青森県・十二湖〜千畳敷〜日本一大きなイチョウの木。
十二湖から少し離れた駐車場で眠ったもので、ご飯を食べて8時前には出発。R101は青森の日本海側では大きな道のはずなのに交通量が少ないというか、夜も心配していたのに静か過ぎるくらいでした。
やっぱり青池だけは駐車料金が300円かかることが判明。いつもの通り、しっかり車を置かせてもらったのだけど、今日ほどいいポジションはないだろうというところを確保。路駐でない(これは絶対)、人が置きそうにない(少々長くてもジャマにならない)、そして今の時期これは嬉しい「ずっと日陰」の場所。ホッホッホ。
さあ、参りますか。
今日の目的は、青池を見ることと、崩山に登って十二湖を見ること。十二湖と言っても十二湖、という名前の湖があるわけではなく、300年ほど前の地震による山崩れでできた33個の湖や沼の総称なのです。ではなぜ三十三湖ではなく、十二湖かと言うと、わたしが登りたいと思っている崩山から見ると十二の湖や沼が見えるからそう呼ばれるようになったとのこと。
登山口までにもいろんな湖や沼があって、どれも綺麗な緑色をしていました◎。特に緑が綺麗だと思ったのが青池の近くにある鶏頭場の池。
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緑が三重 |
これってわかりますか?木の緑、湖の緑、山の緑。この山は池の水面に映ってる山なのです。右上の端っこの葉っぱも映ってます。大きい池なのに水面が揺れることなく実に大人しく優雅な池でした。
少し歩くとそこにはまた素晴らしい世界が広がっていました。
「青色のインクを落としたような色」
とよく言われる青池。その色は想像以上でした。気がつけば30分以上そこに居ました。デジカメで撮るのですがどうにも、周りの木々の緑が白っぽく反射して上手く撮れない(;∀;)。大きなカメラを持ったオジサマたちが口々と「今日はきれいだ」と言っていました。やったね。
・・・よかった。小さなことに腹を立てて、何かを見落とすだなんてそんなもったいないことは絶対にしてはならないのだ。もっと寛大にならなければと、恐ろしく透き通っている青池に沈んだ朽ちた木々を見ながら思った。心の中を見られたとしても別に何も恥じることはないから、さぁじっくり見て行きなさい。青池の前に立つとそんな自信に満ち溢れていて、それに比べ自分の心の中はとても汚れているんじゃないのかと、そんな気がしてきた。
さて、山に登るとしますか。
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頂上まで2,2km |
・・・草ぼうぼう |
と思って出発したら数百メートルで草ボウボウ地帯へ。確かに道はあるんだけど、両サイドの草が生い茂っているの!虫もいっぱいだし・・・ひぇぇ、こりゃ参った。一体どこまでこんな道が続くんだろう。ひき帰そうかと思ったのだけど、あとちょっとだけ進んでみよう、と自分に言い聞かせ小走りで行くと何とかボウボウゾーンを脱出した模様。
そこからは忘れた頃に草エリアに突入するので(気にならない人には多分大したことないと思うけど、作業服でなくして、草がいっぱい生えているようなところを分け入るのはちょっと苦手^^;)、オーバーペースを覚悟でゴイゴイ登っていった。花も咲いているのもわかってたし、おもしろい鳥が鳴いているのもわかった。でも、帰りでいい。とにかく止まると恐ろしいほどに虫に囲まれるし・・・気が楽な帰りにじっくり見よう、そう思ってごいごい進んでいった。
2.2kmだし、勢いでいけるよ。そう思っていたよ。
ところがだなぁ、ぜぇぜぇ
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おかしくないか? |
確かに、登山道の入り口のところに
「崩山登山口・頂上まで2.2km」
と書いていたのに(上の画像が証拠写真)、崩山まで0.9km?!登山口から2.3km歩いているのに?!まぁ、眺めはよかったさ。しかたないなぁ、だから勘弁してやるよ。
そこはえらく崩れているところでロープが張ってあった。踏み外せば間違いなく・・・(汗)。
【後でわかったのだがここが大崩と言って、ここから十二湖を望めるらしい。】
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ふむ、7つの湖・沼しかわからん |
そしてここで引き返してどうすると、歩き始めた。でもまた草ゾーン(;∀;)。くそぅ。しかもここまででかなり力を使い果たしていたので足が重い。終わりだ、思ってからまたスタートと言うのは何でもそうだけどきついものなのである。
今日はおやつにチョコレートを持って来ていたので食べながらテクテク。それにしても木のおかげで陰っているのに、何と言う暑さ。湿気がすごくて汗がとめどなく噴き出してくる。飛び交う虫は交尾しているものも多い・・・これだけ暑けりゃ、そりゃ開放的にもなるよね(謎)。
そしてヘロヘロになりながら到達した崩山はね。
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景色もへったくれもない |
フッフッフ(;∀;)。
蔵王の五郎岳も、そこにいた人に「まだ頂上って先ですよね?」って訊いちゃったけど、ここもすごいなぁ、これだけ景色が見れん、しかも猫の額ほどの頂上って初めてかもYO!。。。YOYO!
あれだけ草エリアをクリアして、汗だくになって来たのに(凹)。モモを入れて撮ろうと連れて来たので記念撮影。
・・・あれ?グラグラするけどもしかして。
すると何と頂上と書いてある板が持てました。本当にここが頂上なのか、誰かが置いたのでは?というよからぬ考えも及んだのですが、三角点らしきものもあったしここは素直に喜んでおくことにしました。だってこれ持って写真なんて撮れないよ?普通地面に刺さっていたり、碑だったりするもんね。
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崩山到達!モモを入れてぱちり |
看板?が持てたのも初めてYO! |
ちょっぴりハアトは満たされたけれど、お弁当をここで食べる気もしなかったので、着いてわずか5分ほどで下山。
帰りは気になっていた花を撮りながらのんびり帰ったので登りと同じ時間がかかってしまったけれど、サクサク歩けるからか草ゾーンはそれほど気にはならなかった。うーん、暗くて2枚ほどしか見れるようなのが撮れていませんでした(;∀;)。しかし、ここでは白い花がやたら頑張って咲いていました。
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耳かきの反対側みたい |
初めてみた、黒なめくじ^^; |
下ってから、青池へ向かう。カメラのおじさんたちはいなくなっていて、数人観光客がいるだけで閑散としていました。魚が泳いでいる姿や木が沈んでいるのがくっきりはっきり見えるんだね!おそろしいくらいに美しい池でした。しかし写真がヘタッピなもんでどれだけ伝えられるかはわかりませんが(汗)。
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沈んでいる木がそこにあるみたい |
中央部分は木が池に映ってます |
本当は周りの緑も綺麗なんです(泣) |
蔵王のお釜ちゃんで、同じところの3ショットはもうない、と言ったはずなのにありましたね、えへ。でも見える景色は木々の緑と池の青。本当に綺麗でした。どこからどんなに撮ってもどうしても緑が白っぽくなって・・・無念。これで許してください(ぺこり)。
それからはフラフラと北上を開始。すぐ側の日本キャニオンへ行き(崩壊危険のため立ち入り禁止ばっかりでしたが)、
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日本キャニオン
岩肌が白くて何だか上品 |
途中ですごくいいところがあったので今までできなかったような大胆な?洗濯物をして、
千畳敷の奇岩を歩いているとこういうのにわたしって興奮するなと再認識をして、
アイスを買い与えようと入ったマックスバリューで半額のウニを見つけて買って、
「驫(←馬が3コです)木」、っておもしろい漢字の地名があるなぁと思ったら何と、「轟(←車が3コ)」と同じ読み方の「トドロキ」だと判明してちょっと笑わせてもらい、
日本一大きなイチョウの木を見つけてそのでっかさにびっくりして、
おばちゃんに温泉を教えてもらって、おばちゃんと同じ発音をして繰り返すのに「ちがうなぁ、※×▲だぁ〜」と言われ「フムフム」とわかったふりをしたり(津軽弁むんずがしいなぁー何となくわかっても発音ができん!)、
そこへ行ったら、シャンプーもリンスもないことに頭を濡らしてから気づき、洗顔料で全身洗うことを余儀なくされたり(温泉は350円でものすごくよかった。でも持って行ってもいつも備え付けであるからさぁ、何で今日に限って;∀;)、
どうしてもはずかしくて、隣の人に「シャンプー貸してください」って言えなかったのです(泣)。隣のおばちゃん、ちらちら見てたけど、やっぱり持ってないのバレタかな。友達で寝ぼけてビオレで歯磨きしたコがいたけど、もう笑えません、わたし。
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日本一の大イチョウ
1000歳、身長31m、根回り22m |
今日はウニ丼でっす |
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千畳敷・ライオン岩、ガオー |
千畳敷・こんな岩が続く |
何だか青森って楽しいYO!
何とかして津軽弁をマスターしたいものである。やっぱり温泉で長風呂、そしてリスニングかしら。
今日もエッジ圏外。いつまで続くのでしょうか。
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