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バンバンと行く、日本旅 2013
3日目:2013年7月18日(木) はれ
バンバン走行距離:397.3km  費用:5,217円
(うち、ガソリン代1,407円 宿泊費2,300円)
●出発地●熊本県 阿蘇山三合目坊中キャンプ場 ●宿泊地●宮崎県 宮崎市のネットカフェ

●ルート概要●

熊本県道111→R325→R265→県道135→林道?!→R57→R502→R217→
大分県道501→県道604→R388→R10



電灯に虫が集まる音。
やさしい霧雨がテントをそっと叩く音。
暑いのか?寒いのか?

一晩中、うとうとしていたみたい。日中の身体の火照りと多分少し旅に出た興奮で眠れなかったんだろう。

6時前か。どうせ眠れないなら起きようかな。

さっきまで何ともなかった身体がおかしい。右肩があがらないのだ。肩こり?慣れない態勢で運転したからかな。救急セットに入れておいたフェイタスを肩や腰に貼っておくことにする。貼らないよりはマシだろう。

この暑さが南へ行くにつれ増していくなら、多分わたしは眠れない。キャンプ場は幸いにも携帯圏内だ。目星をつけていた鹿児島の宿を2泊予約しておくことにする。パコパコ携帯だけど、それでもネットで予約できるって便利だ。今日は明日に備え、宮崎のキャンプ場に泊まる予定。

7時ごろ、バイクのお兄さんは旅立ったようだ。わたしも、と思ったけど、毎度のことだけど、グランドシートの汚れが気になって気になって。ふき取り作業をしていたら8時近くになってしまった。他はそんなに気にならないのに、どうしてこれだけ神経質になってしまうのか謎である。

山なのに蚊はほとんどおらず、静かで快適だった。夜通し炊事場とトイレは電気がついていたため、行くときには虫攻撃に警戒しながら行ったけれど。ゴミ捨ても大丈夫。天然の芝生なのでフカフカだった。

今日のルートからすると、昨日いきなり南下したほうが距離は短かったけれど、最初に阿蘇のキャンプ場に来たのは、天気予報で確実に天気がよさそうなときにテントを試してみたかったのと、夏休みに入る静かなときに過ごしてみたかったからだ。

今週末から団体の人の予約が入っているそうだし、よいときに来れたようだ。でも、正直ソロキャンプ1泊1,000円ってのはどうかなって思っちゃうね(笑)。500円くらいだとありがたいのにね。

さて行きますか(・∀・)

全然食欲はないので、お腹が空いたら何か食べる方向で。8時前に出発。

さて、と、バンバンに跨ろうとしたら、
びりっ!!

えらい派手な音がしたで〜!慌ててトイレに行き、パンツを見ると見事に破れていた(マジか)。ジーンズは股に余裕がないから、今日は山登り用の黒パンにしたのだ。ちょっとはストレッチなのだ。しかも、結構いいところの高いやつなのだ。ぴったりパンツというより、むしろちょっと余裕があるパンツなのだ。

で、破れるかぁ?!

ま、破れたんやけど(笑)。でも、幸いぱっくりは開いていなかった(ほつれ程度)。というわけで、今日はお尻を隠す方向でこのままスタート(え?)。

阿蘇山上方向に上がっていき、ぐるっと周って竹田→佐伯(大分)方面へ出るつもりだ。

グイグイ行きます
ほのぼの(・∀・)
仲良しかな?
うぅーん、何て書いてるの?
見てたらドキドキするよ

茶色の牛さんを見ていると、背中に何か文章のようなものが書いてあるけれど読めなかった。何だろうすごく気になる。

気づいてはいたけど、山頂は曇っていてどんより曇り空。山頂の有料道路は諦め、一転どんどん下っていくことに。

残念(´д`)
でも下は晴れてるもんね(*´艸`*)

山頂は残念だったけど、今日は間違いのない晴れなのだ。上りも感動するけど、下りも感動だ。もう、どこまですごいん!ってずっとブツブツ独り言(笑)。

R265に入ったら今度は触るもの皆傷つけそうな根子岳がお出迎え。ギザギザ具合が半端ない。

ギザギザだよ!

R57を走って竹田を目指すのも面白くないかなと思い、県道135にて竹田を目指すことに。静かで涼しくてこりゃええわいと走るけど

熊本県道135入りまーす
交通量皆無!
にぎやかすぎるやろ(笑)

県道ワッショイな案内を見つけたところで、

あれま!

通行止め?!(゚Д゚)

奇跡的におじいちゃんを発見できたので道を尋ねると、親切に迂回路を教えてくれた。もう本当に親切に何回も繰り返して教えてくれた。これで助かったぁ(´д`)。

ふむ、きっとこの林道だな

この林道やろう、と侵入。

ブイブイ〜!

・・・なんか違うかも・・・

と思いながらも気持ちがいいもんで走っていると、道の駅波野近くのR57に出たという。


結論:全然東へ進めてない。


せっかくおじいちゃんに教えてもらったのに、と少々へこむ。もう、激しく暑いから、信号のない道で少しでも東へ進みたかったのに。残念。R502に乗り換え、あんまり暑いので道の駅原尻の滝にて休憩。

懐かしい場所にバンバンを止め、滝を観に行くけど

ここで車中泊したよ
んー
ふーむ

・・・ということで、気を取り直してチューリップソフトで涼を。

バニラにすればよかった(笑)

うむ。これも微妙だった。球根のパウダーが入っているみたいだ。味はいちご味の薄い感じ。うん、薄すぎて(笑)。

さぁ、まだまだ東へ。

ありがたい

重複道路にちゃんと表示してくれているのは本当に助かる。どっちか片方しか書いてないと、 自分が思っている号線じゃなかったら不安になるから。

12時前に佐伯市に入るけど、ここから鶴御埼(九州最東端)は遠いのだ(笑)。道は悪くないんだけど。

気持ちいい(・∀・)
入り口着!

知ってはいたけど、平成18年4月から無料開放された様子。わたしが以前来たのは平成17年だったから、有料での最後の年だったのか。ちなみに当時はこのゲートで300円払って入ったのだ。

確かそのときに、こんなにいいところなのに人がいないなんて。それなら無料開放すればいいのに、って思ったはずなんだけど、無料開放した今も、人は皆無という(残念)。

で、バンバンに乗ろうとすると、またもや
びりっ!!(派手な音)

もう気にせんと行こうや(真顔)。

見えた(・∀・)

さらに進むと、鶴御埼灯台が見えてきた。要塞跡も残っていて、散策すると楽しいはずなんだけど。もう暑すぎるので、最東端の碑と展望台にあがるのだけでよしということで(笑)。

灯台の下が要塞跡

灯台の裏手を少し歩くと最東端の碑があるのだが、
えええっ

ヨロヨロなのを四方からワイヤーで引っ張って立たせてもらっているという。(写真だとわかりにくいかも)

こんなんでええの?(゚Д゚)
これはさすがに・・

こんな感じで張っている。本当ひどい。

九州最東端に来た満足感より、このヨボヨボ姿を見てしまったことに、衝撃を受けてしまったわたし。そしてさらに。

・・・あーあ
寂しいね 切ないわ。

灯台には、資料館のような小さな建物があって、当時は管理人さんがいて館内に周辺に流れ着いてきた浮きをずらっと展示してくれていたのだ。そんな影は全くなかった。幸い鍵がかかってなかったので中に入ってみたけど、さびしくなってしまった。廃墟のようだ(´д`)。

だけど、変わってしまったものを目の当たりにすると、でも、変わらないことの凄さをなお、感じたり。

鶴御埼灯台
プレートゲット
本当に景色がいいの

場所を変えて、展望台へ。汗だくに追い打ちをかける。

いくぞぉ(・∀・) ついたぁ(・∀・)
最高(・∀・)

変わらないでいることって、変わっていくより難しいことなのかな。
なんてとりとめないことを考えてた。今回も変わらず感動できたことがうれしい。

汗が引くまで居て下ったのに、もう動き始めるとダメである。

ひとやすみひとやすみ

100円のコーラーをぐいっ。つかの間かもしれないが、生き返る。

もう今日はこの辺でテントを張らせてもらったらいいんじゃないかと怠け心が出たりするけれども、とりあえず進めるところまで進んでおかないと。さぁ、宮崎方面に南下しよう。

R388を目指しますか
ひゃっほい(・∀・)

R388、R10で進んでいたけど、ときおり現れる無料開放された高速?に本当に助けられた。

助かるー!
救われたよ。

トンネルも多いし、何より適度にスピードが出せて涼しくて生き返ることができた。気分転換にもなるしね。125cc以下だと走れないから、こういう面で200ccあると助かる。

しかし、ここからが問題。今日はキャンプ場を目指していたのだ。第1候補が高鍋海水浴場キャンプ場、2が石並川、3が河原自然公園。

道の順番的には2→1→3かな?なのだけど、2は通り過ぎ、1は営業前(7/20から)、3はスタッフの方が帰っておらず、電話をかけるも電話が使われてないという案内(笑)。

特に高鍋海水浴場は本当にいろんな人が親切に道を教えてくれたのだ。スパイダーマンのサンダル履いてるおばあちゃんにも教えてもらったのにね。なのにね。営業前だなんてね。宮崎は暑いから海の日から営業していると勝手に思い込んでいた。

そんなこんなで、とりあえず時間をつぶそうと温泉へ。日が暮れてきた。19時半。夜の走行はいやだけど、ま、宮崎市内へ行けば、お金を出したら何かどうにかできるだろう。

とりあえず温泉にでも入ろう( ゚∀゚ )

受付のおねえさんに「この辺にネットカフェってありますかね」と物は試しに訊いてみると、「確か20分くらい市内に向かって走るとあったと思います」との返事。左手にあるというのも確認済。よしよし、これで安心してお風呂に入れるね。

入ると、地元のおばちゃんたちの憩いの場になっているようで、みんなが挨拶をしてくれた。シャワーの使い方がわからなくて、アタフタしていると、そんなわたしの姿を見てこうしたらいい、ああしたらいい、とごくごく自然に教えてくれた。「働いてないけど、おばちゃん忙しいんよ」訊いてもないのにおばちゃんの1日のスケジュールを教えてくれた。お風呂上がりの脱衣所でも延々と話は続く(笑)。

何か、こういうのたまらんわ(・∀・)。

道を尋ねたときの地元の人の何キロとか何分というのは、実はあんまりあてにしていない。経験上、ほとんど正しくないからだ(笑)。でも、お姉さんの20分は本当にどんぴしゃだった。ネットカフェの場所を確認して安心してから、近くのうどんやさんへ。

やれやれ いただきまーす。

受付を済ませて、えっちらおっちら荷物を運ぶ。バイクは少し離れた、通りに面したところに置かないといけなかったから、ちょっと心配。面倒くさいけど、荷物を取られて後悔するよりはいいかと運んだけど、運んだら部屋がいっぱいいっぱいになってしまった(笑)。

今日はバンバンのヘッドライトが切れてしまったようだ(ハイビームは使える)。ふむふむ、ガムテープで上側を塞げばいいのか。メモメモ。今日、できるだけ端っこを走っていたけど、それでもわたしの前の人はまぶしかったはずだ(迷惑)。調べ事ができるのは本当に助かる。鹿児島市内に2りんかんがあるようなので、行けたら明日行こうと思う。

使わなかったけどシャワールームもある。食べなかったけど100円でカレーも食べることができる。ドリンクバーも利用可能。ネットもできる。個室なのに音がまる聞こえなのと、コンセントがなくて、携帯やデジカメを充電しようと思うと、受付近くのブースにいかないといけない、というのがちょっと邪魔くさいくらいで、ダラダラ過ごす空間としては最高かも(笑)。

無事に夜を明かせるスペースがあることに感謝。明るいうちに宿泊地は確保しておくように心がけよう。


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