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2005年9月19日(月) くもりときどきはれ <162日目>
出発地:北海道室蘭市
室蘭の道の駅の近くの駐車場
現在地:北海道室蘭→青森県八戸のフェリー  
走行距離:232.3km ★ 計:17507.8km 出費:15605円
食費:105円 
フェリー(JAF割引):15500円 


北海道・ありがとう北海道!ラストデー。



今日は目覚ましを8時にかけていたけれど、目が覚めたのは7時50分。

今日が最後の北海道の朝。

ちょっと、信じられない。

いつもと同じように準備を進める。何も変わらない。

晴れと言っていたのに今日はどんよりくもり空。まぁ、雨が降ってないだけましか。それにしても北海道ってあんまりすかっと晴れないんだね。

どこか一箇所に滞在していたときは(礼文とか利尻とか富良野とか別海とか)、割と晴れていた気がするんだけど。これも日ごろの行いが悪いからか。

昨日寝たところの近く
堂々と間違えすぎです
無料の白鳥大橋

今日は行きたいところがあるのでジムニーを走らせる。

まず、その途中にある洞爺湖に立ち寄ってみた。

何だか人が多いなぁと思ったら今日は祝日で世間様はお休みだということに気がついた。外に出てみると少し空が晴れてきたようで気持ちがよかった。有線で懐かしい音楽が流れていた。scoop on somebodyのsha la la。4年前よくゲレンデで流れてたなぁ。音楽ってすごく不思議ですね。メロディと共にいろんな記憶があざやかに甦ってくる。この曲の思い出は本当に楽しいことばっかり。

最近、旅に出てからの短い期間のことばかりが頭にあったりしたけど、それより少し前の過去ことやこれから先の未来のこと、ベンチに腰をかけて思ったりしていました。

洞爺湖

洞爺湖を過ぎ、途中猛烈な睡魔に襲われて30分仮眠した後、道道66号線を真狩方面へ。

何が見たかったかというと、これが見たかったんです。

羊蹄山(たかしくんと共に)

羊蹄(ようてい)山は通称「蝦夷富士」と呼ばれている日本百名山の一つでもあります。本当なら登りたかった。熱唱・細川たかしの銅像の後ろに聳え立つその山を見たとき、帰るのを一日延ばそうかと思いました。一日延ばせばあの山に登れる。登山口も見に行きました。キャンプ場も。

でも、3ヶ月もいたのに、帰るまで登れなかった(登らなかった)。あと一日、あと一日。見たいところや行きたいところはまだまだある。そんなことをしていたらいつまで経ってもきっと帰れない。だから今回は縁がなかったと思って諦めることにしました(珍しく素直)。

でも、それまで曇っていて頂も見えなかったのに、近くを歩いて帰ろうとするとチョットダケヨ〜とその姿を現してくれたんです。必ず、次に来たときには登ります。

今日の野望としてはたかしくんとデュエットしたかったのですが、あまりの人の多さに断念。さすがにこれだけ人のいるところで登るわけにはいかないです。

近くに羊蹄山の湧き水がコンコンと湧いているところがあるそうなので行ってみることに。何とか農園、というところで道路のすぐ側にあるのですが、車の多さにただただびっくり。何とか割り込んで車を停めた。みんな持ってくるポリタンクがハンパじゃないです!そんなに大量の水を一体何に使うんでしょう。飲食店経営?(謎)

たくさん蛇口?があったので待つことなく水をゲット。朝から何も食べてなかったと思い、農園内にいくつかお店があったので入ることに。「豆腐屋」さんらしきお店が。ちょっとのぞいて見ようかな、そんな軽い気持ちで中に入って行きました。人でごったがえしていて、人が多いのは苦手なのでいつもならすぐお店を出るのですが何だか今日は珍しく進入したのです。

するとそこには大量の試食が!!

羊蹄山の湧き水 試食ズラリ!!

狭い店内なのでこれまた平日ならここまで食べれなかったと思います(店員さんの目が(;・∀・))。黒豆や枝豆を使った豆腐だとか、あげ豆腐、よせ豆腐、ところてんのようなもの、白玉のようなもの。画像には写ってないのですがその後ろにはニンジンやイカスミ、おからなどのドーナツの試食も!みんな遠慮なくガンガン食べていたのでわたしも負けずと。めちゃめちゃおいしかったです。特にかぼちゃドーナツが。

すみません、今日は何も買ってません。

少し違う道を通って帰るつもりだったのですが、途中から何故か来た道を戻っていました。今日は標識でおかしなものを発見。道道66号のはずなのですが何故「066」なんでしょう?「0」に何の意味があるんでしょうか。

066 違う方向だと66なんです

そして走っていると、行きでは気がつかなかったものが目に!!

そうかこれってここだったんだ。雑誌に写真が載っていて、それがすごく印象的で見たいと思っていたのですが一体北海道のどこにあるのかわからなかったんです。まさか洞爺湖だったとは!こんな最終日に偶然出会えるなんて、ラッキー。

洞爺湖だったんだ。
鼻に突っ込む
車上荒らしではないんですね(;・∀・)

洞爺湖畔には他にもたくさんの彫刻がありましたが、やっぱりわたしはこれが一番好きです。後で調べてみると「月の光」というイゴールミトライさんの作品のようです。鳥のフン?が付着しているのが若干気にはなりますが、しかしすごいですよね。わたしにはこういう才能がないから一目見ただけで人に印象を残せるそんなものを作り出せる人を尊敬せずにはいられません、本当に。


オロフレ峠 これだけ見えたら上等です

それからR453→道道2号線にてオロフレ峠を目指す。峠の走り収めということで(謎)。ジムには少々きつかったようですが何とか走りきりました。外に出るとそこはビュービューと風が吹き、半袖では寒いほどでした。しかし今ままでの峠はガスが多かったのですがこれだけ景色が見えたらまぁいいでしょう。本当は素晴らしい景色みたいですが。


登別温泉・親子オニ 日和山展望台より クッタラ湖

クマさん(クマ牧場の宣伝) 地獄谷・ちょっとだけモクモク

せっかくなので登別温泉辺りも行ってみることに。いきなり親子の青鬼が出迎えてくれ、これまた参加して写真を撮りたいところだったのですが三脚を立てるには場所的に無理が(泣)。今日は本当に写真を撮るにはもってこい的なところが多かったと言うのに、全然ダメでした。収穫ナシです(謎)。

青森行きのフェリーなら23時発なので余裕があるのですが、わたしが乗るのは八戸行きの19:15発。地獄谷周辺にはたくさん遊歩道・そして足湯もあったのですが、時間が気になってしまって歩き始めたものの途中で引き返してしまいました。今度来るときにはゆっくりと歩いてみたいですね。

電話ボックスもナイス チキウ岬 トッカリショ

最後のシメはやっぱり室蘭のチキウ岬。

なぜ「地球」ではなく「チキウ」なのかと思っていたのですが、案内板によると語源の「ポロ・チケップ(親である断崖)」がチケウエ→チキウと転訛して「地球岬」という当て字が使われたからなんですね。地球からチキウではないんだ。

「地球が丸く見える場所」

そういわれるこの岬。本当に?と思っていたけれど、実際結構丸く見えるものなんですね。天気がよかったらすごくキレイな場所だと思うのですが、残念ながら。(泣)。それでも北海道の最後を振り返るにはいい場所でありました。

次来れるのは何年後なのかな。まだ日本一周を終えてもいないのに次のことを思ったりする。

いよいよです ジム、今日はトップです

別に張り切っていたわけでもないのですが、今日は珍しくトップでした。18時にフェリーに乗り込み、電源近くのステキなポジションをゲット。19時15分いよいよ出航です。

また来れる、また来れると思いながらでもやっぱり寂しくてデッキには出なかった。フェリーから見る離れていく景色って結構切ないの知ってるから。誰もいない大浴場でゆっくりと身体を洗う。

もう何時間かすれば本州なんだ。同じ日本なのに外国に来たみたいだった北海道。たくさんの人にお世話になりました。たくさんの経験をしました。食べ物もおいしかったです。宗教団体の一味にも間違えられました(え?)。37歳かとも間違えられました(そんなにフケてるか?)。怖いことも何度かありました。

楽しかった。本当に楽しかった。ありがとう北海道!何故99日?やっぱり100日いればよかったかな。なんてね。すみません、何だか今日は(も?)うまく日記が書けないです。気持ちの問題?(謎)

北海道データ
北海道にいた日数 99日
走った距離 7705.5km
一日最長走行距離 361.8km
走行距離0kmの日数 25日
押した道駅スタンプ数 39個
アルバイトの数(お手伝い含む) 4つ
登った山の数(重複含・大雪山は2つと数える) 9つ
テントで眠った夜 34夜
ゲットしたホクレンの旗 5本
いちばんおいしかった食べ物 バフンウニ(利尻)
いちばん感動したこと 利尻山登山
いちばんつらかったこと 羅臼岳登山
人との出会い・感動 数え切れない
チカン(変男)に遭った回数 1回
クマに遭った回数 1回(爆)


画像の説明がのものはクリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。

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