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2005年5月12日(木) 雨のちくもりときどきはれ <32日目>
出発地:山口県阿武町 道の駅 阿武町 現在地:島根県斐川町 道の駅 湯の川
走行距離:241.4km ★ 計:5618.2km 出費:4700円(おみくじ・お賽銭は含みません) 
★うちわけ★
食費:455円 GAS:3845円 通信費:200円
生活用品:
200円


山口県→島根県・ただ食い・出雲大社・日御碕。

雨の音で目覚める。

寝ているときに起こされることほど嫌なことはないのに、雨の音だとそうは思わないのが不思議だ。時計は5時。8時半までは起きないことにして再び眠りについた。起きたときには雨は上がっていたけれど曇り空。今日は涼しい一日になるのかと期待する。

ここ、道の駅阿武町は道の駅発祥の地である。是非ともスタンプをゲットしなくちゃ。9時開店と同時にペタンこ。


道の駅・一番駅です

今日は、R191→R9→R431で島根県の出雲大社を目指す。

このルートには道の駅が多くあり、阿武町に始まり→ゆとりパークたまがわ→ゆうひパーク三隅→ゆうひパーク浜田→キララ多岐→大社ご縁広場と、まるでスタンプラリーマニアのように、行ってハンコをポン、行ってハンコをポン、の繰り返し。いや、ハンコを押せるのはそりゃ嬉しいんだけど、退屈なR191とR9だった。まだ天気がよかったらR191は眺めが良かったんだろうけど。

出雲大社の近くにある道の駅・大社ご縁広場へ偵察に行こうとしたらまたいつものごとく迷い、でも迷ったおかげでたどり着く。

旧大社駅。

旧ってことはもう使われてない駅ってことだよね。

おおー。こりゃいい。

かっこヨシ
旧大社駅
こんなの初めて見た きっぷ売り場に駅員さんが!
もちろん乗っちゃいます、いえい

運賃表もそのまま残っていて、平成2年にこの駅は幕を閉じたと言うのに、ホームで待っていれば列車がやってくるような気がした。いいなーこういう感じ。古いものには、人を緊張させないものがある。拒まず、受け入れてくれる感じがありがたい。こうして残されているのがわかる気がした。

ひとしきり楽しんだ後、道の駅で島根ワイナリーの場所情報をゲットし、早速向かうことにした。

ええ、それはわたしが島根に来たのはこのためだと言っても過言ではない場所である。出雲大社から約2kmほどのところにあるワイン工場だ。そこで無料で試飲ができるんだって。そりゃ外せんでしょ(笑)。るんるん。

でも、わたしは車。しかも駅で遊んでいたので既に4時過ぎ。

道の駅に置いてたんじゃ、多分3〜4km(1時間弱)歩くぞと思い、車を走らせながら真剣に悩む。

うむ、潔く車で向かってジュースを頂くことにしよう。

と自分を納得させ、島根ワイナリーに鼻息荒く乗り込む。

島根ワイナリー

というわけで工場見学というのは名ばかりで(すまぬ)、足早に通り過ぎた後(時間が遅かったからか機械が全然動いてなかったけど?!)お待ちかねの試飲・試食タイム。

と言ってもグレープジュースしか飲めないので小さなカップでガブ飲みし、お土産やさんをウロウロ・・・試食があるのだよ、うれしいね。おまんじゅうとかカステラのようなお菓子類はなかったので、粕漬けだの山くらげだの佃煮だのを遠慮なく食べさせてもらう。でへ。

どれだけ食べようが飲もうがそっとしておいてくれる島根ワイナリー。ああ、最高。あぁ、車の中にある白ご飯を持って来たいと思うほどである(爆)。

なんて考えていると、喉が渇いたのでまたグレープジュースを飲む、飲む、飲む・・・みんなやってるんで全然恥ずかしくないやい。島根ワイナリー、本当にありがとう!また来ます(ダメ?)。

出雲大社へ戻り、お参り。

学生のとき、先生が島根出身だったということで先輩たちと遊びに来たことがあるのだ。そのとき来たなぁ、出雲大社。8年ぶりか。ここは縁結びの神様。男縁はもういいけど(笑)、これからまだまだ続く旅、いろんな人と出会えますように・・・パンパン。

せっかくなのでおみくじをやってみた。凶を3連続引いたことのある京女ならぬ凶女である(告白)。旅の間に悪いのは引きたくないなと思ったけれど、ここのおみくじには吉とか凶とかないみたいで、「旅行〜よろし」。よし来た!

前回同様太さにびっくり
下から見上げると・・・うわ!
献酒がズラリ
誰が飲むんじゃ?!

左の写真、わかるかなぁ。前のときは全然気がつかなかったんだけど、綱のところにいっぱい挟まったお金・・・どんだけ?!わたしも挟めようとジャンプしたけど届かず。他のご夫婦は下からお金を投げていたけどそんなんではまるのか?!

ここの道がすき

先輩たちと前に来たときのことを思い出して懐かしくなった。

あのときは8月で暑かったよなぁ。この頃の記憶を思い出したのっていつ以来だろうかと思う。わたしは頭が悪いからすぐにいろんなことを忘れてしまう。早く寝たいと思うときもあるけど、でもやっぱり自分が撮った写真を見て、貼り付けて、今日あった出来事をこうしてリアルタイムで記録していたら、後からわたしの記憶の補助をしてもらえるんだろうな。初めは自分の旅の安全や無事を身近な人に知らせるためにと思っていたけど、自分のためでもあるんだ。根気よく最後まで続けよう。

島根県道29にて

明日にしようかと迷ったけど、まだ陽が高かったので日御碕(ひのみさき)へ走らせた。県道29号線、かなりわたし好みの道である。途中日本の渚百選に選ばれているところに遭遇。ええ、納得の美しさである。思わず車を停めて黄昏る。

日御碕 経島とウミネコ

もう6時前だからか人はまばら。お土産やさんもほとんど閉まっていた。この日御碕は日本の灯台50選の一つであるだけでなく、世界の灯台100選のうちの一つでもあるのだ。

思ったよりもすらりとしていて女性的な感じがする灯台だ。中に入って見たかったけれど、時間を過ぎていてアウト。せっかくなので遊歩道をテクテク。この辺りの岩場って特徴があるなぁ、と思ったらこういうのを階段段丘と呼ぶらしい。

カモメのような鳥もわんさかいる。説明によるとウミネコという鳥らしく(カモメの背中が少し黒いような鳥)、4〜5月にかけてこの経島(ふみしま)で産卵してヒナをかえすらしい。代表的なウミネコの繁殖地で国指定の天然記念物とのことだけど、何だか多すぎて見ていると目が(廻)・・・日御碕は夕日が綺麗に見えるところらしいのだけど今日は残念ながら見れそうもないので素直に諦め、スーパーで食料を調達して今日の寝床の大社ご縁広場へと戻った。

広い道の駅だ。いい場所を確保できたのでご飯の用意をしてお腹を満たした。

よくよく観察すると、車は多いけど全部島根ナンバーである。日御碕のアノ道は走り屋が好きそうな道だよねぇ(キュルキュル跡は道路にあんまりなかったけど)・・・だとしたらこれだけ広い駐車場の道駅に集合ってこともあるかも。

何だかいやな予感がしたので、別の道の駅に移動することにした。移動して大正解。県外ナンバーが多くて安心できるし、トイレが今までで最高に素敵な道の駅なのである(笑)。出入り口が自動ドア・洗面所+トイレが多い・かなり清潔。

ここへ来てよかった。

明日は鳥取と言えばあのロードへ。

「おい、キタロウ!」


画像の説明が色のところはクリックすると画像が大きくなるか、違う画像がでてきます。


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