段がある場所。その段数3333段。と言ってもピンとこないので、どんなものか自らチャレンジしてみよう、という試みなのである。

じゃじゃじゃーん!

と言っても、すっかりこの大イベントを忘れていたので

「はい、今からマラソン大会でーす。いい?いくわよ。位置について、よーいドン!」

的な感じ。何の準備も心構えもない(笑)。ぽつぽつ雨が降り出していたのに石段を目の前にした頃にはピタリと止んだ。それまで暑かったのに、ひんやり心地よい風が吹きはじめた。

よっしゃ行きますか。

ぜぇぜぇ。結構登ったかな、と思って見ると「五百段」。こりゃ大変だ。登っても登っても現れる階段。どうやらわたしは甘く見ていたらしい。

もみじのみどり

階段以外の景色に心癒されながら。結構登ったんじゃないかと思っても、
まだ1200段(笑)

あぁ。何てしんどいんだ。誰がこんなの作ったんだろう。

そう思いながらヨロヨロ登っていく。途中座って自分が登ってきた石段を見つめながら下に書いてあった言葉を思い出していた。

「自分のペースで楽しんで登りましょう」

自分のペース?100段を3分のペースで歩いていくことか。それとも3333段を1時間で歩くことか。自分のことなのに、自分のペースがわからない。

お腹が空いていると、ガツガツ食べちゃうように何でもわたしは最初にがっつきすぎなのだ。ゆっくり、ゆっくり。

これは3段ですか?

よーし、ぼちぼち行くか。一段づつでもゆっくり進んでいたらいつかは到着できるんだし。それからは休憩を多めに、えっちらえっちら。

あ、見えた、見えたよ。
光です・・・

やった、あと少しだ。
最後の一段を登りきったときには本当に「やった!」って気分。

3333段登段、達成おめでとう

石に何か言葉が刻まれているのは知っていたけど、こんなこと書いていたんだね。まだ少し登ったところに展望台があって振り絞って登ったのに雲で見えず。でもいいのだ、登りきれたから。爽快な気分で超気持ちいい。

田舎なのに駐車場代はちゃっかり徴収され(笑)、この周りに売店が2、3あったのにはびっくりしたけど。この石段が気になる方は是非中央町へ。

道の駅に着いたころに雨が降り始めた。まるでわたしの到着を待ってくれてたみたい。最近夜ざわざわして眠るのが遅くなっている。今日は静かに眠れるといいな。

画像の説明が色のところはクリックすると大きくなるか違う画像がでます。

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