北海道・利尻島をぐるり。
週末ということもあってか、今までに比べかなり人が多い。人が多いキャンプ場はあんまり好きではない。6時前には目が覚めていたのだけど、ご飯を作りに炊事場へ行こうとしたら、やたらとざわざわしていたので引きこもって二度寝に突入。でも、今日のテントはやや暑め。服を脱いで脱いで(ハダカじゃないよ)テントもメッシュだけにし、そのまま寝続ける。
ざわつきが治まった7時前にテントを出ると、管理人のおじちゃんがコテージから出てきた。おじちゃんは一人で掃除から受付までこなしているのだ。絶対大変だと思う!というわけで今日から花の水やりをお手伝いすることにしました(←わたしが強引に仕事を強奪)。仕事を辞めてはや、3ヶ月余り。
昆布干しの仕事も、もちろんやってみたかったというのもあるけれど、「仕事をしたい」と純粋に思ったからなのです。仕事ばっかりの人生はいやだけど、人間(というか、わたし、ですかね)にとって働くということは、お金を得るのと同じくらいに「必要とされている」だとか、何と言うか・・・精神的な満足を得るためのものだったりするのかなぁ、って思ったりします。
「役割」がほしいなぁって思ったのです。ついでにトイレ掃除までやってしまいました。もちろん勝手にやっていることでボランティアみたいなものだけど、終わったあと何だかすがすがしかったです◎。なんだかひさしぶりだね、こういう気持ち。できるだけ、暇なときはやらせてもらうようにしようと思う。
それから朝ご飯。ホタテの焼いたのを昨日もらっていたのでどうしよう、と考えた結果、こんなになっちゃいました。
|
ほたてどっさりラーメン |
エヘヘ、超うまい!
画像ではわかりにくいけど、ホタテはかなり沈んでいます。人から頂いたものだからこんなに豪快にできるのです。自分で買ったんじゃ、多分チマチマとしか食べれないですからね。食べても食べてもホタテが出てくるんだもん。たまりませんね。あひゃひゃ。洗濯物を干してから今日は利尻島をぐるりと時計回りに一周ドライブしてみることにした。
でも晴れてはいるんだけど、空が空が暗い。オタトマリ沼やいいなぁと思う景色はあったのだけど、暗くて全然綺麗に写っていない。もうちょっと晴れないものか。
南浜湿原に行くつもりが、やっぱり見逃し仙法志御崎公園に到着。わかりにくいって聞いてけどさすがわたしです(;・∀・)。ここに着いた辺りには徐々に空は青くなってきました◎。
|
よしよし、いいぞ |
ここにはゴマフアザラシのゴマちゃんが2頭(で数え方は合っているのか?)いるのです。「えさ百円ですよ〜」というおばちゃんの声に心は揺らぎながらも、我慢我慢。何故ならすぐ後ろに団体様がおいでだったからです。これだけ人がいれば誰かえさを買ってあげるでしょ(他力本願)。
ということで狙い通りです、イヒ。ばっちり近くで写真が撮れました。
|
|
かわいい |
目が赤いんだね! |
ここでは自由行動だったようで、ガイドさんの説明はなかったのだけど「(ゴマちゃんは)契約でここに来ています」と言っていました。契約って何の契約なのかしら。もしかして契約社員?(謎)みんなが与えるからもう満腹らしくて途中からエサをあげようとしてもプイッとしていたところが実にかわいかったです(笑)。
で、通り過ぎたはずの南浜湿原を探す。うーん・・・どこだ?あ、こんぶ干してるおばちゃんがいたから聞いてみよう、と思ったらそこが南浜湿原の入り口でした。わかりにく。
|
|
南浜湿原・エントランス |
昆布干しの風景 |
しかしだ、しかし、実に南浜湿原いいじゃないか。
小さな沼があって、風も穏やかで綺麗な逆さ富士が映っていました。今日はちょっと帽子を被っているけどね。例年ならばもう終わっているワタスゲも今年は雪が多かったせいでフワフワとまだ、いっぱい咲いていました。
|
|
逆さ富士 |
ふわふわの世界 |
|
|
寝起きの頭 |
寝癖直し完了! |
湿原を歩くのは初めてかもしれません。座り込んで見ると、意外と小さな花が咲いていたりしました。かわいいなぁ。
|
|
何の花かな? |
ヒオウギアヤメ
と思ったらカキツバタでした |
それから走っていると、道端にどでかいキャラクターがいくつもお座り(;・∀・)。消防署の前だったのですが、一体誰が何の目的で?!その近くにまたまた見たことないような白い花が咲いていました。真っ白で本当に汚れていない、「無垢」な感じです。まるでわたしみたい(嘘)。
|
|
でででーん |
でもやっぱり名前がわかりません |
沓形(くつがた)にて、ついに迷った挙句に花の本を購入。2400円ほどしますが、こんなに花に囲まれた生活は二度と送れないんじゃないか、と思ったりするので買っちゃいました(でも↑の花の名前がわかりません)。それから沓形岬をちょっと散歩してみると、やっぱりここのキャンプ場も今年から有料になった模様。ここは人数に関わらず300円みたいです。沼浦キャンプ場にはがらんとしていてテントもなかったし、管理人さんも居そうになかったんだけど・・・でもさすが岬、風が強いっす。やっぱり今のキャンプ場でよかったなぁ。
ここの近くの図書館ではインターネットが利用できます。1時間無料でひさしぶりのネットを楽しむ。わーい、わーい。それからエゾカンゾウ群生地へ。一面黄色ですごいんです!行ったときの神威岬より全然すごかったりして。咲いているのが当たり前すぎて、地元に戻っても見れるんじゃないか。そんな気さえする花。
|
その辺が黄色なんです |
キャンプ場へ帰り、洗濯物を取り込もうとしたら、
キャー(;∀;)!!
本当に今日は声を出したので、管理人のおじちゃんが「かおり、どうしたー」と来てくれました。靴下に何でこんなものがくっついているの?!
|
|
初めて見た!その瞬間 |
テント、占拠される |
セミの抜け殻はよく小さい頃見ていたし、セミもよく捕まえに行っていた。でもこんなに一皮剥けるところに遭遇したのって始めてかも。それにしても、地面から出てくると思ったけど?一体どうやってこの靴下までよじ登ったんだろうね(ロープを張っていたけど、地上1m位のところ)。不思議だね。
お弁当を誰かにもらったものをわたしに分けてくれ、管理人のおじちゃんとディナータイムです。すると、おかしな人たちが。おい!わたしのテントのところに座っているんじゃん。この間地元の人たちのバーベキューに居た、若造(と言っても一つ年上。同じWILD WINDジム乗りなのだ)じゃないか!
来てくれたのは嬉しいけど、他のキャンパーの人もいる手前どうしていいものかわからず、おじちゃんと食べるお弁当も冷めたら悪いので、彼らが持ってきたビンビールをラッパのみで男前に飲み干し、「次来るときはもっと酒持ってこい〜!」と言って帰っていただくことに成功(笑)。
おじちゃんとのんびりご飯タイムです。何だかずっと昔から知ってるみたいだね、って本当におとうさんみたいな感じだよ。おじちゃんと話すのはすごく楽しいよ。ごちそうさま。
画像の説明が青いところは、クリックすると大きくなります。
|