2.愛子岳
6時過ぎに目覚ましをかけていたけど、全く起きる気もなく(笑)、7時過ぎ起床。
暑いのかなと思ったけど、しっかりお布団を被って寝ていました。ひさしぶりにゆっくり寝た気がするなぁ。
天気予報を見ながら、やっぱり今日のうちに縄文杉へ行っておけばよかったかと、少しだけ後悔しながらゆっくり朝ごはんを食べ、どこに行こうかしらと地図とにらめっこ。
1.白谷雲水峡散策
2.縄文杉トレッキング(起きた時間が遅いので明日以降)
3.屋久島ぐるり一周
4.ヤクスギランド散策/モッチョム岳登山/愛子岳登山
3か4・・・で悩むわけですが、ぐるり一周は天気が悪くてもよいので、今日は歩きにでかけるとします。
出発する前からちょっと調べていた、愛子岳にすることにします。名前もかわいいしね(笑)。
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愛子岳発見(・∀・) |
登山口までゴイゴイ進みます |
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停めさせてもらいます |
クリックで拡大します |
案の定、人気はありません。
頂上まで、片道4kmながら標高差は1,050m。特に800mまでがきつい登りとなりそうです。(コースタイムで往復6時間ちょっと)
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登山道入り口 |
この木があると、ぱっと明るくなります |
最初は調子よく歩いていくわけですが、さすがに登り一辺倒で特に景色もひらけてないとなると、面白くなくなってきました(笑)。キョロキョロと花を探しながら歩きますが、見つけることも出来ず・・
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わかりにくいけど、登ってばかりの道 |
あ、かわいこちゃん見つけた(・∀・) |
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やっと800m地点まで来たー |
しるべの木 900m地点かな |
親切なのは、標高100mごとにちゃんと案内をしてくれているところ。
・・・しかし、それにしても、昨日白谷雲水峡を歩いたときに思った「森」という感じが、この愛子岳でもします。確かに登山道はあるのだけど、ちょっとぼやっとしていたら、迷ってしまいそうな気がするのです。
そんなことを考えながら歩いていると、遠くから熊鈴の音が聞こえてきました。
「こんにちは」と颯爽と去って行った男性は、尾藤イサオにそっくりです。なんて健脚なのかしら(・∀・)。
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40m下ると水場があるらしいけど? |
あ、ハートに見える(・∀・) |
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岩が出現してきました |
ロープ場もあり |
何か所かロープ場を繰り返しながら頂上を目指します。体が重いので、上がらないのではと心配しましたが、進めてよかったです(笑)。
山頂手前に足を投げ出して寛ぎたくなる岩場があったので、しばし休憩。
尾藤さん(仮名)はとうの前に頂上に着いているはずなのに・・・なかなか降りてきません。できれば、静かに頂上を占有できればと思うのですが、お昼ご飯も食べたいので、進むことにします。
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景色はいまいちだけど、気持ちいい(・∀・) |
あとちょっとだ |
たどり着いた頂上には、尾藤さんが佇んでいました。
「こんにちは」
「こんにちは」「天気は悪くないのに、(ガスっていて景色が見えなくて)残念ですね」
でも、尾藤さんは、ニコニコしていて、清清しい表情をしていて、ちっとも残念そうではありませんでした。そんな表情を見ると、もっと早くに上がってきて、尾藤さんと言葉を交わせばよかったと、思いました。
わたしは一人で旅にでかけることが多くて、あまり人が多い場所を好まなかったり、わたしの興味ある場所があまり人気のあるところではない、ということもあって、訪れると、貸切状態であることがよくあります。
それを、寂しいと感じる人もいるのですが、幸か不幸か、今日というこの日のこの時間に、ここにいるのはわたしだけなんだと思うと、すごく嬉しくなる人間だったりします。もちろん、大切な人と共有するのもいいんですけどね。一人でも、全然いい。んー知らない人なら、むしろ一人がいいかも(笑)。
だから、そんなわたしが、まともに言葉を交わす前に、「もっと早くに上がってきて、尾藤さんと話せばよかった」と思ったことは、とてもとても珍しいことだったわけです。
お互いに腰をかけることもなく、たったまま30分も話していました。
尾藤さんは、屋久島の人であること、一人でよく山に登ること、愛子岳ではあまり観光客に遭遇しないので、今日わたしに会ったことに驚いていたこと、今日は仕事がお休みで晴れると信じて登ってきたのにダメだったこと、今年は雪が多くて、いつもは雪が降ると決して歩かないけど、白谷雲水峡を歩いてとても感動したこと、などなど
今日という日に、わたしがこの山に登ることなんて、ほんの何時間か前に決めたことなのに。他の観光客の人は誰一人登ってこないのに。
あまり好きでないタイプの人と出会ってもそうは思わないのに。良い出逢いには、それは特別なことで、感謝したがる傾向があるのか、そのように考えてしまいます(・∀・)。
結局、尾藤さんの本名もわからなかったし、一緒に写真を撮ったりもしなかったけど、お話できてよかったと思うわけなのです。
尾藤さんが下られた後、休憩タイムとします。
晴れていたなら、360度見渡せる景色なのだそうですが、今日はほとんど見えません。ま、しゃーない(・∀・)。
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今日はガスってました |
愛子岳頂上にて |
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頂上は、そこそこスペース有り |
食事休憩中 |
30分ほどゆっくりしてから、下山開始です。
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すると、あれ?!
ロープで下ったところに、一本のステッキが。わたしが登っているときにはなかったので、尾藤さんのものと思われます。ステッキも一緒に下山するとします。 |
忘れ物のようです |
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ガスってきて、さらに道が広く見えます |
どんどこ下っていると、道が・・・?
赤テープを目印に歩いていたのですが、生態調査のための?ピンクのテープと間違えて進んでいたようでした。あっちにも、こっちにも進めそうな箇所がいくつもあり、今日だけで道を3回も外れていました。こんなことは初めてです。
最後は大きく間違えているようだったので、方位磁針と地図で方向を確かめて戻りました。 |
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調査のための?ピンク印と間違えました・・ |
下山したのが17時。
えらい時間がかかりました(笑)。
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100均でお買い物 |
警察にステッキを届けます |
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買い物をしたりして、宿に帰宅。シャワーを浴びてさっぱり(・∀・)。
体が野菜を欲していたので、大量にほうれん草を炒めて、納豆も食べておきます。あと、フリーズドライのカレーと。温泉にでも行こうかと思いましたが、お腹が満たされたら面倒になりました(笑)。 |
いただきまーす(・∀・) |
明日は天気が悪そうです。
どこに行こうかな、なんて考えながらガイドブックを見ていたら、いつの間にか眠りについていました。
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