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バンバンと行く、日本旅 2013
48日目:2013年9月18日(水) はれ
バンバン走行距離:?km  費用:5,219円
(うち、宿泊費100円、ガソリン代773円)
●出発地●
北海道帯広市大正カニの家
●宿泊地●
北海道ライダーハウス

●ルート概要●

R236→道道34→R336→R236



7時半に起きると、既にジェベルの九州のお兄さんと125ccの関東のお兄さんが旅立っていた。全く気が付かなかったなぁ・・・失態だ。

昨日、さるくんに教えてもらった近くのアクツというお店で買ったカステラの残りを食べながらまったりコーヒータイム。

あんまりにも天気がいいので、外に出て日向ぼっこをしながら、アメリカンのお兄さんとさるくんとおしゃべりをした。2人ともてんこもりの荷物をバイクに載せている。毎年こうして北海道にやってくるのを楽しんでいる旅人。

今週末には北海道各地でいろんなお祭りがあるから、そこまで北海道に居ればいいじゃん、と言われて心が動く。1日だけ泊まらせてもらうつもりだったけど、今日だって、バンバンに荷物を載せてみたものの、行き先をまだ迷ってる。

もう1日ここで過ごそうか。2人ともっと話したいな・・・

特にさるくんは、とっても不思議な男の子。独特な話し方、独特なものの捉え方をする。今までの轟データにはないタイプの青年だ。

だから最初はとっても戸惑った。でも、何時間か一緒に話していると、自分の世界観をもちつつも、人をとってもよく見ていて、和を乱さないように、いやむしろ、常識からも外れないようにみんなを導いてくれているのもわかった。(旅に出て開放的になってしまう部分において、という意味)

オサレなログハウスだよ
カニの家正面 キッチン
女子部屋 リビング

昨日の夜。
寒いからそろそろ帰ろうとカニの家に入って、みんながリビングで話している姿を、窓ガラス越しから2人で眺めていた。飲み干せてないビールを片手にさるくんと暗闇の中で話していると、驚くほどにそれぞれみんなに感じたことが似ていた。こんな人には会ったことがないというくらい・・・考え方や感じ方が似ているのかな?

わたしは旅に出た理由だとか、自分のことはほとんど何にも言わなかったのに、さるくんにはわかっちゃったのかなぁ。

「ねーねー(わたしのこと)は、ねーねーのままでいい」と言ってくれた。泣いてるわたしの背中をさすってくれるようにね。(泣いてないけどね(笑))

今日も天気がいいや(・∀・)
京大くん、本当にいい笑顔だ! アメリカン兄さん、さわやかすぎ
お似合いの2人。仲良くね(・∀・) さるくん、いろいろありがとう!

お出かけしたり、旅立つみんなを見送った後、「やっぱり行くね」とさるくんに伝えた。
どこかに停滞すると、このままずっと北海道に居たくなっていまいそうだ。最近別れが辛すぎて仕方がない。

おかしいな、こんなはずじゃなかったのに。
わたしは随分大人にもなったんだし、バンバンに跨って、さらっと「じゃぁね〜」って、次から次へと北海道を周って終わるはずだったのに。辛い別れも、今まで幾度となくしてきたはずなのに。歳重ねた分だけ、慣れたはずやん?おかしいな。

「じゃ、またね(・∀・)」そう言って、さるくんに手を差し出した。また会えるといいな。

おいしいケーキやさん えりも岬に向かいますよ〜!

天気の良さにどれだけ救われたかわからない。天気が良かったから、前へ前へと、襟裳岬を目指すことができた。

海がキラキラやぁ!
今日は本当に天気がいい!
この道本当に気もちいいよね!

途中、34号線を走っていると展望台があったので、そこまで少し歩いてみることに。絵画から飛び出してきたような風景やね(・∀・)。

うむ??なんだ?!
絵になる展望台やね(・∀・)
上からの景色

風は相変わらず強いものの、襟裳岬にも秋晴れのさわやかな空が広がっていた。

えりも岬到着! 霧じゃなくってよかったぁ。出会う人、出会う人も言ってたけど、この間比布でやり過ごした雨から、天候がガラッと変わったような気がする。何がどうと言われても説明し辛いけど・・・

あえて言うなら、わたしが知ってた「8月下旬からの晴れた日が多い秋の空の北海道」にやっと変わってくれたって感じかな。

襟裳ラーメン(?)と迷ったけど、やっぱり三色丼でお昼ご飯。
えりも3色丼いただきまーす!
霧が出てなくてよかった〜!
風つよし( ゚∀゚ ) 襟裳岬灯台
さ、進むかぁ!

日高本線の終着駅の様似駅に寄ってみるものの特に目ぼしいものはなく、たまたま地図に書き込んでいた浦河灯台に寄って写真を撮ってみたり。

様似駅に行ってみた 終点の駅なのになんもなかったなぁ
浦河灯台に行ってみた
プレート 電線が多かったなぁ(´д`)

初めてじゃないから知ってはいたけど、確かに襟裳岬から苫小牧にかけての道が長すぎた(笑)。天気が良かったから救われたけど、「えっ、このルート走るの?」「何にもないやん?」とみんなが口に出すのもわかるよね。

ま、それでも1回はバンバンで走ってみたかったから走ったけど。1回でいいかも(´д`)。

ライダーハウスでお世話になります 今日は日高や浦河にある無料の情報ステーションに泊まろうかと思ったけど、残念ながら見つけられず。

それならばと新冠のトレインハウスに、と向かってみたものの、道の駅の方からもう数年前になくなったと教えてもらった。かわりにどうですかと、勧められたのが節婦駅近くにあるライダーハウス。

ご厚意で泊めていただけるということなのでお世話になることにした。
ホーマックでオイル交換させてもらいます オイルと箱もゲット
急いで温泉に行って。。。 あとどれくらいバンバンで走ることになるのか全く自分で見当もつかないので、来る前に見つけたホームセンターへ行って、自分でオイル交換をすることにした(オイル缶と廃油のごみの処分はスタッフの方が快くOKしてくださった)。

あとはブログに書いた通り。北海道では、最後まですんなりオイル交換ができなかった・・・

急いで買い物をして、温泉に行って、ご近所のみなさんに迷惑を掛けないようにライダーハウスに戻った。
ただいま〜!
バンバンも中に入れさせてもらって 1Fで寝させてもらいます!
マックスで買ったもので夕ご飯とします オーナーさんのキャンピングカーが置いてある車庫の1階と2階部分に寝床がある。今日はわたししかいないので、1階を陣取って就寝。お布団があるのがありがたい。

いつかわたしも、おばあちゃんになってからでも、こういうことができる人間になれるといいなぁ。

なんて思いながら眠りについた。

最近夜になると誰かとしゃべって笑っていたから、今晩はひどく寂しい夜に思えて仕方がなかった。今までのわたしなら、やっと一人になれたと、安堵したに違いないのに。


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