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2005年8月24日(月) はれ <136日目>
出発地:北海道阿寒町 
道の駅 阿寒丹頂の里
現在地:北海道弟子屈町 道の駅 摩周温泉
走行距離:216.1km ★ 計:14800.4km 出費:3648円
食費:648円 GAS:3000円 


北海道・阿寒、オンネトー、美幌峠は美空ひばり、霧の摩周湖。



み、見間違えたのか。

昨日白糠の道の駅の天気予報で確かに見た、お日様の晴れマーク。くもりのちはれとかセコイものではなく、お日様マーク単品だったぞ?なのにどうして曇っているの(泣)。

いつ買ったか既に定かではない梨缶が出てきたのでキリキリ開けてパクパク食べてお腹を満たした。ふむ、最初の2個くらいまではおいしいけど、後は味に飽きるかも。やっぱり桃が一番おいしいね。

ペコペコ→きりきり→ぱくぱく・・・かつてNHKであった連想ゲームという番組を思い出しながら(知ってます?ダルマが並べられていくクイズ番組。古いですね(;・∀・))、一連の動きをするとどうだ、空が見る見るうちに白から青へと変わっていくではないか。

こんなに広い空が見えているのに、さっきまであった白い雲はわたしには見えないまた別の空へ行っちゃったんだね。雲って動くのが速いんだね。

さぁ、のんびりはしてられないぞ!晴れとなれば今日は行きたいところがいっぱいあるからね。最初に向かったのは阿寒湖。あのマリモが生息していることで有名な阿寒湖。有名どころは決まって駐車料金を取られるのでマイッチングであります。200円くらいなら素直に払うんだけどねぇ(本当か?)。400円ほど徴収されるとのことなので、またいつものごとくいい場所を探し出し、ちょっと歩くけど阿寒湖を探索開始。

ボッケ遊歩道という名の歩道が湖沿いにあるので歩いてみることにした。説明によると、ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味だそうで、泥火山なのだそうだ。

阿寒湖 こんな感じの遊歩道

日差しは強そうだけど、今の気温は19度。車から降りてもひんやりしたので長袖を上に羽織って来たけど正解だったようだ。湖畔は木々のおかげでさらに涼しい。歩いても汗をかかない、とても気持ちのいいウォーキング。

たまに湖のすぐ側へと近寄って見るのだがマリモは発見できず。というか、遠めで見ると綺麗なのだけど、阿寒湖の湖水、あまり綺麗ではない気がしたのは気のせいかな。

しばらく歩くとボッケに到着。そこでさらに説明書きを読んで知る。

マリモは、どこにでもいるわけではなく阿寒湖の2つの湾に生息しているとのこと。日光の行き届く2〜3mの浅い湖底に居るらしい。どこにでもいると思っていたわたしって大間違い。あと、マリモがコロコロと転がるのにはちゃんと、体全体で光合成を行う・体についた泥や砂を落とすためと、ちゃんと意味があったのですね。わたしは、マリモは丸いから転がっているとばかり思ってました。

((恥))

ボッケ
・・・ブクブク
ボートが通ると湖も一瞬海 まりもの阿寒湖
・・・エム!

ビジターセンターだか何だかに入ってみるとそこにはわたしが見たかったマリモが水槽の中で待機してくれていました。しかしでかい!!館内ではフラッシュが使えないためにうまく画像が撮れなくてちょっとゆがんだように写ってしまったけれど、野球ボール大くらいの大きさのマリモ一家でした。

テリーがいました
(イトウです)
で、でかい!!

阿寒湖の最期のシメはやっぱり「マリモソフト」。

300円で迷うことなく購入したのだけど、色はほんのりグリーン。目を瞑って食べても何の味だかさっぱりわかりませんでした(これがマリモ味?)。しいて言えば、バニラ?(爆)

つまりのところ、そんなに美味しいものではない気のするソフトクリームを食べていると

ウッ!

思わず残っていたコーンの上に出してしまったその物体。

これがマリモソフトの正体 化け物が現れる前

これまた、いまいちな味のゼリーでした(爆)。でもソフトだと思って食べていたのにフェイントを食らうとこうも人間焦るものなのですね。恐るべしマリモソフト。ただのソフトではありません。

次なる目的地はオンネトー。R241→道道949にて向かう。あぁ、今日はきっと登りが多いなぁ。がんばってね、ジム。そう願いつつも荷物満載のジムニーには限度があります(;・∀・)。バンバン抜かれながらもいつものごとく、マイペースでオンネトーに到着。

これまた随分緑色というかエメラルドグリーンをした湖なんだね!ここにも遊歩道があったので湖畔を歩いてみることにした。水が綺麗だからか、沈んだ木々がよく見て取れ、やってくるバイクや車は多いのに遊歩道はシンとしていて、また違う国に来たみたいに思えた。

ここは日本なのか。

運転をしていて感じる広くて真っ直ぐの道路だったり、普段出会えないキツネや鹿。見上げれば広い広い空。満天の星。おいしい食べ物。中には普段の生活でも身近にあるものでも、この大きな土地に来ればそれがもっと輝いて見える気がしたり、実際綺麗に見えたりするのだろう。北海道という大きな土地はすごい力を持っている。期待してみんなやってくるけど、裏切らない絶対の力がある。

北海道を走っていると「わ」ナンバーのレンタカーや県外ナンバーをたくさん見る。

でも聞いたことないから。

「北海道、つまらなかった」

なんてコトバ。

北海道は本当に偉大だ。オンネトーの側を歩きながら思った。

オンネトー
オー
アオVSアカ こっちからのほうが好き

さらに強く思った。

美幌峠から屈斜路湖を眺めたとき。

「北海道ってすごい!」

天気に感謝 美幌峠 めちゃデカイ

わたしの中で、「屈斜路湖」ってそんなにメジャーな存在ではなかったけれど、展望台から目の前に広がるその大きな湖は圧倒的な存在感があって、それでも、青森の十和田湖のように何となく女性的なそんな感じがした。

狩勝峠も日勝峠も天気が悪くて何も見えなくて、北海道の峠がこんなに綺麗なものだと初めて知った。ここだけが特別なのか?比べようのないわたしにはわからないけれど、この場所を離れたくなくて、しばらく目の前にある大きな湖を眺めていた。

晴れた日にここに来れてよかった。

ジムの車窓より

今日、3度目の摩周湖へ行ってみた。初めて「霧の摩周湖」を見ることが出来た。

でも今日の屈斜路湖見たらさすがの摩周湖もかすんじゃうよね(笑)。


画像の説明がのものはクリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。


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