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2005年10月17日(日) 雨が降ったりやんだり <190日目>
出発地:静岡県静岡市
道の駅 宇津ノ谷峠
現在地:静岡県掛川市
R150 マックスバリュー大駐車場  
走行距離:109.1km ★ 計:21172.6km 出費:2892円
食費:815円 GAS:1477円
観光費:600円  


静岡県・静岡と言えば。


また、雨です。

わたしの中では「晴れ」よりも「雨」の方が印象が強く残るらしい。

「天気に恵まれてるよね」

そう日記を読んでくれている人にはよく言われるのですが、本人としては全く持ってそんな感じはありません。どちらかというと、雨が多いなぁというイメージ。でも実際晴れ:くもり:雨の比率がいかがなものか、旅が終わって(もしも)暇があればはじき出してみたいと思います。

そうだそうだ。確か静岡にも何やら日本一があったのでは。

一番の◎◎だとか日本一◎◎に目がないわたし。実はそれらをまとめたマル秘ノートがあったりするのである、ウフフ。ひさしぶりにそのノートを開いてみると、おぉおぉ、これがあったか!何といういい位置にいるのだろう。さぁ、そこを目指してみることにしよう。

案内板などは見つからず、グルグルと周っていると、いかにも!な橋が登場。

ギネスにも認定されてるんです じゃーん、蓬莱橋

この蓬莱(ほうらい)橋は大井川に架かる、世界一長い木造歩道橋で897.4mなのである。

しかも?

日本で唯一の賃取り歩道橋とのこと。ビクビクしながら様子を伺うと「100円」。

なんだ、それくらいなら払えるよ、フッ。というわけでおばちゃんに100円を支払い橋へと侵入。

雨なので傘をさしていく。海から一番遠い場所に行ったとき(いつの話?)に履いていたスニーカーが未だ乾かないので、足は登山靴。ちなみに傘は骨が1本露出。

微妙に自分自身にしっくりこないのだが、妥協してよしとする。

先まで見えない蓬莱橋。どうやら今この橋の上にいるのはわたしと、向かいからやってくるカップルの計3人のようである。

カタカタ?ポクポク?トコトコ?

木の上を歩くときの自分の足音を文字にするとき、どう打ったらいいのか未だに戸惑う。湿原で歩いてきた木道と同じ音がする。木はいい。音がやさしいから。

しばらくすると、ひとりじめ。 わかりにくいけど、結構いい色

900m近くの歩道橋が架かっているということは、大井川もそれだけ大きいということだ。でも、こんなに広いのに、水は片寄せあって遠慮気味に流れている。こんなに広いのに。だから、流れていないところを見ると川であることを忘れてしまいそうだった。

反対側までゆっくり歩いて15分。

そこまで来たとき、雨は大粒に。あぁあ。

傘に、歩道橋に、河川敷に、川に、うちつける雨。慌てて音を立てているのはわたしの骨丸見えの傘だけ。後はみんなおとなしく雨を受け入れている。自然はやっぱり、やさしい。

下から覗き見

戻った頃には服はびっしょり濡れてしまった。冷たい。それでもいやだとは思わなかった。多分、わたしはこういう場所がとてもすきだからだと思う。

静岡って、何があったっけ?と思いながら走っていると目に入った「お茶の郷」。パッとしない名前だなぁと思いつつも「お茶博物館」と書かれたその言葉に魅かれてとりあえず入ってみることにした。入場料600円がJAF割引で500円に。今回もまた、JAFさまさま。

お茶の郷 今月のお茶:きんもくせい

中に入るとレディがおでむかえしてくれ、今月のウェルカムティはきんもくせいのお茶とのことなので早速いただいた。あまり熱いお茶を飲んだりしないし、お茶には疎いわたし。きんもくせいのお茶も初めて飲んだけれど、クンクン。何だか香りがよくて紅茶の砂糖ナシを飲んでいる感じ。色は緑茶みたいなんだけどね。

世界のお茶がずらり! 一番のお気に入りのお茶の葉 でかすぎ(笑)

そこには、何十種類もいろんな国のお茶があって引き出しを開けると実際に手で触れ、香りを確かめることができるのだ。うわぁ。インド・スリランカ・中国・カメルーン。手にとって感じる。うんうん。感じたことのないかおり。においで感じる、よその国。

中にはビデオもあって、各地のお茶の飲まれ方を紹介していた。中国では急須に入れた一番茶って、茶器を温めるために使われて、飲まれることなく捨てられるんだね。日本の湯飲みに慣れていたら随分小さく感じる茶器。1人、2人で飲むのではなく、3人4人とみんなでオシャベリをしながらお茶を楽しむからかな。1回のお茶でたくさんの人が飲めるように茶器が小さいのかな、何て思ったりする。

実際のところはわからない。

お茶ねえさん 茶畑

最後に、地元の金谷茶を飲ませてもらった。すこしぬるめでわたしが好きな緑茶。そこで博物館のおばちゃん2人と愛媛→どえりゃーお高いブドウの話→旅の話と盛り上がり、お茶を飲みながらペチャクチャ。ひとりで飲みながらしみじみもいいけれど、誰かと飲みながらほっと一息っていいなぁ。

「牧野原台地」

あ!何年か振りにきいたよ、この地名。その辺りを通ると茶畑が所狭しとありました。

初めは普通に植木だと思ったんだけどね(爆)。

かわいいやつです。 シラス&わさびジェラート

御前先崎灯台に行く前に、見つけた「海鮮なぶら市場」。

そして見つけてしまった「大人気シラスジェラート」の言葉。

買いましたとも。50円しか変わらなかったのでもちろんダブル。相方は思い切って「わさび」。

結論:わさびはキツイ。意外にもシラスは◎。

シラスはよく見たら、目が合いそうでした(怖)。

何だこの花? 同じかな?
こんな道 御前崎灯台 かわいい。

御前崎灯台は、灯台前が狭く、駐車料金を取られるとのことなので近くを調査したら見事無料駐車場を発見。ここからの遊歩道がものすごくよい感じで◎花が咲いていて、激しい波が見えて、静かで。悪天候のため灯台が閉まっていた今日、ここを歩かなけばつまらないスポットだっただろうなと思った。

渥美半島の方まで走ろうかと思ったのだけど、途中でメガマックス?だとかいう掛川市の巨大なショッピングモールに遭遇。24時間営業だし、雨もまた激しく降ってきたし、トラックもいっぱい停まっているし、ということでわたしも片隅にて眠らせてもらうことにしました。

日記を書いていたら半分ほどで睡魔が。最近どうも眠いのです。早めにおやすみなさい。


画像の説明がのものはクリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。


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