静岡県→愛知県・渥美半島、そして名古屋入り。
はい、雨です。
お天道様には逆らえないので仕方がない。けれど、やっぱり目が覚めたときには晴れていて欲しいと願うわたし。家の中で暮らしていたときはそんな風には思ったこと、あまりなかった気がする。
なんて、つべこべ言ってはいられない。
今日は大都会・名古屋に繰り出す日。夜7時、金山駅に照準を合わせて動かなければならないのである。あぁ、無事着けるんだろうか。
今日の大イベントは名古屋への殴りこみ(謎)。次が渥美半島。付加としてとりあえず渥美半島に行ってみるかという程度。清さんには大変申し訳ない。
しかしR42に乗り換えて、先っちょの伊良湖岬までなんと40kmもあるらしい。ついでの割にはなかなか遠い。
伊良湖岬の手前に「日出の石門(ひいのせきもん)」たる案内板があったので車を停めて歩いてみることに。石門自体は大きい岩に、波の力でぽっこりと穴が開いているもので、ふぅん、という程度だったのだが、その近くに何故かトロピカルな雰囲気漂うところが。何故に?
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渥美半島より |
宮崎のR220辺りみたい |
解説があったので読んでみると。
・伊良湖岬は島崎藤村の叙情詩「椰子の実」の舞台になったところである。
・渥美町の観光協会がこの詩のロマンを再現しようとしている。
・「遠い島」(詩の中にでてくるのか?)を沖縄の石垣島とし、
→渥美半島の恋路が浜に流れ着くようにと石垣島の黒潮に乗せて椰子の実を投流してる。
・石垣島と渥美半島は1600km離れている。
・今まで流した椰子の実は1964個。流れ着いたのは沖縄以外の全国各地に91個。
ということがわかった。
平成10年まではその流れ着いた椰子の実をこの辺りに植えていたらしい。椰子の実を買ってオーナーになれるみたいだ。そこには11年度以降、名前も書かれてあって、椰子の実のオーナーと拾った人の名前があった。
なんだかロマンだね。
愛媛にも流れ着かないかなぁ。瀬戸内海だから無理かなぁ。残りの1800個余りは一体どこにいっちゃったんだろうね。例え拾われなくとも、そうやって自分の流した椰子の実に思いを馳せるのもステキな時間の過ごし方だと思った。椰子の実オーナーってきっとステキな人たちなんだろうなぁ。
渥美半島にある恋路が浜は、4つの「日本の百選」に選ばれている。
「日本の白砂青松百選」「日本の道百選」「日本の音風景百選」「日本の渚百選」。なのだそうだ。へぇ、くらいにしか思わなかったのだが、サンダルで砂浜に降りて見ると、思わず走り出したくなる場所であった。わーい。なんだろうね、何かすごく感じのいい海岸だね。
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一人DE青春 |
伊良湖岬灯台。おぉ! |
もう一つここでお気に入りなのは、灯台。
「灯台→」と書かれていて素直に従って歩いていると登りのアスファルト道から、階段へ。登りならわかるよ。でもね、下り。だいたい今まで行った灯台って、ちょっと小高いところにあるのに、下った先にどんと現れた白い灯台。こう来たか!とやられた気分になっちゃいました。こういう意外なの大好き。
しばらく灯台の側に座って、風に当たっていました。この灯台すごくいいね。青空だったらもっとキレイだったんだろうなぁ。ぼんやりと海を眺めた。寒くもなく、暑くもない、ぼーっと時間を過ごすにはもってこいの環境。渥美半島なかなかいいYO!
近くの道の駅で中部のガイドブックを購入し、徐々に名古屋方面へと近づいてみることにした。
ふむふむ、R23で名古屋入りできそうだわい、と思っていたのに、不思議だよね、何でかな。いつの間にかR23を離れてR247→R419に乗ってたよ。都会マジックだね(謎)。
しかも1回全然違う方向に行っていたのでそこにて昨日の日記を製作開始。電池切れで半分くらいしかできてなかったのだ。でも何だか集中力がない。あぁ早く名古屋に辿り着きたい。
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でら怖い〜!! |
そろそろ行くか! |
ドラ吉の仕事が7時に終わるので、それくらいに駅で待ち合わせになったのだ。あまり早くに行き過ぎても困るし。と思いつつも、あと10km地点を17:30に出発。
「渋滞?ないって。日本を周ってるんだから大丈夫でしょ。R19でおいでね」
そうドラ吉は言い放ったけれど、あの。さっきから30分経ってたったの数百メートルしか進んでないんですけど(脂汗)。どうやら工事中で車線減少のため渋滞が起こっているようである。大丈夫かなぁ。ドラ吉に連絡をとりつつ、R19を探すのだが、見つからない。
「駅前で夕ご飯の買い物してるから落ち着いたら連絡ちょうだいね」
これは何分ドラ吉を待たせることになるんだろうか。R1を発見し、辿っていくのにどうしてもR19が見つからない。何故なんだ?やばい。桜本町?ここどこよ?全然わからんよ。こりゃ、何とかして誰かに訊くしかないね。
ちょうど路駐だらけの車のせいで1車線つぶれているところ+掃き掃除をしているおばちゃんというナイスな場面に出くわしたので、車をちょっと停めて聞き込み調査。
「金山駅?2つめの大きい交差点を右に行ったらあるよ。ブラザーっていう大きいビルがあるところを右。ごめんね。入れ歯してなくて、えへへ。」
と、すきっ歯のおばちゃんは照れくさそうに笑っていたけど(笑)、おばちゃんの「ブラザーを右に曲がる」というのは実に的確でありわかりやすかった、ありがとね、おばちゃん。後は本当にいいタイミングで、
「金山」
と書いたバスを発見。キラーン。
ええ、バスが停まるときにはわたしも止まり、路線バスを尾行しましたとも。はずかしくとも何ともないやい!
「えっと、左側の山ちゃんってところを左に曲がったらファミリーマートがあったから、そこにいる」
そう言うとドラ吉は「今から行くから」そう言って電話を切った。
そして、数分後、3つのパンパンに膨れた買い物袋を持ってドラ吉が登場。
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じゃーん! |
あんた、わたしがもっと遅かったらそれを持って家まで歩いて帰るつもりだったの?買いすぎよ、買いすぎ!(笑)
2年半近く会ってなかったドラ吉は相変わらずだった。
ドラ吉との出会いは7年前ほど。学生時代のバイト先に、ドラ吉が後から入ってきたのである。最初は時間帯も違っていたし、そんなに話すこともなかったし、みんなで遊ぶのに誘っても来なかったので付き合いの悪いやつだなぁと内心思っていた(爆)。でもそれは、ドラ吉がバレー部に所属していて忙しかったから仕方がない。
引退してからは、よくつるむようになって、カラオケに行ったり、鍋をしたり、2000年問題の時にはM氏宅で怯えつつ、鴨そばを作ったり、チャリンコをお借りして枚方から香里園の成田山までゲ◎りながら漕いで行ったり、18きっぷで岡山まで遊びに行ったり、卒業式の時にはピエロの格好で写真を撮ったり(謎)、メイクごっこと言って、オデコに貞子の「貞」と書いてみたり、クリスマスには一緒にサンタさんの格好をしてケーキを売ったり、買ってくれたおじいちゃんおばあちゃんにイチゴをつけるのを忘れたり(最低ですね)、一緒にオールスターを甲子園に見に行ったり、一緒に泣いたり笑ったり、ばかなことをしたり、いろんなことを相談しあったり。とにかく思い出多き友なのである。
ま、友というよりわたしの大切な親友だ。ひさしぶりに会う親友。あぁ、やっと名古屋まで来れた。やったよ!!
しかも、なかなかグッドな位置にいたらしくすぐにドラ宅に到着。
ドラは彼と一緒に住んでいるので、はっきり言ってわたしはおじゃまんぼうなのだが(爆)、もうこれも4回目(かな?)。気にしない気にしない。おじゃまします。
到着すると、犬のももちゃんが激しくお出迎え。「人見知り」ということを全く知らない犬であります。ももちゃん、ひさしぶりだねぇ。相変わらず足が短いね(笑)。
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ドラ吉からのプレゼントです。 |
マタにはさまるももちゃん |
「はい、プレゼント。」
そう言ってドラ吉がわたしてくれた紙袋には、表に「かおりちゃん」・ウラに「頑張れ」と印刷のコピーまで貼ってあった。いかにも暇人。いやいや、手の込んだこのプレゼント。めちゃうれしいんだけど。
中身は。ミスドセット(タオル・ミニカー・ストラップ)、チキンラーメン、ベビースター激辛お徳袋、万博のかわいくないマスコットのキーホルダー?(でもこれを買うのにレジにめちゃ並んだらしいことを強調していました。笑)、うまい棒セット、マッキーのCD。
巨:「なになに、わたしが来るの楽しみにしてたんじゃん。」
竜:「そうよ、待ってたわよ。」
そういうドラ吉。何て素直なかわいいやつなんでしょう。本当に、ありがとね。
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ももちゃん、バックに入れられる |
ひさしぶりカシスビール+鍋 |
ドラ吉がももちゃんのお散歩に行っている間にシャワーを借りてすっきり。彼はお仕事が終わるのが遅いの先に2人でボチボチはじめる事に。わたしたちと言えばカシスリキュール。よく一瓶買って、オレンジジュースと割ったり、ビールで割ったり、ウーロン茶で割ったりしたよね(もちろんわたしの実家にもあります)。今日もドラ吉が用意してくれていました。
カンパイ。
何故だか動揺したというドラ吉はスーパーで鍋の素を3つも買っていました。しかも2つがキムチ鍋、1つが味噌鍋の素。3つ違うならまだしも、本当におもしろい人です(笑)。それにしても、活字が苦手なはずのドラ吉が本当にわたしの日記を驚くほどに読んでいるということにびっくりしました。まぁ、仕事中に何だろうけど?意外と自分が行ったことのないところって読んで頭の中に留めて置くって難しいと思うんだけど。読んでくれていてうれしいよ。
彼も帰ってきたところで第2弾でわたしたちもまた鍋開始。食べすぎよね。明日は本職に加え、朝のマル秘お仕事もお休みとのこと。っていうか、休みにしてくれたらしい。突然行くって言ったのに。わたしもドラ吉も一度も行ったことのない名古屋の東山動物園に行くことに。わーい。
彼には悪いけれど、今日はドラ吉とベッドでオネムです。おやすみなさい。(注:彼は床だったりして)
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