北海道・釧路、ジムニー林道を走る。
週末天気がくずれる予報はやっぱり当たりなのか、昨日に引き続き目が覚めたときから小雨がパラパラ。朝ご飯を食べ、準備をしてから車内の整理をすることにした。
「モノが多い」
一言で言えばそう表現できるわたしの車。
さすがのわたしでも見るだけでぞっとするときがあるので、昨日スーパーで小型ダンボールをゲットし、荷物を少しばかり送ることにしたのだ。いらない本とか、溜まったパンフレットとか、焼いてしまったCD−Rとかね。
ハンコだけ道の駅で押してから郵便局へGO。願わくば定形外で送りたかったのだが、残念ながら4kgを500gほどオーバーしていたのでゆうぱっくになった。
・・・なったんだけど、60サイズ、関西までで1100円で送れちゃうの?持ち込みすると値段下がるとか?もっと高いと思っていたのでちょっとうれしかったりして。まぁとにかく、ほんの少しばかりだが車内がすっきりしたような気がするのだ。よかったよかった。
厚岸〜釧路まではR44は通らず、平行して釧路へと走っている道道にて向かうことにした。車がほとんど通らない、平和な道。でも濃霧のため前がほとんど見えないので、北海道では有り得ないほどにちんたら走る(時速40キロくらい?)。
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見えにくい |
そのため釧路には想像以上に遅く到着。釧路と言えば、六花亭(またか!)と和商市場(新鮮な魚介類が手に入り、自分の好きな具材をご飯の上にのせて作る通称勝手丼が有名)だよねと思いながらまずは駅方面へと向かい和商市場の場所をチェック。市場の辺りはお昼前だと言うこともあるのか路駐だらけで恐ろしいったらありゃしない。
車をどこに置こうかとウロウロしていたら大きな駐車場のコンビニを発見したので日記をアップ。昨日厚岸の道の駅でもエッジは入っていたのだけど、おもしろいHPを教えてもらって読んでいたら朝、文章をアップするための電池がなくなっちゃったのだ。ついでに釧路の六花亭もチェックしてさて移動。
・・・六花亭にね。
冷静に考えれば今までラッキーなことにいろんなところでいろんなおいしいものを食べさせてもらってきたので、わざわざ高いお金出して食べることもないかなぁ、と。食べたいのに食べれてないものと言えばあとは「イクラ」くらい。
軽く地図をチェックしたくらいなので、あやふやなま六花亭の春採店へと向かった。だからキョロキョロしていた。するといつの間にか前の車が止まっていた。
きゃいーん!!(゜∇゜||)
アタル!!
急ブレーキを踏むとギリギリで止まれた。危ないぞ、わたし!何やってんの!のろのろの流れだったからよかったものの。前の車の人がバックミラーを見ていたら、さぞかしびっくりしたことだろう。だとしたら怖い思いをさせてしまった。本当にごめんなさい。気をつけます(PД`q)。
というわけで、もう探すの止めようと思ったらミラクルでお店発見。六花亭で食べたかったもの、それはクリスピーワッフル。あれ、フワフワワッフルだったっけ。とにかくワッフルが食べたかったのだ。ソーダと共に注文をして景色のよい席に座っていると一通のメールが来た。
「今どのへん?」
「釧路の六花亭でまったり中だよ」
「わたし今帯広で豚丼食べてる。今日は釧路まで走るよ」
ええ!!メールをくれたのは天塩・富良野で会った札幌のYちゃん。そうか、週末だからツーリングに出ているのね。
「台風それたみたいだから、晴れるみたいだよ」
そうYちゃんのメールをもらったら不思議と窓に広がる空が明るくなってきた。
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六花亭・春採店 |
ワッフル
生クリーム+メープルシロップ |
フワフワのワッフルを食べると、さらにケーキを頼もうとしていたのを止めて正解だと思った。生クリームは甘さ控えめで◎。想像以上に大きくて結構お腹がいっぱいになっちゃったのだ。和商市場ももういいや。せっかく晴れて来たことだし、プーさんに教えてもらったシュンクシタカラ湖を目指してみよう。
教えてもらったとおりR240→道道222へと逸れ、小学校を過ぎると左手に林道入り口発見。小さな地図らしきものがあり間違いはないだろう。ここから約21kmとのこと。無事着くのだろうか。
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地図発見
でもかなりアバウト |
こんな林道 |
いくつも分岐があり、こっちで合ってるのかなぁと不安になりながら進んでいく。雨上がりの道と言う感じで、あちこち凹った道には水溜りが。男前にジムニーは快調に走っていく。林道の側には川が流れていてとっても綺麗。そしてとっても静か。見た車は怪しげなところに泊まった多摩ナンバーの車一台のみ(死んでないよね?(;・∀・))。
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マイナスイオンいっぱい |
ここに着いたときに。決断
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ゴイゴイ進んできた。林道に入ったのは15:07。割と凸凹が少なかったので平均25〜30kmでは走ってきたと思う。今の時間は16:00。確実に21km以上進んだはずなのに湖に辿り着いてない。
「道を間違えている」
ここかも?ここかも?と思いながら轍を頼りに進んできたのに。「間違えている」と認めるのはイヤだったけど、このまま進んでも確実に辿り着けないと思ったので、綺麗な川の景色を見たときに引き返すことに決めた。えーん(;∀;)。
どういう分岐だったか覚えておこう。まずは沼の沢、次がシュンクシ5の沢?、次がシュンクシ3の沢?
帰りにもここかなと思うところを曲がってみるが、ぬかるんでいて見るからに埋まりそうな道!ビビリながらバックで脱出。一体どこだったんだろう。
計ってみたら、片道32km進んでいたようだ。
そして入り口にあった地図を車を降りてもう一度よーく見てみた。
軽くめまいがした。
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か、書いてる!! |
あの、「沼の沢」ってうっすらと書いてるんですけど!!
あそこだったのか。あそこを曲がっておけばよかったんだ。わたしが最後に見た分岐だったんだ(号泣)。走り始めたら一度もどこにも「シュンクシタカラ湖」だなんてコトバ書いてなかった。まさかこんなにわかりにくいだなんて思っていなかった。でも、最初にちゃんと車から降りて近寄って地図を見ておけばこんなことにならなかったのに(泣)。
時計を見ると既に17時を回っている。
行こうかどうしようか迷ったけれど、精神的ダメージは想像以上に大きく(大げさ)、もう一度今日行こうとは思えなかった。軟弱なわたしである。
道の駅・阿寒丹頂の里の向かいにあるキャンプ場。天気がいいならテントを張ろうかと思ったのだけど、見てびっくり、一張730円ということで却下。素直に温泉に入って、道の駅で寝ることにしよう。
もう一度この道の駅と温泉に来たのには理由があった。
「4日ほど前なんですけど、白い帽子忘れてなかったですか」
そう、白のキャスケット。旅をしてきたわたしの友。帽子は他にも3つあるけど、白は一番のお気に入りで特別なのだ。たかだか2000円くらいのものだけど、わたしにとって大切な帽子。それがないのに気がついたのが25日。もしかしたら、と思ったのだけど。
「これでしょうか」
ご丁寧にもビニール袋に入れてもらい、保管されていた帽子。見せてくれた帽子は紛れもなくわたしのものだった。よかった!
お礼を言って被ってみる。うん、このしっくりくる感じ。やっぱりこの帽子が一番だね。もう無くさないようにするよ。
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大切な友 |
エゾシカバーガー |
温泉でさっぱりしてから、休憩室で前回も気になっていたエゾシカバーガーを食べた。ちょっとクセがあるけど、意外とおいしいじゃん。
テレビでは24時間テレビをやっていた。もうこんな時期なんだ。パソコンを持ってきたので日記を打ちながらテレビを見ていたのだけど、いつの間にかテレビに夢中。
・・・薄紅色のかわいいキミのね
果てない夢が ちゃんと終わりますように・・・
初めて、ハナミズキを唄う一青ようさんをテレビで見ました。鳥肌が立ち、涙がでました。わたしもこの唄は大好き。この唄が好きだったけど短い生涯を閉じた少女の話にも涙でした。
夢、わたしの一つの夢もちゃんと終わりますように。
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