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2005年9月21日(水) はれ <164日目>
出発地:岩手県普代村
黒崎展望台無料駐車場
現在地:岩手県山田町 道の駅 やまだ  
走行距離:161.3km ★ 計:17791.7km 出費:2246円
食費:1346円 
観光費(JAF割引):900円 


岩手県・陸中海岸づくし、本州最東端。



お腹がゴロゴロするのは、昨日赤い実を食べたからでしょうか(爆)。

あいたたたた。

朝は残りご飯で雑炊を作って食べ、最近サボっていた洗濯を済ませてから8時過ぎに黒崎展望台へと気持ちよくお散歩開始。昨日パラパラと夜、雨が降ったけれど今日はすごくいい天気!こんな日だと朝から張り切って行動しちゃいます。でもこの辺り、人の気配がしません。人気薄のスポットなのでしょうか。

歩くとすぐにとあるものを発見。

こんなステキなものがあっただんて!これだけでも岩手県に来た甲斐があったというものです。長崎県の神崎鼻のあの日本地図、福岡の金印公園の古代地図、そしてこの地球儀。こういうもの大好きなんです。

そして世界を廻す
クルクル

正面に立つとセンサーが感知してゆっくりと廻るそうなのですが、壊れたのか動いてはくれませんでした。でも手動でちょっと廻りますよ。

階段を下ると、黒埼灯台があり、右手に海が。ゴツゴツして激しく、これが三陸海岸なんだかぁと感じた。学校で習った「リアス式海岸」。波によって浸食された入り組んだ海岸?何でしたっけ?地理は好きだったのにすっかり忘れてしまいましたね。

黒崎灯台 思いっきり逆光ですが

すぐ側にアンモ浦展望台がありのんびり階段を歩いてから次は北山崎へ。

ここにはお土産やさんもいっぱいあり、観光バスも止まっていて、わいわい賑わっていました。第1〜3まで展望台があるのですが、せっかくなので一番遠そうな第2展望台へ行ってみることに。ほんの?400m、350段ほどの階段で。

まぁ、何故第2展望台へ行ったかと言うと、第1展望台がしょぼかったからなんですが(爆)。この辺りでは北山崎が一番の景勝地だと言われているそうだ。期待を裏切らないでねと思いながらテクテク。


第2展望台付近より そのA

遊歩道では一人のお兄さんとすれ違っただけで、しんとした中に波の音だけが聞こえてとても気持ちがよかった。展望台からの景色は木に隠れてイマイチだったけれど、そこへ向かう途中の景色が◎。たった数百メートル歩いただけでこんなに違って見えるんだね。めちゃくちゃキレイ。

でもわたしはそれよりも、もうちょっと南に下がったところにある鵜ノ巣断崖の方がもっと好きになっちゃいましたけど。

鵜ノ素断崖 う〜ん、最高!

この青い海を見たときにやっぱり今日、トドが崎へ行こうと改めて決心した。

そのまま向かおうかどうしようか迷ったのだけど、やっぱり今日のうちに三大鍾乳洞の一つの龍泉洞へ行っておくことにした。その前に道の駅いわいずみがあったので立ち寄り品物をゲット。

りんご6個200円 長なす30円

どちらも岩泉町産で、りんごは「きおう」という品種らしく阿部さん、なすびは金澤さんが作ったと紙が貼ってありました。こんなに安く買えちゃったもんね。わーい。

りんごは早速洗って皮ごとがぶり!青りんごみたいにちょっと酸味があって超おいしい!シャキシャキした酸味のあるりんごがわたしは大好きなのだけど、本当にわたしごのみ。大きさもちょっと小ぶりで一回に食べるにはちょうどいい。これは東北を出るまでかなり道の駅のお世話になってしまいそうです。

お腹も満たし、依然怪しいPちゃんを警戒して厚着をして龍泉洞へと向かった。ありがたいことにJAFの割引があったので1000→900円に。券売機で買わないでよかった。たまたま窓口の横にスタンプがあったのでそっちに行ったのですが。意外とJAFの割引はあちこちであるのでこれを利用しない手はありません。

ひさしぶりの洞窟にわくわく。しかし進入すると当たり前だけどひんやり。おぉ。所要時間1時間と書いてあったけどお腹大丈夫かなぁ。

龍泉洞は普通の入り口 カメさん

洞窟内の写真をパチパチ撮りながら進む。


フラッシュなし フラッシュあり

するとあっという間に水深120mと言われる日本一の地底湖が。

わたの腕とカメラと落ちてくる水滴ではこの写真が精一杯。

・・・

でも何と言いますか、ちょっと金返せくらい思ってしまいましたね(爆)。秋芳洞に並ぶ3大鍾乳洞の一つなのでそれなりに期待していたのですが。秋芳洞がすごすぎるのかなぁ。

左から2番目がおもしろい
今日のわたしに言ってるのか

ここよりも、券の下側についていた「科学館」の方の洞窟のほうがわたし的には全然よかったです。でもね、残念ながら撮影禁止(泣)。何故?

トドが崎へ向かう途中、宮古市内で日記をアップしたいと思いつつ、遅くなってはと思い通過。R45→県道41号線に入るのだがカーブの連続の上に道幅が狭くて(やれやれ)。

それにしても、トドが崎って、証明書か何かあるのかな?

道の駅に寄って調査をしてくるのを忘れたので、気になりつつ走っていたら宮古市役所出張所を発見。

「うーん、土産物屋もないしねぇ。市でもそういうのは発行してないねぇ」

とあっさり切られる。ぐはっ。せっかく本州最東端なのにね。ちょっと頑張って欲しいね、宮古市!そしてようやく辿り着いたトドが崎の入り口には1台の車と1台のバイクが止まっていました。入り口から目的地まで3.8km。リュックにりんごや水も入れ、三脚を担いで出発です。

ちなみにトドが崎の「トド」は魚へんに毛、なのですが、パソコンで打って入力しても「?」とでちゃうんですよね。

いい感じの海が側に 入り口
こんな字なんです「トド」
こんな道

入り口から数百メートルはアスファルトの登り。

意外としんどいんじゃ。こんなのが続くと1時間では無理かもと思っていたのだけどしばらく歩くとなだからかな土道に。歩きやすい道だったので結局45分ほどであっさり到着。

すれ違ったお兄さんが「いい景色でしたから頑張ってください」そう声をかけてくれた通り、いきなり白い灯台が迎えてくれた。

2人のカップルともすれ違ったから、もうきっとここにはわたし一人!見渡す限り人はいない。「崎」だなんて言うから、狭い、小さな場所をイメージしていたのに、そこにはゴツゴツした岩が一帯に広がっていた。

トドが崎灯台 なにわともあれ、
本州最東端到達!

まだ、全部の端には行ってないけれど、今まで行った中ならば、最も「端っこらしい端」だと思った。どこも車でいける。でもここは歩かないと来れない。4km歩いた人だけが来れる場所。間違いなく、端の中ではここがダントツ1位だ。それはある旅人が何か残しましょう、と置いてくれたことで始まった記念のノートを読んでもよくわかった。2004年から始まったノートはすでに3冊目になっていた。

りんごをかじり誰もいない岩場を歩いてみる。座って青い、大きな海を眺める。

こんなステキな場所に、わたし一人しか居ない喜び。うれしくてうれしくて狂ってしまいそうだった(危)。

あるく すわる

ごろんと転がって今度は青くて、大きな空を眺める。


今日は、秋晴れ。



画像の説明がのものはクリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。

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