宮城県→福島県→栃木県・さようなら東北。
5:50起床。
布団というのは人間に安眠を与えてくれる不思議な力を持っていますよね。はぁ、何てさわやかな朝なんだ。起きるとTさんは既に台所に立っていました。
ナオキさんが出勤する6時半に合わせてわたしも旅立つために、おにぎりだけでなく、昨日わたしのタッパーにTさんがおかずを詰めてくれいつでも食べれるようにと朝ご飯を用意してくれたです。
それなのに、それだけでなく「これもいっぱいじゃないけど、持っていきなさい」そう言って、お米や果物や野菜、Tさんが漬けた梅干、にんにくやねぎやいろんなものを調合したマル秘みそ、やらを持たせてくれましたT▽T。前の日にはご飯を炊くときにいっしょに入れるだけでひじきご飯が出来ちゃう乾燥ひじきだとか、おしゃぶり昆布も頂きました。何もできないわたしにこんなにまでしてくださって。T家の冷蔵庫は大丈夫なのかと心配になりますが(笑)、本当に感謝感謝です!
そしてだんなさんと奥さんに握手をして挨拶をした。今の自分にできることってほとんどないけれど、せめて、こういうやさしさを誰かに渡していけたらと思ったりした。2日もお世話になり、本当にありがとうございました!(イナゴも(笑))いつかTさんご夫婦と一緒に山登りができたらいいなぁなんて。
ナオキさんにR4まで連れて行ってもらい合図をしてお別れ。ありがとうございました(ぺこり)。
|
R4 |
もっと朝の早い仕事をしていたけれど、こうして6時半という時間に朝日をいっぱいに受けて車を運転しながら多くの車を見ていると、世の中何とみんな早起きなんだろうと思ってしまう。
|
ついに! |
車は多いものの、早く出た甲斐があって順調に進んでいく。そしてついに目にした「東京」の文字。あと316km。行こうと思えば今日にでも東京に行くことができるんだ。
わたしは数年前、日本シリーズのON対決(ジャイアンツの長嶋さんVSダイエーの王さん)のチケットをミラクルでゲットし、友達と夜通し走って愛媛から東京まで行ったことがある。
友達のよく走る車でだけどね(;・∀・)。
でも、ということはだ、ここから2日あればもう愛媛に帰れちゃうそんな場所にいるということなんだ。何だかわからぬが嬉しいような複雑なような、そんな気分。でも、それは旅の折り返し地点を大分過ぎているということで。そう考えるとやっぱりさびしかったりするので。でも元々働くことは好きなので働きたいという気持ちや。一方でずっとこんな日が続くんじゃないかと錯覚したり(危)。しかし、旅ばかりしているわけにもいきませんからね、人間。
順調良く福島県に突入。福島市にてお腹が空いたので車を止め、昨日Tさんと一緒に作ったおにぎりをモグモグ。5つのうち、3つがネギおかか、2つが梅干。パクリと食べたのはネギおかかでした。ごま塩もふりかけられさらに焼きのりで巻かれているという超豪華おにぎりなのです。
|
こんなにたくさん頂いちゃいました! |
食べながらちょっぴり涙ぐんじゃったりして。くすん。
だって女の子なんだもん(注:もう女の子という歳ではございません)。
そしてよいお天気の下で日記作成に取り掛かる。エッジの入るところで一日分は仕上げておかねば☆画像処理はTさん宅で済ませていたので1時間半ほどで一日分完成。2日目にも突入したかったのですが、こんなにいいお天気。パソコンとニラメッコってばっかりもねぇ(言い訳)。
そして、R115(だったか)にて猪苗代方面へ。
福島と言えば「猪苗代湖」と勝手に思っていたのですが、だんなさんに「猪苗代湖よりもむしろ五色沼の方がいろいろ見て周るところがいっぱいあると思うよ」とアドバイスを受け、五色沼方面へと走った。
しかしだ、秋元湖手前で痛恨の表示を見る。
「レイクライン 普通車930円」
930円だったかどうか怪しいのですが確かに900円オーバーは確実でありました。国道から確実に10km以上走ったんだけど。入り口のところにも値段書いておいてよ。プンプン。
料金所はまだ先のようであるがこのまま走り続けたら確実に払わなくてはならない。ふむ・・・どうしよう(車なんですがやっぱり引き返すの面倒なんです)。地図を眺めるとちゃんと「有料」そして値段もちゃんと書いてくれていました、わたしがただ単に見てないだけなんですよね、てへっ。
というわけで泣く泣く引き返すことに。五色沼へは別ルートでちゃんと行けるし、1000円あればおいしいもの食べれますからね。そして、五色沼と書いた方へ向かって進むと駐車場があり、なかなかの人で賑わっておりました。どうやらこの駐車場は「五色沼の一つ、毘沙門沼」にほど近いところであると判明。
地図を見ると「五色沼」というので5つほど沼があるのかと思っていたのですがどうも8つほどある模様。福島県には磐梯(ばんだい)山という日本百名山のひとつでもある山があるのですが、その噴火によってこの辺りの沼や湖は造られたようです。
片道4キロ弱のようなので、さっそく五色沼探索コースを歩いてみることに。この辺は裏磐梯と呼ばれ、数ある中でもこのコースが一番人気があるそうです。
|
こんな感じ |
すぐそこに毘沙門沼があるのですが、これが五色沼で一番大きな沼。残念ながら徐々に曇ってきたのですが、とにかく色が濃いんです。広々と視界がひらけたところから見る沼よりも何だか今日は木々の間から見える色にジーン。
|
|
|
毘沙門沼 |
カモさんもいます |
これだけ色が違ってました |
そんな天気なので実に涼しく歩きやすかったです。ポチポチといろんな花も咲いていたし。わたしはアザミ系の花はケバくてあまり好きではなく、今まで散々見てきたのに一枚も撮ったことがありませんでした。でも今日は珍しく撮る気でいたんです。アザミっていっぱいあるんですよね。Tさんのところにあった花の本を見せてもらったら、アザミもなかなかいいのかなって。でもほとんど枯れていて結局撮りませんでした。
|
|
キクの仲間ですよね |
一つポチっと咲いてました |
ちょっと薄暗かったので手ではブレるのですが、三脚を持っていってたので撮れました。あー多分左の写真は何てことない花だと思うのですが名前がわかりません。
で、肝心の沼なのですが、たくさんありすぎ(爆)、ちょっと暗くて・・・なのでわたしが特にいいなぁと思ったみどろ沼と弁天沼だけ画像は載せることにします。
特にみどろ沼は「深泥」と書くそうで、他の沼とは色が全然違って見えました。他のがガリガリ君ソーダなら、ここはがぶ飲みクリームソーダみたいな(よくわからぬ例えですまぬ)。
|
|
みどろ沼 |
弁天沼の木がよかった
・・・けど暗い |
それから磐梯山の噴火により、荒れ果てたこの辺りの地に木を植えた人のお墓があったので、コースからは少し離れるけれど行ってみた。磐梯山の噴火で五色沼は出来たけれど、その代わりに木を失ったんですね。今こうして木、いっぱいの道を歩いて沼を見て感動したり癒されたりするのはこの方(遠藤現夢さんというお名前でしょうか)のおかげなんですね。感謝感謝。
かなり写真を撮ってばかりいたので(にも関わらずとてもじゃないけど使えない写真ばっかり)、気がつけば3時間もここで過ごしていた模様(驚)。
裏磐梯に道の駅があるし、もう少し走れば喜多方市にも道の駅がある。こっちはきっとエッジも入るだろうし、ラーメンも・・・とは思ったのだけれど、明日は栃木県の那須岳に登りたいのでそっち方面を目指すことにした。
途中、夕日がキラキラと眩しくて。きっと猪苗代湖の辺りにいたらすんごい夕日を見れるんだろうなと思ったりしたけれど、あんまり悠長にしていると暗くなってしまう。そう思いながらも走っているとあっと言う間に猪苗代湖の上空は茜色に染まった。さようなら、東北。さようなら、福島。
・・・福島たった1日弱ですまぬ!
|
猪苗代湖の夕暮れ |
勇気を持ってグネグネの県道を走り、何だか遠回りをして道の駅・那須高原友愛の森に到着。関西圏内でも感じた初めてのドキドキ。もうここは関東なんだ。
明日の山登りのための梅干入りおにぎりを作り、Tさんに頂いたピーマンを入れてラーメンを作り、ズルズル。野菜はやっぱりおいしいね。
とっても静かです。ゆっくり眠れそう。明日は晴れるかな。
そして、9月25日、リンクをしているNIPPON GURURIN PLAN!のチャリダーなりすけくんがついにゴールをしました!(確認が遅れてすみません。わたしが去年の11月に本当に日本一周をしようと思ってそれから旅日記というものに出会い、巡り巡ってなりすけくんのHPを見つけました。仕事から帰ってきては楽しみにアクセスをし、恥ずかしくてメールも書き込みも出来なかったのですがこっそりと楽しみに読ませてもらっていました。何だかリアルタイム日記が終わってしまうなんて
信じられない気がしますが・・・(旅先でもチェックしていたので)。まだまだこれから追いついていない日記が、ねぇ、なりすけくん(笑)。1年4ヶ月本当にお疲れ様でした、そしておめでとうございます。楽しい、素敵な日記をありがとうございました。
画像の説明が青のものはクリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。
|