栃木県→群馬県・168。
ここ何日か1日前の日記を書いていた。
日記なのに、今日の日記を書けないというのは実に消化不良というか何と言うか、はがゆいと言うかそんな気持ちになる。今日は何としても追いつくぞと決め、書き終わったのが2時過ぎ。それからあれやこれやとしていたら3時過ぎ。お腹が空いたのでご飯を作っていたら4時過ぎ。
あれあれ、あっという間に5時です。もちろん朝のです。
今日はジムにとって最大のピンチであろう「いろは坂」アタックの日。
そうあの日本百名道の一つでもあるいろは坂。日光の華厳(けごん)の滝は見たい。しかしそうなるといろは坂は避けては通れないのであります(めちゃ大回りすれば行けるけど?)。この登りに弱いわたしのジムニー。そうなると、早朝出発しかないわけです。
眠いか?
自分に問いかけてみるけれど、「眠くない、大丈夫だ、いろは坂を越えたらどこかで寝よう」という答えがでた。ここから約50km。1時間ほどで着くだろう。
まだ暗い中、車を走らせた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・ん?
・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?
何故に新たな道の駅が?
大きな道に出るまで、昨日走った道を引き返すだけ。そのとき道の駅はなかった。でも今はある。
・・・ということは?
昨日走ってない道を走っているということですよね。
・・・ということは?
逆走してるってことですよね(爆)。わたしのバカバカッ!
朝日がもう少しで出そうできれいだなぁなんて走ってる場合じゃないですよね。考えてみれば今日は西へ向かうのに、正面に朝日ってどう考えてもおかしいのに(;・∀・)。えっとどうやら10km以上は走った模様。
・・・はぁ(ため息)。
もうすぐ半年になろうとしているのに、最初の頃と何ら変わってない気がします(爆)。
しばらく走っていると、街の中から大きくてピカピカの太陽が出てきました。今日もいい一日になりそうです。
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オハヨウ! |
しかし、しばらく走っているとどうも自分の様子がおかしいということに気がつく。
ライダーの人と話していると「一瞬寝てた」とか「意識がない瞬間がある」だなんてことをよく聞いた。それが一体どういうものかわからなかったのだけど、もしかしてわたし今寝てた?と思う瞬間があった。眠いのに起きてないとと思うとあくびが出るけれど、あくびさえも出ないそんな状態。
これってやばいじゃん!そう思い日光まで15kmの地点で大きな駐車場のあるコンビニを見つけたので仮眠させてもらうことに。こんなので運転してる方がいろは坂よりよっぽど危ないよね(認識)。
3時間ほど眠るとすっきりし、びくびくしながらR120にて日光へと突入。東照宮は悩んだけど、見ざる聞かざる言わざるは見たかったんだけどなぁ。足尾銅山に行きたいので今回はやめておく。
・・・しかし、なんだ。
いろは坂、素敵。あんなに怯えていたのに、上りと下りの道が完全に分離しているのです(喜)。しかも、上りは2車線!
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これ、のぼりの道 |
こうなりゃ、こっちのもんです。大きなトラックの後ろにくっついてゆっくりと登ることに成功。いやいや、快適、快適。
しかし速い車はさっさと右車線で抜けばいいのになぜ一回後ろについてしばらーくしてから抜くんでしょう。一方通行ってこと知らないんでしょうか(謎)。
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いろは坂 |
こんな感じです |
FONT size="-1">いろは、というのは48個のヘアピンカーブに由来すると書いていたのですが、「は」は「8」でわかるのですが何故「いろ」が「四十」?!地図で見てもわかるよう下の右の画像のようにとにかくグネグネです。
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明智平から男体山 |
ちなみに地図だとこんな感じ |
もう少し上ると明智平ということろがあり、ロープウェイもあったり。ここからは華厳の滝や百名山の男体山というたくましい名前の山が見えたりします。でも滝もちっちゃーくしか見えなかったし、山も頂は雲で隠れて見えなかったのだけど。
しばらく走るとようやく中禅寺湖辺りに出た。やれやれ。華厳の滝の周りにはいっぱい無料駐車場がある。
・・・にも関わらずうっかり310円の有料駐車場に入ってしまうおばかなわたし。
だってね、気がついてバックしようと思ったら、もう後ろに車が来てて出れなかったの、くすん。
しかもね、滝からちょっと遠い駐車場(あほすぎ)。
まぁ入ってしまったものは仕方がないので、車を置いて滝までフラフラ。
そしてわたしを待ち構えていたのは高さ97m、日本三名爆の一つ華厳の滝。530円ほど払えばエレベーターで降り、下の滝つぼから見れるそうだけど、すぐそこにある展望台からでもすごかったです!
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おお〜(☆☆) |
打たれたら肩こりも一発で治りそう |
水量が少なかったらショボイのでしょうが。何というか「水厚」というんでしょうか。流れ落ちる水の厚みがすごいんです。滝の上から落ちたら大怪我、いや死に至るのかもしれませんが、でもずーっと見ているとこの水の厚みでケガ一つなく降りれるんじゃないかと思ったりしてしまいました。滑り台のようにね。やってみる?ねっ、ねっ!
そんなアホなって感じがしますけど見てたらそう思ってしまうくらいだったんです。いろは坂を恐れ、もう茨城へと抜けようかと思ったしていたのですが来て本当によかったです。
せっかくすっからかんな駐車場に停めたので、ここぞとばかりに陰でこっそり調理開始。水があまりないのでボンカレー+マル秘ミソでカレースパを作って食べる。うまい!無駄と感じるお金を使ってしまったときには自炊でフォローです(謎)。
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鋭角です |
ナオキさんに下りのいろは坂ははしんどかった!ときいていたのですが確かに、何じゃこりゃというカーブの連続。でも道幅がかなりあったので、エンジンブレーキとともにゆっくり下って行った。最後の辺りには緊急待避所。ブレーキが壊れた人のために砂を盛ってるところがあったくらいだから。フー。
そこからR122で足尾銅山観光へ。
昭和40年代に閉山するまで400年続いた足尾銅山。わたしの中ではその後に「鉱毒事件」が続く方がイメージが強くて。そっちを知れたらいいなぁと思ったのですが、さすがに足尾銅山「観光」なだけにあえて詳しく解説などはしてなかったです。当たり前か。
800円を払い入場すると、まずトロッコに乗って通洞抗へと入っていきます。
降りるとひんやりしていて、鍾乳洞などと一緒で年中温度が一定しているそうです。奥行きもあるのですが、下へ何層も繋がっていてその坑道の長さを繋ぎ合わせると東京から博多までの距離1200kmにも匹敵するとのこと。いかに大規模な銅山であったかがわかります。実際海外にも輸出され、外貨を獲得し、日本の経済にも大きく貢献していたそうな。
明治時代に民営化され、技術の進歩もあり日本の生産の40%以上を産出する日本一の銅山になって、このころ公害問題が発生したのですね。
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運ぶ人 |
いい顔してます |
胴を掘る人、運ぶ人、湧いてくる水を処分する人、雑用をこなす人。役割分担はあったそうなのですが、単調な仕事ゆえにバクチ・大酒でストレスを解消する人がとても多かったそうです。確かにこんなに薄暗いところにずっといたら、ストレスも溜まるでしょうね。こうして観光でのぞきに来るくらいなら楽しいけれどね。
それから、道の駅に移動し18時ごろから爆睡態勢に。携帯の電波も微弱な、誰もいない寂しげな道の駅なのだけど、まぁいいや、眠いし。もうここは群馬県。群馬県って何があるんだっけ?!
・・・おやすみなさい。
画像の説明が青のものはクリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。
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