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2005年10月31日(月) 雨のちはれ <200日目>
出発地:愛媛県美川村 道の駅 みかわ 現在地:高知県須崎市 
道の駅 かわうその里すさき
走行距離:195km ★ 計:22534.6km 出費:5446円
食費:880円 GAS:3356円 
生活費:210円 観光費:1000円 


愛媛県→高知県・がっかり橋→坂本竜馬→誰も居ない穴。


あの、昨日何度も携帯で確かめたんだけど?

高知も愛媛も見たよ。降水確率ゼロ。太陽のニコニコマーク。

なぜ、雨が降っているのでしょうか。実に不思議です。

昨日夜から降り出した雨は、朝6時半でもまだしつこくシトシトと降り続いていた。決して降水量は多くない。でも雨が降っていることには変わりはない。

今日はカルストに行く予定だったのになぁ。

やる気喪失もいいところで、そのまま寝続け、次に起きたのは8時。おや、空が明るくなってきたよ!ということで準備を始め、洗面を済ませて外に出ると青空が広がってきました。

しまった、出遅れた(;∀;)。

朝ご飯も食べずに急いで車を走らせ、R33から「四国カルスト」と書いているほうへと進むと再び空はどんより曇り空へと変わっていった。やっぱり止めようかなと思っていると「そうしろ」と言わんばかりに雨が降り出してきた。

何だ結局雨じゃん!

この6日はね、絶対雨降らないと思っていたから、傘を持ってきてないの(強気)。

四国カルストは、一番楽しみにしていたところだから、雨じゃだめなの(我侭)。

ということで、せっかく進んだ道を引き返すことに。まだそんなに走ってなくてよかったよ。で、R33に戻って高知に突入すると晴れてくるんだよね。もぅ。

でも、走っているとうれしいことがあったのでヨシとします。

これみよがしに抜いていった車が、信号や車の流れにひっかかっていたりして追いつけたら、めちゃくちゃうれしくありません?

あれ、わたしだけ?

内心かなり笑っています。はい、性格悪いですよね(認識)。でもダメなんです。嬉しくて嬉しくて仕方ないんです。しかも今日、同じ車で2回あったんです(喜)。信号がほとんどない道だとか高速ならわかるのですが、普通の道ってそんなに急いだところで大して変わらないと思うんだけどなぁ。まぁどうでもいいんですけど。

もう1つ嬉しかったことは、R33から見える川の色がとても綺麗な緑色をしていたこと。いつぞや見に行った、四万十川の色を思い出しました。途中止まって写真を撮ろうとしたのですが、どうも色がうまく収めきれないんです(悔)。ただ川沿いを走っていただけなのに、こんなにも綺麗な景色があるんだと四国を誇らしく思っちゃったりしました。地元贔屓の目もあるんでしょうけど。

今日行く先は桂浜。しかし、進むに連れて「はりまや橋」の案内が。ノートを忘れてきたのだけどもしかして、「札幌の時計台」「鳥取砂丘」に並ぶ、日本三大がっかりの1つが「高知のはりまや橋」ではなかったか。違っていたら高知の方ごめんなさい!でも今日のわたしはそうだと思って行っちゃいました!

しかし、高知市内は路面電車が通っていて実に怖い!何が怖いって、右折が怖いんだよね。うっかり出過ぎると電車止めちゃうし。しかも今日は右折のトップだったんで内心怯えてました(脂汗)。松山にも路面は通っているから多少は心得ているけれど、それでも数々の路面電車。松山、広島、長崎、函館。あと2箇所くらいあったはずなのに忘れちゃったなぁ・・・を経験してきて、ぶっちぎりは長崎がダントツ。これは車で走った人だけがわかることでしょう。

で、さっさと車を放置し、歩いてはりまや橋を探してみることに。

ゼヨ?(笑)
ってまさか高知弁?!
はりまや交差点
路面のレールだけでも(恐)

どこかなぁ、とキョロキョロ探していると、不意に赤い小さな橋が現れました。

まさかぁ、そんなぁ!

うわ「はりまやばし」って書いてる!

こんなに小さな橋だったんですね。でも、観光客はこぞって写真を撮っています。どうやら人気のスポットに間違いはない模様。わたしもせっかくなのではりまや橋を堪能してみたいと思います。

↑の画像とは反対側からのハリー ハリーの上からの景色(道路側) ハリーの上からの景色(川側)

ハリーの全貌(横から) ハリーを渡ってみる

そしてこんなに画像を使って何を伝えたかったかというと、


「はりまや橋は、日本三大がっかりに最もふさわしい場所」


だということです。こんなに楽しんでおいて?、高知の方すみません。でも、ここはわたしの中で揺ぎ無いダントツの場所です(爆)。札幌の時計台も確かにうっかり見逃しそうになりました。でも、それとは比較になりません。鳥取砂丘はわたし、大好きな場所です。

ある意味満足し、高知市内を後にしました。ありがとう、ハリー!!(でももう行くことはないと思う)

次に向かったのが桂浜。聞いたことはあるけれど、来るのは初めて。「高知の朝市」と、「室戸岬」、「足摺岬の手前(謎)」、「四万十川」には行ったことあるんだけどね。わたしが知る高知はこれで全て(え?)。徳島に関しては一度も行ったことありません。本当に軟弱な四国人なんです(汗)。

辿り着いた桂浜には、歴史にとんと興味のないわたしでも思わずカメラを向けてバチバチ撮ってしまいたくなるような大きくて穏やかな顔をした坂本竜馬の銅像がありました。前からもよかったけど、どっしりとした後姿がとってもよかったです◎。後姿と一緒に撮りたかったけれど、人はどんどん来るし、なかなか登れないのでTAKE2にて終了。消化不良ですが仕方ない。大きなやぐらも竜馬どんの隣に建てられていて、同じ目線にまで登ることもできます。でも、工事現場みたいな感じの簡素な造りなので誰かが上がってきたら揺れますけどね。

竜馬どん、後ろから
携帯がひっかかって登れない!
竜馬どん、前から 青春です!@桂浜

この時間の桂浜はキラキラと輝いていて、めちゃくちゃ綺麗でした。石を投げている2人組を思わず撮ったのですが(上の一番右の画像)、よく見るとメンズ2人でした。てっきりカップルだと思ったんっだけど。いや、いいんですようんうん。

天気もよく、本当に形のいい海岸なので「竜王岬」まで歩いてみることに。辿り着いたそこは「え?」って感じでしたけどね。

実は、はりまや橋に向かう途中、あるちんちん電車を見つけていました。写真を撮りたかったけれど、気づくのが遅くて。それから探していたのに見つからず。しかし、龍河洞に行く途中、ついに捕らえました!

やった!ごめん、ゲット!!

かわいくないですか?「ごめん」って。not in serviceの意味で、初めは回送の電車かと思っていたのですが、この日本でそんなわけないですよね(もしそうだったらシャレっ気があって◎だと思いますけど)。どうやら「後免(ごめん)」という地名があるようでした。ふむふむ、なるほどね。

南国市の東にある土佐山田町に日本三大鍾乳洞のひとつの龍河洞があり、岩手の龍泉洞にがっかりしたわたしはかなり行くことを迷っていました。今日晴れていたら、多分来てなかったでしょう(爆)。

入場料は1000円。他にお客は誰もいなさそうである。写真が撮りやすくてこれは好都合。

早速中に入ると、いきなり狭い。頭をぶつけないように進んでいくと、案内人の人がいていろいろ説明をしてくれた。鍾乳洞内は約1kmなのだが400m過ぎくらいから変化に富んだ鍾乳石が次々と現れてくる。

左の画像のカーテンのような鍾乳石は150万年(だったと思うのだけど、15万年だったかも)かかって出来たそうだ。わたしの人生設計で1年、3年、5年、10年先。住宅ローンを組んでいる人でも35年。。長生きする気マンマンの人でも100年。そんな年数でしか時間を推測して先を見れない多くの人間に、万年単位で投げかけられても想像に難い。

ただ、その時が刻んだものの前に立たせてもらうとその驚異に、コトバを失ってしまう。

カーテンみたいです。 えらくライトアップされてました

アコーディオンみたい この2人が隣り合わせとは。!

うわぁ!!
世界にひとつしかない壷

この壷を見た瞬間、鳥肌が立ちました。

鍾乳洞で昔の人々が暮らしていた跡があるのも珍しいそうですが、こういうふうに土器が石灰分で固まって取ることが出来ないものは、ここが世界で唯一なのだそうです。

すごい!

世界で一つしかないものがここにあるんだ。これは龍河洞のパンフレットの表紙にもなっている「神の壷」であります。ライトアップも手伝って、神々しい感じがムンムンと演出されていました。

もちろんこの壷の前にもですが、鍾乳洞内には5人ほどの案内人のおばちゃんが居ます。みんなお話好きでわたし以外に人はいないので、結構おしゃべりに付き合ってくれました。こんなに従業員の人がいるのも珍しいなぁと思ったのですが、やはり折ったり乗ったり悪戯をする人がいるからだそうです。

悪戯は好きだけど、柵を乗り越えて自然を壊してまではしませんよ(汗)。1cm伸びるのに100年(?)かかると言われています。ものすごくこの鍾乳洞内は狭くて確かに頭をぶつけたり、うっかり触ってしまうことも多々あるとは思うのですが、シロウトのわたしの目にでも、折れた跡、不自然な形というのは見てとることができました。もったいないですよね。

一般的に約30分と言われている鍾乳洞見学ですが、おばちゃんとしゃべったりしていたので1時間を越えていました。でも、楽しかったです。鍾乳洞の奥地に入る探検コースもあるとのことなので、参加してみたいなぁ。必ずやまた来ます。

高知市内で2日分の日記をアップし、今日の画像処理などを済ませていたらかなり遅い時間に。ご飯、どこかで食べようかなと思っていると一軒のうどんやを発見しました。

得得です。
おぉ、得得(とくとく)じゃん。

地元でよく行くお店。ここはメニューにもよるのですが、うどんの玉数を選べるんです。最大で3玉なのですが、1玉でも3玉でも一緒の値段。ひさしぶりに、ざるうどんトリプル(3玉)でいってみました。ちなみに460円。19日のトクトクの日には数種類のメニューが半額にななるのでさらにお得です(←全部のお店がそうなのかは知らない)。

うーん、でもいつもに比べちょっとコシが足らないかも。

お腹はいっぱいになったのでまぁよしとします。

今日の寝床は、「かわうその里すさき」。あれ?この道の駅聞いたことあるけど。国道を折り返して入ったところ?狭いようで広い駐車場?もしかして、鹿児島でおばちゃんに頼まれて検索した「かつおのたたきがおいしい道の駅」なのでは?

調べてきたわけではなかったのにここに今日泊まるようになったこと、不思議な縁みたいなのを感じています。


画像の説明がいものは、クリックすると大きくなるか、違う画像が出ます。


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